木曜日お風呂の日でしたが今日も中止でした。
部屋に入ると着替えの下着、タオルケット、病衣など用意されたままでした。
「奥さんが来たらなんと説明しようかと思っていました。すみません」と看護師長さん。「いえいえ具合が悪いのは主人ですから」と私。
今回は月曜日に行った時には、注射の場所も変え抗生物質も変えたので大丈夫だと思いますよと言っていただいたので今週こそはと期待していましたが熱は下がったもののまだ抗生物質を替えたばかりなので様子を見ているという事だったようです。
この頃少し慣れて来た顔、手足、ドライシャンプーと蒸しタオルを使って頭を念入りに拭いてやるのがせいぜい私に出来る事です。
少し気持ちよさそうにしてくれる事があるのが嬉しい反応です。
少し前になりますが久しぶりに実家の弟がお見舞いに来てくれました。
「お父さんの大好きな〇夫さんが会いに来てくれたよ。嬉しいでしょう」と言うと少し嬉しそうにしていました。
私については「私誰か分かる?」と聞くと分からないと目で合図をします。
「からかっているの??」といつも思いますがそんな事が出来るなら分からないなんて言わないでしょう?と自分に突っ込み。
私については「私誰か分かる?」と聞くと分からないと目で合図をします。
「からかっているの??」といつも思いますがそんな事が出来るなら分からないなんて言わないでしょう?と自分に突っ込み。
弟も気の毒がって「△子さんだよ」と声を掛けますが分かったようには思えません。
6年前、最初に診察を受けた女医さんも「アルツハイマーです。そのうち奥さんの事も分からなくなりますよ」と言われて覚悟はしていましたがいつもちょっと悲しい気持ちになります。
食事の状態を見て弟は少し安心したでしょうか?
送迎バスで駅まで戻りとんかつ屋さんでヒレカツ定食を。
去年の今頃はまだ食事が出来た夫はお肉が好きで脳神経外科帰りは病院近くでヒレカツ定食がお決まりのコースでした。
「又食べさせてやりたいな」と義弟と思いを寄せ、久しぶりに食べたヒレカツでした。