ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

日本の状況はチェコ並み?

2009-06-24 15:51:14 | ZZR1400

この写真は、黒海行きの前にオーストリアの関係者が我々を投宿先に訪ねてきた時のものです。ウイーン登録のZ1で市の紋章がナンバーに付いています。

彼と長々と立ち話をしたのですが、①大型バイクが国内で販売禁止だった件、②大型免許も事実上制限されていた件、③高速道路2人乗りが禁止されていた件、④改造が許されなかった件、しかし、ここ10年位でそれらの呪縛が無くなった等をインフォームしました。「へー、それって意外だ。まるで隣国のチェコ(旧共産国)並みだね。」が彼の素朴な感想でした。

③以外は、すべて 「例え、お金があっても輸入できなかった」 がチェコで日本と同じ状況だった理由です。そう言われてみると、背景はどうあれ、昔の日本のバイク乗りの置かれた状況は確かにチェコ並みと言えなくはありません。

彼の新車同様なZ1、これは当時の日本では 「輸出専用車」 で、旧共産圏の外貨獲得のための 「西側向け輸出専用品」 の白物電化製品と全く同じ発想です。チェコ人も日本人も、自国産の 「より良い物」 を国内では手に入れられなかった状況でした。無理に手に入れられても、メーカ保証も修理も正式には受けられなかったのも一緒だったようです。

Z1は、ライダーとしては、外人さんたちが 「先輩」 です。日本人は最近開国したばかりの旧共産圏の国々の人たち並みのレベルで、経験もタマ数も、欧(西欧)米が圧倒していて、「日本製」 で無いような不思議さがあります。

今では日本でもリッターバイク当たる前な状況と聞いています。日本人は一旦目覚めると覚醒するのが早いのは明治維新で証明済み。二度と、くだらない制約事で本来のバイクの自由さが損なわれる事が無いよう祈っております。

 


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