おきらくごきらく

社会人大学院(早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース)へ通う、のんきなサラリーウーマン実録

マーケティングエクセレンスの発表

2005年07月05日 | お勉強

マーケティングのクラスは全部で30名くらいが履修しているのですが、昨日の授業では7つのグループに分け、それぞれ課題であった「マーケティング・エクセレンス」について発表しました。

ベネッセの進研ゼミ、EdyおよびSuica、ツーカーのツーカーS、KIRINハートランドビールなど、発表は多岐にわたってなかなか面白かったのですが、私が印象に残ったのはフィデックという会社の話。

後から考えてみれば、プレゼン自体はマーケティング・エクセレンスというよりも、ビジネスモデルの成功なんじゃないかと思うのですが、この会社自体まったく知らなかったので面白く聞いていました。

フィデックは伊藤忠の人が脱サラして立ち上げたベンチャー企業。
ドンキーホーテなどが抱える数千を超える納入業者に対して、売掛金から金利を差し引いた金額ですぐ現金化してあげる事業をしています。モノを納品しても、なかなか現金が手元に来ないので、資金繰りに苦労していた納入業者にとっては嬉しいことなんですって。さらに、経理のアウトソーシングも請け負っていて、右肩上がりの成長を記録しています。

この分野に明るくない私にとっては「そんなビジネスもあるんだぁ、へぇ~」って感じ。
ちなみに証券番号は8423ですので、詳しい情報はこちらのIRからどうぞ。

マーケ理論はアメリカ発ばかり、の謎

2005年07月02日 | お勉強

今日はゼミや授業がなく、早稲田大学の産業経営研究所が行っている「産研アカデミック・フォーラム」とやらに行ってきました。

早稲田だけでなく、他大学の先生がそれぞれ30分くらいの発表を行い、最後にパネルディスカッションをする形式で、今回のテーマは消費者行動とマーケティングでした。

私が一番印象に残ったのは、明治学院大学の清水聰教授が述べた内容。

「日本のマーケティングは、アメリカでの消費者行動のトレンドを日本に紹介したり、日本の市場にあてはめて研究することが多い。」
「いつまでも、アメリカがどうした、アメリカの学者がこう言った、という研究内容で良いのか?」
「日本独自のマーケ発想や理論があるべきなんじゃないの?」

そう、そうなんですよね。
清水先生がおっしゃっている事って、私が4月から学生を始めて、最初に思った疑問と同じでした。

マーケティングは、その学問自体がアメリカで発展したものであるために、米国の学者が創った理論が非常に多く取り上げられています。

私達が読みなさいと言われる本も、米国のマーケの本を日本語に訳したものばかり。日本人の先生が書いた本であっても、中身は米国のマーケ理論の紹介ばかりです。

米国に6年住んでいた私にとって、日本とアメリカは人種も消費者行動も大きく違うはずなのに、どうして、なんでもかんでもアメリカの理論をあてはめているのか不思議でたまりませんでした。

清水先生曰く「日本でのマーケティング研究が遅れているわけでもないし、分析環境も劣っているわけではない」。
だからこそ、日本人を対象にしないと出来ない研究や、日本のデータ環境を利用しなければ出来ない研究をすべきであると。
そして日本人の学者も、どんどん英語の論文を発表して、アメリカのジャーナルに載せてもらえるくらいにならないと・・・。

でも、それにはいくつかハードルがあるようです。

まず、語学の問題。論文を英語にするには時間がかかること。その上、論文を雑誌に載せるにあたり審査がはいるような場合は、審査員から届く質問に答える必要があり、場合によっては、それに沿って書き直す必要があること。(つまり、非常に面倒ってこと)

そして、いくら日本発のマーケ論文を書いても、そのようなジャーナルに載るための審査で興味を持ってくれないということ。(つまり、実績にならない、ってこと)

そう。研究をしても、それを評価してくれる土俵がないと、実績にもならず研究者もやる気が萎える、ってことなんです。そんな時間をかけて評価されにくいような研究をするより、母国語の日本語で論文を3つくらい書いたほうが、よっぽど自分の評価につながる、と。

なるほど。そういう事だったんですね。悲しか~。

でも、そんな、ちょっとお恥ずかしい現状までもさらけ出して、この問題提起をされた清水先生はエラいと思いました。フツーはこんな後ろ向きな言い訳、暴露したくないですよね。

日本発のマーケティング研究、期待しています。

ネイルは心の余裕のバロメーター?

2005年07月01日 | お遊び

春のセンバツを一緒に見に行った友人に、新幹線代を貸したままになっていたのですが、「ちょうど銀座へ用事があるから返しに行くわ」と私の会社まで来てくれました。

その用事とは「ネイルサロンに予約をしたの」。

ネイルサロンへ行った後に登場した彼女の爪は本当にキレイでした。淡いピンクで、なんだかキラキラしたラメの模様まではいちゃって・・・女の子ぉ~、って感じ。

それに引き換え、ワタクシ。
1週間前に塗ったので、ハゲハゲです。

まぁ、平日は会社と学校を行ったり来たりで、課題やら発表に追われる毎日の私に、そんな心の余裕は無いわけで。

私の爪を見た友人は一言「ちづる、それ、ヤバイよ」とグサリ。

ということで、ちょっと心を入れかえて頑張ってみました。
ネイルサロンなんて行く時間ないので、自分で。写真の通り、小花なんて散らしてみました。

でもね、何だか違うのです。キラキラ度が全然違うのです。
で、気がつきました。

ネイルじゃありませんでした。手全体が違うんですよ。友人の手は、そう、白魚のような手だったのです。色も白くて、関節もゴツゴツしてなくって、日々のお手入れからして違う感じ。

・・・やっぱり毎日の積み重ねなんでしょうね、きっと。