日々これ楽日

桜情報を機に始めたブログがH25年猫は天国に、娘は結婚、夫は認知症と一気に環境が変わって老老介護の記録になって来ました。

断捨離

2020-11-30 23:52:30 | 認知症

今年も残す所あと1か月。
今年はコロナに開け3月からは病院も面会禁止。
今も収束の見込みはつきません。夫に会う事も叶わず9か月。

私はのんびり過ごさせてもらっています。


夫がもう少し元気な頃、断捨離を考え夫の物を少しだけやったのですが結局たくさんの物が残っています。

夫はいろんな事に関心を持ち集めるのも大好きでした。

切手、クラシックCD、DVD、レコード、オーデオ機器、何台ものカメラ、そしてレンズ類、それらに付随する機器など。私には何に使うのかもわからない物もあります。

ただまだ病院にいる今の状態の夫の物を処分するのにはためらいがあります。

今まではその気持ちが大きくて断捨離が出来ませんでしたが私自身膝の痛みが加速し、体力にも自信がなくなってきて「いまやらないでいつやるの?」「やっぱり今でしょ!」と夫には申し訳ないと思いつつ少しずつ片づけ始めました。

まず分かりやすく整理しやすかった切手からです。

どのようにしたら良いのか分かりませんでしたが近くにある買取屋さん?に一部を持って行き親切に色々教えてもらいました。

今は切手を集める人も少なくなり手紙よりもメールを使う事が多く、同じように企業もメールになり実際に切手を使う機会も少なくなっているので切手の相場は安くなっているとの事。
確かに私自身も手紙を出す機会は少なくなっています。

売るには記念切手のシート(1枚50円以上の物)で額面の6割、バラ(シートで無い物)では5割が相場という事でした。

それを頭に入れてパソコンで検索してみると5~6割の情報が多い中、切手を多く扱っている所は50円以上のシートでは額面の8.6~8.7割、50円未満でも8~6.5割の所がある事が分かりました。

宅配で引き受けてもらえる所もあったのでそれを利用してまず手始めに少しだけ送ってみました。
するとすぐにきちんと入金もされて来たのでここをここを何回かに分けて利用する事にし、暫くかかりましたがそこで殆ど処分する事が出来ました。

メルカリなどで個別に値段を付けて競り合って売る事もできるようですが、たくさんあると写真を撮ったり情報をつたえるのもかなり手間がかかります。その前に私の知識が追いつきません。

珍しい切手には利用価値がありそうです。

今はネットを使って色々な方法があるようですが昔人の私にはその知識に追い付く事も難しく、出来るようになるまでの集中力も失せ利用が出来ません。

断捨離もただ捨てるのは簡単ですがリサイクルできる物は少しでも有効に使いたいと思います。
今は捨てるだけと思っても必要な人がいれば資源を生かしてもらいたいのです。

我が家ではまず切手を売った事でお墓も買う事が出来ました。

お父さん、お父さんがコツコツ貯めた物ですが少しずつ断捨離させてもらっています。
ただ捨てるだけでなくどこかで再利用して貰えることを願って断捨離していますよ。

そのおかげで私たちのついの住処も用意出来ました。

ありがとう!!

断捨離、もう少し頑張ります。
お父さんも面会出来るようになる事を祈って頑張って下さいね。


オンライン面会

2020-09-14 22:14:13 | 認知症

一気に秋がやって来ました。

コロナコロナの騒動はここ仙台ではこの頃微妙に増え続けています。

 

夫の病院が面会禁止になって半年余。

私はのんびりさせてもらっていますがやはり病院にいる夫が心配。

病院も色々工夫してお見舞いメールも受け付けてくれて夫のように自分で何も出来ない患者にはメールを送ると本人に読んでその反応を知らせてくれます。



看護師さんが読んでくれてその結果を係の方が報告してくれます。

「手紙を目で追い、微笑んで、涙ぐまれていたそうです。」

今まで面会に行った時の反応を思い返すと本当に分かっているのかなと半信半疑。

ついそう思ってしまいます。

 

 

今回はオンライン面会を企画していただきました。

9月8日から週に二日(火、木)午後2時から30分毎に4回です。

木曜日早速行ってきました。

夫の入院病棟とはまったく別の病棟で若い係の方が3名準備をして待ってくれていました。

夫の方は何人かの看護師さんたちが病室から同じ階のホールに移っての面会の様です。

この面会の為にたくさんの人の手がかかっている事に感謝です。

テレビ画面に向かって

「お父さん元気?」
「手を振ってみて!」
「目を開けてみて!!美人の奥さん??が面会に来たんだよ」(ますます理解不能の様です)
マスクもしたままなのでますます分からない?

         

 

帰り際先生に面会をお願いしていましたが先生はお休みで看護師長さんに会って頂きました。

面会禁止になる前に1週間に1度ですがおやつを食べさせてもらっていたのでおやつを持って行き


「又おやつを食べさせてほしい」とお願いしましたが「時々熱を出しているので今は無理ですね。実は今日も微熱ですが熱があり食事も止めています。」

 

次の日先生からお電話を頂き、夫の現状を伝えて頂きました。

この頃食事を(1日1回、ゼリー食)取ると微熱ですが熱が出る事があるので今は食事を休んで様子を見ている事。

面会禁止になる直前からつけていた尿管も時々管が詰まって顔が真っ赤になったりしているので今は又オムツにしていてそこから熱が出る事。

とてもおやつの話は出来ませんでした。

色々気配りしていただいている事に感謝しつつ覚悟を決めなければと改めて思いを新たにしました。

 

