健康断食のススメ

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賞味期限は何のため?

2011-12-11 20:18:21 | 断食
加工食品には賞味期限や消費期限があります。



加工食品でなくても、肉や魚にはスーパーで買い物すれば賞味期限がついております。(なぜか野菜にはついていません。)



この賞味期限ですが、これ、何のためのものかご存知でしょうか?



食品の安全な期間を表示したもの?ではないんですね。



もちろん、そうゆう良心的な賞味期限もありますが、ほとんどの場合、企業がその商品をいつまでに売りたいか、という表示なんですね。



たとえば玉子。



最近の玉子には、ご丁寧に玉子の殻に賞味期限がついておりますが、普通、玉子なんか3ヶ月常温で置いても腐ることはありません。(健康に育てられた玉子なら1年たっても玉子がけご飯ができます。)



それが、1週間程度で賞味期限が区切られている。善良な市民であれば、1週間過ぎた卵は捨ててしまいますよ。(もったいない。)



このような方法で消費をあおっているのです。



パターンその2。



その季節限定の加工食品の場合、たとえばクリスマスケーキ。



12月24日の賞味期限のクリスマスケーキと、12月31日賞味期限のクリスマスケーキがあったとします。



どちらを先に作るかというと12月31日のクリスマスケーキです。先に12月31日のクリスマスケーキを作り、それを倉庫の奥にしまって、その後に12月24日賞味期限のクリスマスケーキを作って倉庫の手間に保存します。



そうすると出荷しやすいわけです。



ですから、この場合の賞味期限は、企業の都合で自由自在でというわけですね。





食品の保存、それは大切なことです。



乾燥、冷凍、天日干し、塩蔵、発酵、日本人らしい知恵がたくさんつまってますが、化学薬品で保存する食品の大量生産は、それを買う人も、それを作る人もあまりハッピーでないな、そんな気がします。





佐下橋聡 拝