健康断食のススメ

食べる楽しみ 食べない愉しみ

断食後の食生活で大切なこと

2011-12-23 17:48:41 | 断食
断食が終わって、補食(回復食)が終わって、ご苦労様でした、これで無罪放免、日常の世界へお戻りください、となるわけですが、断食前の不規則な食生活に戻れば、断食でスッキリ健康になった体もいずれは元に戻ってしまうと考える賢明な人は、すわっ、断食後に何を食べるべきか、と悩むのは当然のことです。



断食とは、生活習慣を見直すことであったり、悪循環を断ちきることであったりするわけですから、つまり、断食後は生まれ変わるチャンスなわけです。



断食後は、注意深く自分を観察してみると、さまざまな変化に気づくはずです。



たとえば、味覚が変わっていたり(薄味でも満足する。)、食べ物の好みが変わっていたりしますが、実は、これに気がつかない人は少なくありません。いえ、気づいていてもどうすることもできないのかもしれません。



食事量もしかりで、断食後は食事量が少なくなります。ただ、食事量が少なくなったことに気づかずに食べすぎえしまう人がいます。



どういうことかというと、断食では体内が整備され、断食前より少ない食事量でも体が機能、つまり燃費がよくなるので、食事をしても早い段階でお腹がいっぱいになります。



で、ここに誤解があるのですが、断食を行えば当然胃腸の調子もよくなるので、体からの“お腹いっぱいだよ”の指令を無視すれば、たくさん食べることは可能なんです。10日や20日断食したぐらいでは胃は小さくなったりはしません。



断食後に食べ過ぎれば当然断食の効果も早く終わってしまいます。



断食後は基礎代謝も上昇するので、しばらくは食べ過ぎても太りませんが、太り始めたらあっという間です。



よく、断食すると太ると言う人がいますが、断食方法が間違っているだけです。



実際、断食をするたびに体重が増える人や、酒量が増える人がいるんですよ。





断食が終わったら、自分の体調や体の変化をよく観察してみてください。



きっと、新しくい生まれ変わった自分が見つかるはずです。



そして、生まれ変わった自分を大切にしてみてくださいね。



これが、断食後の食生活で最も大切なことなのです。



佐下橋聡 拝