10月17日から19日の三日間明治青年大学の大学祭がありました。
1日目は開会式、記念演奏、作品展示など、長寿の方々の祝い授与もありました。学生総数700名余、その内米寿(大正14年生まれ)の方は男性3名、女性6名。傘寿(昭和8年生まれ)男性20名、女性22名。皆さん元気溌剌です。2部はマリンバ鶴岡たみ子さん、ピアノ大泉勉さんの演奏会です。プログラムは私たちがよく知っている童謡からクラシックまで多彩な曲、てんこ盛りでした。
2日目は芸能大会。各部活の方々、又個人的な学習成果発表です。
コーラス、歌謡、詩吟、民謡、民舞、レクダンス、すくぇアダンス、社交ダンス、フラダンス、ファッションショーなど多彩です。
私はコーラスは難しいので、誰でも歌えるクラブ、童謡を歌う会での発表です。何度も練習したはずなのに出だしが揃いません。が、今までで一番揃って歌う事が出来たと思っています。
3日目はダンスパーティ、囲碁、将棋大会、俳句大会、里山自然観察会は地底の森ミュージアムの見学、その後講演会です。
私は里山自然観察会へ参加。
地底の森ミュージアムへ行ったのは3回目ですが周りの氷河の森を歩いたのは初めてです。
ここは旧石器人の活動の舞台となった2万年前の風景を「氷河期の森」として復元されています。今より平均気温が7~8度も低くトウヒやダイマツなどの針葉樹に覆われ、シラカンバ、ハンノキの広葉樹も混じっていたようです。ここには鹿などが越冬のためにやってきたので狩りをする最適の場所だったとか。
屋内では今より2万年前は5メートル下に埋もれていた、当時の地形や、植物、生活の様子が実感できるようになっています。初めて見た時もそうですが2万年前の人たちがたき火をしたり、たき火を囲みながら槍をなおしたり、その時代の木の根があったり、鹿の糞なども見つかりそのままの形で保存したアイデアは凄いと思います。
ここは湿地帯であった為、木の根なども腐らずそっくりそのまま残ったのだそうですが、それが偶然に見つけられたのも奇跡です。
一瞬その時代に紛れ込んだような気になり、ロマンを感じます。
今回はカメラを持っていかなかったのでパンフレットからの写真です。
外観です
復元された2千年前の針葉樹を主とする湿地林
当時の針葉樹が植栽されています。
屋内の遺跡は針葉樹の根やたき火跡が当時のまま保存されています。
当時の生活の復元図
今企画展で、考古学から見た津波の影響や地震などの災害の跡が展示されています。
いらした事がない方は是非一度訪ねてみる事をお勧めします。