脳血管障害には大きく分けて2種類あります。
脳出血と脳梗塞です。
私が子供の頃は、脳梗塞という言葉は一般的ではありませんでしたね。脳卒中という言葉はよく聞きました。
脳卒中は、当時はガンと並び、助からない病気の代表でした。
今では脳卒中という言葉さえ死語になりつつあります。
脳卒中とはいわゆる脳出血のことで、脳内出血とクモ膜下出血に分かれます。一番危険なのがクモ膜下出血で、症状は激しい頭痛や嘔吐が特徴です。
私が子供以前の時代は、まだまだたんぱく質の摂取量が少なく、血管がもろくなりやすかったので、脳出血も多かったのです。
しかし現代では、タンパク質の摂取量が多くなったため脳梗塞が増えてきたわけです。(タンパク質(メオチニン)が代謝してできるアミノ酸(ホモシステイン)は動脈硬化の危険因子。)
この脳梗塞も大きく分けて2種類あります。
ひとつは脳塞栓、もうひとつは脳血栓です。
危険度が高い方の脳塞栓は、心臓の不調で心臓内でできた血栓が脳にとんで脳の血管がつまってしまうタイプにの脳梗塞です。
長島茂男さんの場合がそうでした。
長島さんは、WBCの監督のときのストレスで心臓に不整脈が発生して心臓で血栓ができ、それが脳にとんでしまったのです。
そして、もうひとつが脳血栓です。
これは、脳の血管に動脈硬化があり、少しづつ血管がせまくなっていくパターンです。この場合症状が軽い場合が多く、手の痺れや、ろれつが回らない、意識はしっかりしているのに半身の自由がきかないなどです。
以前に、近所の奥さんが、手の痺れを訴えたので、脳神経外科を受診するように勧めたところ、この方は微小脳梗塞ということでした。
予防方法は心筋梗塞と全く一緒ですので、興味のある方は“金正日と心筋梗塞”をお確かめください。
あっ、ひとつだけ違うところがありました。
心筋梗塞の場合、飲酒は心筋梗塞のリスクを軽減する可能性があることに対し、脳梗塞はリスクを高めるようです。
予防のハーブはイチョウが有名ですね。(イチョウは薬物代謝酵素があるので、薬との併用はNG!)
ホーソンベリーと併用すると相乗効果があるようです。
現在日本では、脳血管障害で亡くなる方は、全体の死亡率の10%強、つまり、日本人約10人に一人が脳血管障害でなくなります。
また、死に至らなくても、病後に不自由な生活を強いられるのが、この生活習慣病の大きな特徴です。
(今日はまじめに書きすぎたかな。)
佐下橋聡 拝
脳出血と脳梗塞です。
私が子供の頃は、脳梗塞という言葉は一般的ではありませんでしたね。脳卒中という言葉はよく聞きました。
脳卒中は、当時はガンと並び、助からない病気の代表でした。
今では脳卒中という言葉さえ死語になりつつあります。
脳卒中とはいわゆる脳出血のことで、脳内出血とクモ膜下出血に分かれます。一番危険なのがクモ膜下出血で、症状は激しい頭痛や嘔吐が特徴です。
私が子供以前の時代は、まだまだたんぱく質の摂取量が少なく、血管がもろくなりやすかったので、脳出血も多かったのです。
しかし現代では、タンパク質の摂取量が多くなったため脳梗塞が増えてきたわけです。(タンパク質(メオチニン)が代謝してできるアミノ酸(ホモシステイン)は動脈硬化の危険因子。)
この脳梗塞も大きく分けて2種類あります。
ひとつは脳塞栓、もうひとつは脳血栓です。
危険度が高い方の脳塞栓は、心臓の不調で心臓内でできた血栓が脳にとんで脳の血管がつまってしまうタイプにの脳梗塞です。
長島茂男さんの場合がそうでした。
長島さんは、WBCの監督のときのストレスで心臓に不整脈が発生して心臓で血栓ができ、それが脳にとんでしまったのです。
そして、もうひとつが脳血栓です。
これは、脳の血管に動脈硬化があり、少しづつ血管がせまくなっていくパターンです。この場合症状が軽い場合が多く、手の痺れや、ろれつが回らない、意識はしっかりしているのに半身の自由がきかないなどです。
以前に、近所の奥さんが、手の痺れを訴えたので、脳神経外科を受診するように勧めたところ、この方は微小脳梗塞ということでした。
予防方法は心筋梗塞と全く一緒ですので、興味のある方は“金正日と心筋梗塞”をお確かめください。
あっ、ひとつだけ違うところがありました。
心筋梗塞の場合、飲酒は心筋梗塞のリスクを軽減する可能性があることに対し、脳梗塞はリスクを高めるようです。
予防のハーブはイチョウが有名ですね。(イチョウは薬物代謝酵素があるので、薬との併用はNG!)
ホーソンベリーと併用すると相乗効果があるようです。
現在日本では、脳血管障害で亡くなる方は、全体の死亡率の10%強、つまり、日本人約10人に一人が脳血管障害でなくなります。
また、死に至らなくても、病後に不自由な生活を強いられるのが、この生活習慣病の大きな特徴です。
(今日はまじめに書きすぎたかな。)
佐下橋聡 拝