夫が旅立ってもうすぐ4か月。あっという間でした。
11月7日には49日の法要を行い12月末には100か日もすぎました。
夫の後始末もまだ少し残っていますが家と少しばかりの預金を残してほぼ終わりました。
私のうっかりの為夫の葬儀のすぐ後に葬儀会場の支払いに行って大失敗をしました。
夫がアルツハイマー病の診断を受けた後これからは益々記憶がなくなり、文字を書くのも無理になるだろうと覚悟した私は夫を銀行に連れて行きました。自分の名前、住所、誕生日、年齢など必要であろう事を大きく書いた用紙を持って・・・・。
そしてさほどありませんが定期預金を解約してこれからの病院代、介護代などをいつでもカードで下ろせるようにしたのです。
お陰で夫の必要経費はあまり心配なく過ごす事が出来ました。
ここまでは良かった筈なのにお葬式が終わり葬儀代の支払いに銀行に行ってふと請求書を良く見た私は喪主〇〇様、故人◇◇様となっているのを見て改めて故人の名前の通帳で支払って良いのかとふと思ってしまいついそれを独り言で口に出してしまいました。
それを耳聡く?聞いた銀行受付のお嬢さん「亡くなったんですか?」と聞き返してきました。
私は嘘を言う訳にもいかなくてつい「はい」と答えてしまいました。
「それではこの通帳は凍結されるのでこれでは支払い出来ません」と冷たく言います。
私は必死に「お願いだから聞かなかった事にして!」と3度ほど懇願しましたが聞き入れてもらえる訳もなくすぐ近くの窓口に移され、遺産相続の手続きになってしまいました。
「すぐ終わります」という割には書類が多く時間もかかりました。
そしてちょっと遠くなった銀行に行った割には用事を済ませる事が出来ませんでした。
結局支払いも出来ず少ない遺産相続の為に息子、娘に印鑑登録の用意を頼み私はまず区役所に行って戸籍謄本を取りましたが、私たちの本籍は現住所ですが夫が誕生した時までさかのぼり謄本をとる事になり夫の実家、さらに舅の実家(夫が生まれた時はそこが本籍でした)の本籍迄さかのぼり取り寄せました。
私は銀行口座の凍結については亡くなるとすぐ口座は凍結されると聞いていましたが銀行がいつ、どこからその情報を得るのかいつも不思議でした。
何度か聞いたりしましたが誰も分かりませんでした。司法書士の方にも聞きましたが分かりませんでした。立場上「知らせなければ分かりませんよ」という訳にはいかなかったのでしょうか?
死亡した事を銀行はいつ知るのでしょうか?
実際は家族が申告したり、銀行が新聞に載る死亡広告などをみたり又噂をもとに調べたりするのが本当の所でどこからも銀行に知らせが行くという事はないのだそうです。
私の失敗を葬儀社の方に話したらそう教えて頂き、夫の葬儀で初めて知る事になり謎が一つ解けました。
銀行での凍結はやっと解除出来ましたが郵貯はまだ支払いがあるのでそのままになっている状態です。
そろそろ解約を考えようと思っています。
この預金については亡くなる前から1日の限度額(50万円)を少しずつ下ろしておき残金を無くしておくのも良い方法なのだそうです。たくさんある人は無理??
後は家の相続が残っていますが専門家に任せようかとも思いましたが友達の話によると法務局に行くと親切に教えてもらえるという事です。
まだ行ったことのない法務局。まず行って話だけも聞いてきたいと思い始めたこの頃です。