健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

雪中で何も食べずに60日生き延びた奇跡?

2012-02-19 19:33:11 | 断食
雪に車ごと埋もれた人が60日ぶりに救出されるというニュースが流れていました。この人は雪と食べて過ごしていたそうです。スウェーデンでの話です。




http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120219/t10013125071000.html




人間は60日食べないと死に至りますから(常識的には)、ぎりぎりセーフですね。




医師の話では、“4週間食べないと死んでしまうので奇跡のような話”ということになっていましたが、この医者は断食のことを知りません。




医者は病気には詳しいが、健康には無知です。




この人は体温が31度に低下して、半冬眠状態にあったようです。




数年前もこんなことがありました。兵庫県の六甲山で遭難した男性が28日間後に発見されたときも体温が28度に低下して冬眠状態にあったそうです。




私が10日断食をしたときは、血圧が徐々に低下して、それを補う形で心拍数が上昇しましたが、その後心拍数も低下していきました。




体温はほとんど変化はなかったのですが、外気温が低いと体温も低くなる傾向はありました。おそらく、そのまま断食を続けると体温も低下するのではないかと思います。




これは、体が省エネ運転を始め生命を維持しているのに他ありません。



人間は食べなくても生命を維持する機能が備わっています。







このニュースの締めくくりは、“男性はようやく生きているような状態でしたが、現在は回復に向かっているそうです。”という決まり文句でした。




これは、遭難して発見された場合必ず使われる言葉で、“遭難後に体調が回復しませんでした。”などと言う話はいまだかつて聞いたことがありません。




60日はさすがに消耗も激しいと思いますが、人間は2~3週間食べなくても水さえ飲んでいれば健康には問題は起きず、返って健康になる、これは、断食を知るものなら当然と思うことです。







東北大震災では、多くの人が計らずして断食を経験しました。




もし、何かの状態で何日も食べ物が食べれない状態になったとき、このような話を知っておけば、たとえば断食を経験していれば、精神的な余裕ははかりしれないと思います。




少なくても、震災後にスーパーに買いだめに走るようなことはしなったでしょう。




断食を経験する、それは、いざっ!というときの危機管理でもありましょう。




佐下橋聡 拝





断食で体型が変化するのはなぜか

2012-02-19 07:36:39 | 断食
断食をするときにオススメしたいのが、断食前と断食後に一枚ずつ写真を撮っておくことです。



こうしておくと、体型の変化がよ~くわかります。



断食では、体の余分な水分が抜けるので、体全体間が締まって見え、その変化に多くの人は驚くでしょう。



水分?脂肪じゃないの!



と、思う人もいるかもしれませんが、体の余分な水分を抜くことができるのは断食だけですし、体の余分な水分を抜くことによる健康美容効果は計り知れません。



体内の余分な水分は、細胞と細胞のスキマに存在していて、これが体を冷す原因だと言われています。



比熱が低い水ですから、温めるのが大変なわけです。



で、この余分な水分、運動して汗をかいたとしても抜けてくれません。



どうしてかというと、体内では水はそのままではそんざいしていないんです、塩水、砂糖水として存在しているので、この塩と砂糖(塩は体に必要不可欠なので)、特に砂糖を抜かないかぎり体の水分は体外に出て行かないのです。



塩と砂糖と摂らないためにはどうしたらいいのか。



普段、水や塩を必要以上に減らすことはできませんから、断食しかないわけです。



断食中は水をたくさん飲みますが、それが体重に反映されることありません。



なぜかと言うと、断食では塩や砂糖を摂らないからです。



断食中についつい手を出してしまうアメ玉1っ個、梅干一つが断食の大きなジャマをしていることを多くの人は知りません。









断食1日目、2日目に体重がごそっと落ちる人、普通は1日に1kg程度なのですが、2kg近く体重が落ちる人、この人が体の中に余分な水分を溜め込んでいる人です。



お酒を多く飲む人、お菓子や清涼飲料水が多い人によくみられます。



このような人が断食をすると、体全体が締まって、顔つきまで変わるので、まるで別人に生まれ変わります。



断食で体型が変化するのは脂肪が減るからではなく、余分な水分が抜けることがその要因です。



脂肪は、外からは見えない部分、お腹周りの脂肪がごそっとなくなるわけです。



佐下橋聡 拝


断食後に欠かせないカルシウム

断食は何日以上するとダメ

2012-02-17 18:20:52 | 断食
3週間です。



3週間以上行うと健康によくないです。



ってことは3週間以内なら健康には何の問題もないと。



やってみます?



