体験者談をまとめると、「タイヤ自体の軽さ」 がもたらす、利得と弊害を併せ持ったタイヤらしいです。耐久性は良いようです、少なくとも BT021 並みか、それ以上は持つらしいです、距離的には平均して１万キロ前後だと聞いています。サーキット走行が混じると極端に減ると思いますが．．．
超高速(時速220キロ以上)の直線でも、高速な（時速180キロ以上）曲線ででも、「嫌な感じ」 がしたら、急な減速やシフトダウンを避けて、そのネガな印象が消える状態に戻せば良いとの感想です。
リコール前のフランス生産分の2CTの既知の問題点は、ドイツのアウトバーンのように、サーキットではあり得ない 「時速200キロ超での巡航」 なんて真似をすると、既に安全上の問題はないのでしょうが、弱点が透けて見えます。
ある境に、「ズルッ」 と行くのか、事前に何らかのシグナルを貰えるのかでは、シグナルを受信できるタイヤの方がありがたいと言えますし、公道での使用を前提に考えると、本来はそうであるべきです。
しかし、果たして、「BT021 の方が良かった」 と言えるのか、「2CT を知る事が出来て幸運だった」 と言えるのか、今はまだ結論が出ません。でも、「じゃー、楽しくないか」 と聞かれれば、「楽しくなった」 と言えるタイヤです、2CT は。
思うに、カワサキショップのオヤジさんのセレクションは1400GTRのみを所有するライダーにはゼロ戦的にベストなのかもしれませんが、1400GTRと併せてZZR1400も所有してメッサーシュミット的な要求のあるZZR1400さん(なんか変な感じの表現ですね：笑)にはイマイチのセレクションとなってしまったのではないでしょうか？
最近の日本のバイク雑誌のタイヤインプレッションでは「タイヤの潰れ具合」とか「荷重をかけてタイヤを潰して」というような表現を見かけるようになりましたが、このような情報がバイク雑誌にタイヤのインプレッションをするようなエキスパートライダー以外の一般ライダーにどれほど有用な情報か疑問がありますが、最新のタイヤテクノロジーではタイヤの変形を積極的にライダーにインフォメーションするのがトレンドなのかもしれません。
ということで、以前のコメントで1400GTRのタイヤの空気圧は標準の2.9kpaでお使いとのことでしたので、2CTも標準空気圧での運用であれば3.1～3.2kpaでお使いになってみてはいかがでしょうか？(この辺は個人的にもどう変化するか興味あったりします)
もうひとつは、事情が許せば思い切って2CTはZZR1400の次期交換用としてストックして、別銘柄に再交換もありかな？と・・・
どうも最後は差し出がましいお話となってしまい申し訳ありません。
うーん、上手い例えですね。
2CT -> ゼロ戦（ヒラリ感？）
BT021 -> メッサーシュミット（剛性感？）
やはり、凸凹な世界でしょうか、何かが出っ張れば何
かが引っ込むというような．．．
「事情が許せば」 は、許しません。1000GTR のタイ
ヤも替えねばならず、トホホ．．．
でも、カワサキのオヤジさんのおかげで「新体験」で
きると思えば気が楽です。ご推薦の空気圧も含めてい
ろいろと試してみようと思います。