日々これ楽日

桜情報を機に始めたブログがH25年猫は天国に、娘は結婚、夫は認知症と一気に環境が変わって老老介護の記録になって来ました。

8か月振りのおやつ

2019-07-19 22:59:16 | アルツハイマー病

今年はいつまでも梅雨が明けない肌寒い毎日が続いていますが今日は急に蒸し暑い真夏日になってきました。

 

夫は私が病室に着いた時はいくら声をかけてもぐっすり寝ていて目覚めません。

それでは裏技を!
足をくすぐるとまだまだ感覚は残っていて足を高く上げニコニコ。

 先日から11回のゼリー状の食事に加えてプリンやゼリー等を食べさせたいと言語聴覚士(ST)さんにお願いしましたが「まず先生にお聞きして」と言われ看護師さんにおお願いして先生に伺ってもらいました。結果、「1週間に1度くらいならいいでしょう」とお許しが出ました。
夫は糖尿病があるのであまり食べすぎは無理なようです。

今は中心静脈から800カロリー。ちょっと少ないと思いますが体重はこちらに移ってから49kgを行ったり来たり。ゼリー食を食べるようになってからもさほど変わらずにいます。
血糖値もそれなりに管理されて、丁度良く調節されているようです。
(この頃またインスリンが多くなっているようですが)

 それでも少しでも病院食以外に食べる事が出来るようになったのは何よりうれしい事でした。
今日早速黒糖入りのわらび餅を持って行きました。黒糖は私が好きなのですが・・・。

病院食以外の物を食べるのは8か月振り。

本人より私が嬉しい日になりました。

この頃食事の介助は看護婦さんや介護士さんでしたが今日は作業療法士(OT)さんが見えて「今日はSTさんが見えて一緒に〇〇さんの食事の様子を見学せて頂きます」

という事で久しぶりにSTさんが嚥下の様子を見ながらの食事でした。

途中OTさんが食べさせてみたいと代わって食べさせて頂きました。一口一口ゴクンと喉ぼとけが動くのを見届けての食事です。

夫は途中寝込む事もなく完食。

終わってから別腹に私の持ってきたわらび餅を食べさせてもらいました。ちょっとゼリーより固かったようですがこれも完食。(ついていたきな粉は 無し)

次はもう少し柔らかいゼリーを持って行く事にしよう!!

 「〇〇さんは呑み込みも噛むのも上手ですね」とSTさんに言って頂き私たちが笑っていると夫もとても良い顔をしてニコニコ。
私たちもその笑顔にまた嬉しくてニコニコ。

 

今日は嬉しさが溢れた面会でした。


おむつ交換

2019-07-07 22:50:00 | アルツハイマー病

今夜は七夕。雲が厚く覆っています。仙台は8月が七夕です。

今年も半分以上たってしまいました。

夫が誤嚥性肺炎で入院して7ヶ月余。
転院してから4か月以上たってしまいました。

今の所高熱を出す事もなく現状維持を保っています。
食事は一日一回昼食だけゼリー食です。

いつも夫は夏でも足が冷たいと言って靴下をはいて休んでいました。

入院してからも触ってみると足が冷たいので靴下をはかせています。

先日いった時も靴下をはいているかどうか確かめようとタオルケットをめくると何やら強い臭いが・・・・。どう考えても夫からの臭いです。

ここでは10時、2時、・・・と時間を決めてオムツ交換です。

便秘がちな夫はいつもどうしているのかと気になりながらもなかなかお聞き出来ずにいました。
家にいてもすぐに気づいて取り換えていた訳ではありませんが「今はなかなか気づいてもらえないのだろうな」と思ったら思わず涙があふれてしまいました。

今回は明らかに臭っているので丁度通りかかった介護士さんに「どうもお尻が臭うので取替をお願いしたいのですが」とお願いするとすぐに準備をしてきて取り換えてもらいました。

「今朝少し緩くなるようにお薬を飲んで一回少しだけ出たのですがまだ残っていたのですね。今のと合わせて一回分くらいですね」

いつも忙しそうにしている皆さんなので本当に感謝でした。

お尻を奇麗にしてもらい間もなくお昼ご飯でした。

自分の要求も出来ずに一日一回のご飯も食べさせてもらい後はただ寝ている夫を思ったらまた涙が出てきました。

ただせめて口から食事をと願っていた頃を思うと形がない食事でも食べられて「おいしい?」と聞くと微かに頷いているのはそれだけで嬉しい事だと思っています。

でもやっぱり何事があっても不平不満を言う訳でもない今の状態は夫にとって不本意な事だろうと思います。が、そう思わずにいられるのは幸せなのかもしれません。   

涙。