仕事でオンライン広告の担当をしているので、バナー広告だけではなく、ある程度読み込んでもらう形式の「タイアップ広告」というものも数多く手がけています。
新聞や雑誌のサイトや女性のポータルサイトと一緒に企画を考えて、タイアップの記事をつくるのですが、最近数をこなしてきたこともあって、もう最初のミーティングの段階で「あ、これはけっこう良い記事広告になるな」とか「あぁ、ダメダメな臭いがする…」といった感じで鼻がきくようになってきました。
そのポイントは、媒体側の担当者。
良いタイアップ広告を作る媒体やその制作チームは、取材が実にしっかりしてます。私が説明する内容を、事細かにメモをして、自分なりの経験を述べて、質問もけっこうして…まぁ要するに、やる気が目に見えるんです。
一方、ダメなタイアップ広告を提出してくる媒体・制作チームは、打ち合わせの段階でもう目が死んでいます(笑)
興味が無いのか、眠いのか、なんだか知りませんが、メモはあまりとりません。私としては「ここがポイントですよー、よーく聞いてねー」と思っているところでも「ふーん」ってな感じで流されちゃったり、食いついてこないんです。
そういう媒体から上がってくる提案っていうのは、だいたい「あちゃー☆」というデザインで、構成もポイントがずれていて、社内外の評判もいまいちで、クリック率も芳しくないものに仕上がってしまいます。
もちろん、そうなる前に、いろいろ手直しを重ねるのですが、基礎工事にあたる構成の部分って肝心なんですよね。
記事広告が良いか悪いかなんて受け手によって印象が違うと思うので、明確な基準はありませんが、私の中ではいくつかポイントがあって、一つはその商品・サービスを使うことによって実現するメリットが、読者の求めているものと合致すると思ってもらえることです。さらにその記事がいかにも「仕込まれた」感が薄いのが望ましい。
で、なんでこんなことを書いているかというと、今日あがってきたタイアップ広告の提案がいまいちだったからなんですよ(泣)
大変失礼ですが「こんな構成案、私でも出来るよぅ…」という内容で、筋が通っていないというか、ポイントが無いというか。。。で、思い起こせばこの媒体の担当者達、打ち合わせの際、あんまりメモをとっていませんでした。リアクションもいまいち、だったんです。説明の仕方が悪かったのかしら…。
ということで、構成案をこちらで全部書き直しました。二度手間ですが、仕方ありません。えーん。
私も痛い提案をもらうと、「私のオリエンそんなに悪かったの???」と逆に落ち込みました。
良い提案をくれる媒体者なり営業マンは気が利く気がします。
仕事以外にも相手の言わんとすることがわかるセンスがあるってことですかね。
いやー相手に意志を伝えるのって本当むずかしい。
手直しお疲れ様でした。