健康断食のススメ

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認知症の真実

2012-02-23 18:35:08 | 断食
現在私は、介護施設の食事作りのアルバイトをしていますので、再勉強の意味でこの記事を書きたいと思います。



決して、私がアルチュウハイマーだからではありません。(笑)



私たちは、入居者の人に食事を提供するわけですが、今食事を提供したばかりなのに、“早くご飯を食べさせろ!”と、おしかりを受けることがあります。



これが、認知症の大きな特徴です。



出来事をすっぽり忘れる。





私たちは冗談で、もの忘れが多くなると、“始まったんじゃないの?”と、茶化したりしますが、物忘れは加齢と共に情報量も多くなるため検索に時間がかかるのでおこる現象で、アルツハイマーの始まりではありません。



アルツハイマーの場合は、固有名詞などの単語を忘れるのではなく、出来事全体を忘れます。



今、アルツハイマーと認知症を一緒にしましたが、認知症は大カテゴリーで、アルツハイマーは小カテゴリーです、アルツハイマーは認知症の50~60%を占める病気の一つです。





認知症で問題になるのが、患者の問題行動ですが、現在は決してこのような言い方はしません。



行動・心理症状と言います。



なぜかと言うと、患者周辺の人にとっては、認知症の方の行動は問題だと感じますが、患者本人にとっては問題でもなんでもないわけです。



さらになぜかと言うと、認知症の方がなぜ周囲が理解できない行動をするかというと、それは認知症の周囲の人が認知症の方に不安やストレスを与えるからなのです。



“私誰だかわかる?”



“どうしてこんなことができないの?”



“なんで私の言うことが聞けないの?”



とうとう。



認知症の方を不安にする言動、尊厳を傷つける言動が、認知症の方の理解できない行動を生み出しているからです。



だから、現在では問題行動とは言わずに、行動心理症状と呼ばれています。





私の職場ではも、ヘルパーは入居者に対して上から目線で対応していますが、それが、入居者の行動、心理症状を引き起こし、自らの介護の仕事をよりハードにしてるようです。



自業自得。

と言うわけです。


佐下橋聡 拝