胃(実)寒証:寒邪犯胃により脘腹冷痛を主症とした証候、寒飲停胃でも言います。
【臨床表現】:胃脘冷痛、ひどいほうは痛勢が急ですが、軽い場合は鈍痛を覚え
ます。寒に遇うと悪化、温めると減軽、口淡で不渇。場合によっては脘腹部に
ごろごろした音がして、水っぽいものを嘔吐、舌苔は白滑、脈は弦か遅です。
【証因分析】:多く過食生冷か脘腹に涼を受け . . . 本文を読む
最近では乾布まさつの名前すら聞かなくなりましたが、日本の伝統ある健康法
です。
布やタオルなどで皮膚をこするというシンプルな健康法ですが、これが血液の
循環を促進し新陳代謝を高めてくれます。
血行の促進だけでなく、肌にツヤがでてきたり、皮膚が強化されて風邪への
抵抗力もつきます。
もちろん継続しないと効果はありませんので、長く続けれるかどうかが大切
です。
乾布まさつの順番
①まず . . . 本文を読む
冷え対策には、まず体を温めることが大事。生活のなかで、できるだけ体を
温めるように実践しましょう!
■対策その1・お風呂■
◆ぬるめのお湯にゆっくりつかる
40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかります。のぼせてしまうときは、
下半身だけの半身浴に切り替えましょう。半身浴のときは、上半身が冷えない
ように、肩に温めたタオルをかけておきましょう。冷え症には半身浴が効果
あり!体の芯が温 . . . 本文を読む
◆血行をよくするためのポイント
血行をよくするためのポイントは、健康を維持するためのの考え方と同じです。
食生活上でのポイントをご紹介しますが、もちろん適度な運動・十分な睡眠、
禁煙なども必要です。
■食べ過ぎは禁物
食べ過ぎ、飲み過ぎを重ねると、余分な脂肪分や糖分を体内に蓄積してしまい、
血行が悪くなるだけでなく、肥満のもとになります。
■動物性脂肪を少なく
動物性脂肪、特に肉類の脂肪 . . . 本文を読む
~基礎代謝を上げる方法~
人間の代謝は7割は基礎代謝、2割が運動代謝、1割が食事を取ることによって活
性化する褐色脂肪細胞の代謝です。
ですから食事をキチンと取ること、適度に体を動かすこと、有酸素運動で脂肪を
燃焼させたり、無理のない程度の筋トレで筋力をアップさせることを無理のない
範囲で実践し、基礎代謝や安静時の代謝を高めることが一番効率よく痩せられる
と思います。(基礎代謝を落とさないため . . . 本文を読む
大分類:肝・胆病の弁証
◆中分類:肝気鬱結(肝気鬱滞)
→精神的ストレス。
●抑鬱(うつ)。
●怒りっぽい。
●胸悶。
●ため息。
●胸脇部、乳房、少腹部脹痛。
●月経不調。
●月経痛。
●咽喉部の梅核気*。
●頸部の痩瘤。
●腹部の綴痕。
*梅核気:咽喉に梅の実の核がつまったような、閉塞感を生じる。
肝気鬱結とは、精神的ストレスによる症状を指しています。女性に多く見られ
ます。精神 . . . 本文を読む
中医学では、内臓一般の下垂症状を「気陥」という状態ととらえます。なぜ本来
の位置より臓器が下垂するのか、その本質を見極めて治療を行います。
「気」とは車でいえばガソリンのようなものです。人間のからだを動かしたり、
温めたり、栄養したり…と、気には様様な、そして大切な働きがあります。
この「気」の働きのなかに<固摂作用>といわれる働きがあります。
気の固摂作用とは、
○気・血・津液の過剰な排泄を . . . 本文を読む
中医学では、腎は尿を作るところ、という機能のほかに
いろんな働きを持っている重要な場所と位置づけています。
「腎」の働きは大きく分けて5つあります。
一、人の成長、発育、老化を司る
二、水を司る
三、納気を司る
四、生殖を司る
五、各臓器を潤養したり温めたりする
. . . 本文を読む
腎は「脊の十四椎の下に着く。腎には両枚有りて,形は豇豆(ささげ)の如し。相並
びて脊の両傍に曲がり附く。」(明代・張介賓『類経図翼』)とありますから,
解剖学的には,現代医学の腎臓と副腎をあわせたものを古代の中国人は腎と認識
していたのでしょう。
腎の一番重要な作用は精を蔵することです。この精は元々は父母の精が合体して
できたものです。この精がなければ,人間として誕生することはでき . . . 本文を読む
1 生命エネルギーのおおもとが不足すると、慢性的に耳鳴りが起こる
(腎陰虚)
50歳前後になれば、誰でも気力や体力がおとろえます。このような老化
現象は、生命エネルギーのおおもととなる腎の精が慢性的に不足して腎の働きが
おとろえるために起こります。
からだがこのような状態にあるときにかぜをひいたり、精神情緒が不安定に
なったり、発汗や出血あるいは下痢、持続的なストレスなどによる消耗が重な . . . 本文を読む
脾と胃の病証
脾胃は中焦に位置し、経脈で相互に絡属しているので、脾と胃は相表裏とされ
ます。脾は水穀の運化を主り、精微を輸布して蔵営(営養物質を蔵す)します。
胃は受納を主り、水穀を腐熟するので、「水穀の海」と呼ばれます。脾気は昇、
胃気は降で、燥湿相済し、共同で飲食物の消化、吸収と輸布を完成させ、気血
生化の源となり、「後天の本」とも称されます。脾はまた主統血、主四肢、
主筋肉の機能を持ちます . . . 本文を読む
ドクター新谷メールマガジン より抜粋
■酵素が野生動物の生命力の源だった!
野生動物が食べている生食には、酵素や補酵素がたっぷり含まれ、消化以外の
働き(自然治癒力を高める役割)にエネルギーを回すことができます。
それに対して熱処理されたペットフードを主食にしている室内動物の90%は
5年以内に病気になると言われています。
「野生動物と室内動物の違い=食品中の酵素の含有量の違い」と捉えられます。 . . . 本文を読む