日々これ楽日

桜情報を機に始めたブログがH25年猫は天国に、娘は結婚、夫は認知症と一気に環境が変わって老老介護の記録になって来ました。

ヒレカツ定食

2019-11-17 23:17:15 | アルツハイマー病

木曜日お風呂の日でしたが今日も中止でした。

部屋に入ると着替えの下着、タオルケット、病衣など用意されたままでした。
「奥さんが来たらなんと説明しようかと思っていました。すみません」と看護師長さん。「いえいえ具合が悪いのは主人ですから」と私。

今回は月曜日に行った時には、注射の場所も変え抗生物質も変えたので大丈夫だと思いますよと言っていただいたので今週こそはと期待していましたが熱は下がったもののまだ抗生物質を替えたばかりなので様子を見ているという事だったようです。

この頃少し慣れて来た顔、手足、ドライシャンプーと蒸しタオルを使って頭を念入りに拭いてやるのがせいぜい私に出来る事です。
少し気持ちよさそうにしてくれる事があるのが嬉しい反応です。

少し前になりますが久しぶりに実家の弟がお見舞いに来てくれました。

「お父さんの大好きな〇夫さんが会いに来てくれたよ。嬉しいでしょう」と言うと少し嬉しそうにしていました。
私については「私誰か分かる?」と聞くと分からないと目で合図をします。
「からかっているの??」といつも思いますがそんな事が出来るなら分からないなんて言わないでしょう?と自分に突っ込み。
弟も気の毒がって「△子さんだよ」と声を掛けますが分かったようには思えません。

6年前、最初に診察を受けた女医さんも「アルツハイマーです。そのうち奥さんの事も分からなくなりますよ」と言われて覚悟はしていましたがいつもちょっと悲しい気持ちになります。

食事の状態を見て弟は少し安心したでしょうか?
送迎バスで駅まで戻りとんかつ屋さんでヒレカツ定食を。

去年の今頃はまだ食事が出来た夫はお肉が好きで脳神経外科帰りは病院近くでヒレカツ定食がお決まりのコースでした。

「又食べさせてやりたいな」と義弟と思いを寄せ、久しぶりに食べたヒレカツでした。



またもや入浴中止

2019-11-07 23:54:31 | アルツハイマー病
今日は1週間に1度のお風呂の日です。
夫は10月17日に入って以来24日、31日と直前に、また何日か前に熱を出し結局2週間入浴が中止されていました。

今日こそは入れるだろうと期待して行きました。
丁度お願いしていた床屋さんの散髪が終わったところでさっぱりとした顔をしていました。
入口には名前の書いた表
が貼ってあってそこには夫の名前の所には確認が消されて中止となっていました。お風呂の中止です。

床屋さんも「点滴が外されていたので入れるのかと喜んでいたのですが外したのは間違いだったそうでがっかりしたんですよ」と言う話でした。
「髪を切った後はお風呂に入れるとさっぱりしますものね」

次は隣のベッドの方も散髪でした。
どのようにするのか見ていますとベッドに寝たまま新聞紙を頭の下に敷きつめカミソリ、はさみを使って上手に手早く散髪髭剃りをしていきます。
隣の方も先週に続いてお風呂は中止の様で気の毒です。
切った髪の毛がチクチク残るだろうなと思いました。

丁度来た看護師さんに伺うと昨日から37.2~3度Cの熱が出たので先生から中止の指示がありましたという事です。(微熱程度なら入れてくれればいいのに・・・とは私の心のつぶやき)

 頭の前の方は今までも拭いていましたが枕についている後ろの方はなかなか上手く拭けず頭はふけだらけ。大きな塊になっています。
前から準備してあった水のいらないシャンプー剤を使ってタオルで無理矢理ごしごしこすって櫛ですいてみました。
少しすっきりしたでしょうか・・・・。
「気持ちいいでしょう?」と期待を込めて夫に聞くと微かに頷いていました。
少しの反応で私の心は少し嬉しくなりました。

食事は先週は中止されていましたが今日は許可が出ていて完食でした。
食べられただけでも良かった!!
着替えの準備はしてありましたが私が帰宅するまでにはまだでした。

来週こそほぼ1か月ぶりになる入浴が叶うように祈っています。