近所の方でこのコロナの折、奥様が入院しているご主人はいつも心配していましたが面会も出ない内に亡くなってしまいました。

友達の高齢のお兄さん、相次いで義理のお姉さんが亡くなり面会も出来ずお葬式にも遠くからは来る事も出来ず寂しいものだと話していました。

 

そんな話を聞いて寝てばかりの夫は段々体力がなくなって来るのだろうと覚悟をしつつおやつも食べられず直接面会もできず。今の夫は分からない事がかえっていいのかと思う事にしています。

病院の方々も今のこの状況を少しでも良い方にと考えて下さっているのだと思うと不平も不安も贅沢な悩みに思いますがやっぱり今のコロナから抜け出せたらと願ってしまいます。

心が折れそうになるこの頃です。

 


残暑見舞い

2020-08-19 00:57:21 | 認知症

暑い暑い8月。

いつの間にかお盆も終り,いつもなら秋の気配で肌寒い日もあるのですが今年はまだまだ暑い日が続きそうです。

でも自然は凄い!昨日、今日は夜になると微かに秋の虫が鳴いています。松虫??

 

病院は今も面会禁止。

毎月の請求書と一緒に入ってくる書類に医療区分という1か月の治療などが記されている書類とリハビリテーション計画書なる物が同封されて来ます。

相変わらず時々熱を出しているようです。

先月には端座位が少し保てるようになったとありましたが今月は端座位に至るまでの起居動作介助量が軽減しましたと記されていました。少しでも一歩前進は嬉しい事です。

今はその書類によって夫の状態を知るばかり。

 

先日お世話になっている病院に残暑見舞いのハガキを出しました。

時々熱を出しているようなので体力が少し心配な事。ただこんな中でもリハビリをしていただいている事に感謝している事をお伝えしました。

 

すると看護師さん、先生からお電話を頂きました。

ハガキを出した事によって色々思いがけず夫の現況を知る事が出来て嬉しいサプライズでした。

「今も時々微熱程度の熱を出す事はありますが、時にはニコニコと元気に過ごしています。

5月には帯状疱疹も出来ましたが大したことなく終わりました。

まだ時期ははっきりしませんがオンライン面会を考えている事、500床もあるのでなかなか捗らない事」など。

 

まだまだ先の見えないコロナです。

やっと病院も対策を考えて下さっているようです。

会っても何も出来る訳ではありませんがオンラインを通じてでも顔を見る事が出来るのを楽しみにせめて現状維持で暮らしてほしいと願いました。

私の事を思い出してくれる事は期待出来ないのが残念ですが・・・・。

 

                     

                

      

 

お父さん我が家の家庭菜園もそろそろ終わりです。

今年初めて作ったキュウリも2本植えて70本ほど真っすぐなのが取れて近所の人にA級品だねと褒められるほど上出来でした。今年は長雨の影響で農家でもキュウリはうまく出来ず高値でした。

トマトは7月中は雨ばかりだったので8月になってからやっと色付き始めましたが収穫は少しです。

そして初めて庭の隅に植えてみた小玉スイカが一つ、メロンぐらいの大きさになりいつ採ろうかと迷っていましたが一か所虫が食べようとしたのか穴が開いて裂けめも出来て来たので思い切って採って食べてみました。ほどほどの甘さもあり美味しかったです。

来年は何を作ろうかな?  鬼も笑う来年を楽しみにしています。

お父さんも早く元気になって一緒に何か作りましょうね!!!

 


神様の友達

2013-12-31 23:30:45 | 認知症

ことしも残すところ30分を切ってしまいました。

我が家の今年後半は怒涛の半年でした。

娘の結婚はやれやれと肩の荷を下した思いでした。

夫は今まで糖尿病と高血圧症と言う持病は持ってますが入院などした事も無く大きな病気などした事がありませんでしたが思いがけない肝細胞癌。

その夫が“神様のお友達”になりました。
アイヌ民族では認知症の人を「神様の友達」になったのだから困った行動をしても仕方がないのだという言い伝えがあり、地域でお年寄りを受け入れたのだとか・・・

まだアルツハイマー病の初期ですが今の医療では悪化を止める事が出来ないのが実情です。 

(花月の花がたくさん咲いています。我が家に来てから何年経ったのでしょうか?鉢も大きくなって夫が花の世話もしなくなったので家に入れるのが大変になりました)

       

       (垣根に咲いた山茶花)
       

この事は夫の事ですし、書こうかどうか迷っていましたが認知症が多くなった今、この経験がどなたかのお役にたつ事もあるのではないかと、又夫が少しでも元気であった事の証を、私自身が忘れない為に書き留めておこうと思いました。
私自身も明日は我が身です。

幸いこのブログを訪ねて下さる夫の知り合いは私がブログを始める時、何回かの講習会を受け、その時からいつも励まして下さるnewone様と、つい話の中でブログをやっている事を漏らしてしまい、このブログの存在を知った夫の弟たちだけです。弟たちからはクレームが来るかもしれませんが、まずは夫の様子の報告を兼ねて書き綴っていこうと思います。クレームが来た時はやめようと・・・。

(庭にまだバラが2輪咲いています。夫が秋に剪定をしなかったので枝が伸びているからでしょうか?)
          

 詳しくは新しい年になってから少しずつ記憶の新しいうちに書き綴りたいと思っています。 

ことしも私の拙いブログを訪れていただきありがとうございました。

 どうぞ良いお年をお迎えください。