私は今のところ予定はありません。(笑)







栄養学者の川島四郎さんは92歳のときアフリカに研究のため出かけたのですが、現地でマラリアに感染してしまいます。



川島四郎さんは、人間は3週間食べなくても大丈夫だと言うことを知っていたので、3週間の断食に入り、見事マラリアを克服しました。



断食がマラリアに有効だと言うことを知っていたのですね。



私も大きな病気になっったら3週間断食を試してみようかと思っています。



3週間断食ですから、3週間補食の計6週間ですね。



これは、とてもじゃないけど緊急時以外は、する気が起きないです。





健康な人の場合、7日以上断食しても意味はありません。



7日以上断食したい物好きな人(私?)は、どうぞご勝手に。



ただ、断食では筋肉も減少するので、断食後は、かなり運動しなくてはいけなくなりますので、体力の回復にはかなりの努力が必要です。



リハビリですね。



と言うことは、7日以上の断食は緊急時以外はしてはいけない、と言うことです。



もちろん、7日以内の断食でも断食の基本はしっかりとおさえておくことが大切ですね。





食べないことは簡単ですが、断食を成功させるためには、それなりの準備が必要なのです。



佐下橋聡 拝


断食で味覚をリセットしてみよう

2012-02-17 16:06:56 | 断食
料理を作っいて、勘違い?されることがあります。




と言いますか、私の味付けは、どちらかと言えば素材の味を生かそうとする味付けなのですが、それが、薄いと判断されるみたいで、でも、他の人の味付けは、私にとっては過剰な味付けに思えてしまいます。




ちょうど、スナック菓子のような、“これでもか~!”という味付けです。




スナック菓子のような濃い味付けは、どうしても“濃い”とわかっていても、後を引いて食べてしまうんですよね。




だから美味しい。(のような気がする。)







断食後の補食は、ほとんど味付けをしませんが、これを、“味がうすいから。”と言って受け付けない人がいます。




また、断食中は水を飲むことが生命線なのですが、“水に味がないから飲めない。”と言う人もいます。




濃い味があたり前、の生活をしていたのでしょうか?




断食後は、薄い重湯や、塩味のない野菜スープがとても美味しく感じられるものです。




味が薄い!と感じる人も、“断食後は特別なんだ。”と我慢してみてください。




味覚はそもそも、慣れや習慣のものですから、素材の味が楽しめるように慣れば、濃い味、素材の味と、人生で2倍の楽しい食生活が過ごせるようになります。




砂糖たっぷり、化学調味料たっぷりの味覚バブルの幸せは、実はたかが知れてます。




本当に美味しいものをしりたければ、断食を体験して、補食を味わってみるのもいいんじゃないかと思うんです。




佐下橋聡 拝











断食ではダイエットはできない?

2012-02-14 21:47:07 | 断食
理想的なダイエットは、半年で体重の10%の減量が理想的だと言われています。




これは、むやみにダイエットを繰り返すと、体重が落ちにくく増えやすくなるウエイトサイクリング現象を起こしてしまい、ダイエットしにくい体質を作ってしまうため、それを避けるためにも、ダイエットは長期的視点で行うのが理想だと考えられるからです。




長期的視点とは、一時的な体重の減少をねらうのではなく、生活習慣そのものを見直し、無理なく適正体重に近づくための視点です。




適正体重とは、あなたがあなたらしくあるために、輝いて健康に過ごすために必要な体重なのかな~と思います。




現在の一般的というか、テレビなどの影響も考慮し、健康的な理想体重はどれくらいかというと、



21×身長(m)×身長(m)ぐらいと考えられているのでははないかと思います。




身長が155cmなら、21×1.55×1.55=50.4kgということになります。




これで、体脂肪率が21%~29%に収まれば現代女性の理想といえるかもしれません。




理想体重の実現には、食事、運動、ストレス対策、睡眠などの生活習慣全体を見直すことが必要不可欠です。食事だけ、運動だけ、ストレス対策だけなど、単品では難しいので、結局は“ダイエットは難しい”ということになってしまいます。




ダイエットは難しい。




あたり前です。




ダイエットとは“生き方を変えること”なのですから。







断食では、面白いように体重が落ちます。




短期の断食なら、だいたい一日に1kgの体重が減少するので、体重60kgの人が1週間も断食すれば、体重の10%など軽く減少してしまいます。




しかし、この減少した体重を維持するためには、やはり、断食後には食事、運動、ストレス対策、睡眠などの生活習慣全体見直すことが必要になります。




多くの人は、断食による体重減少に注目しますが、実は、断食のダイエット効果というのは、“生活習慣を見直すための土台作りができる。”ことにあります。




断食を経験することにより、食生活を見直し、小食を定着させることができれば、断食後に体重をキープすることは、きっと難しいことではないはずです。




断食では、確かに急激に体重は落ちるので魅力的なダイエットに感じますが、断食をしても結局、生活習慣(生き方)を見直さなければ、いずれ体重は元にってしまうのでダイエットにはならないのです。







断食はダイエットではありませんが、自分自身の生き様や生活習慣を見直すと手段や経験と考えるなら、有効なダイエット方法になる可能性があります。




でも、ダイエットを考える人の生き方や思考ってどうなんでしょう。




ごまかしですよね。




ダイエットって、結局カッコよくないなぁ~。




と、思うんですよね。




鈍くてもいいから、輝いて生きていればダイエットなんて気になんないですよね。







佐下橋聡 拝