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腹式深呼吸法

2010-11-02 11:48:11 | 気功
太極拳と気功療法の腹式深呼吸法は、
いずれも≪吐納術=呼吸法≫と≪導引術=意識による気の全身運行≫を基にしています。

太極拳においては、≪動中求静≫
先ずは、同じ動きを何度も繰り返し練習。動作や規格を正しくすること。
動きがスムーズ(連環して)に行えるようになるまで呼吸は自然なままで構いません。
ただし、意識は腹部(丹田)に落とすということは習慣づけてください。
腹式深呼吸と合わせるのは、動作が熟練してからとなります。

気功療法においてはは、≪静中求動≫
動作や姿勢は、比較的単純。
覚え易いので、習い始めから呼吸に動作を合わせる(調息)ことが可能です。

気功と太極拳の深呼吸は、速度の点でも大きな違いがあります。
気功の場合は、一回ごとの呼吸の速度は一定で長いものになります。
太極拳の場合は、姿勢(動作)に応じて変化(拳勢呼吸)します。

正しい呼吸を行う為には、
虚領頂頚:百会は軽く持ち上げられている
⇒精神が起き上がってくる(研ぎ澄まされる)ので、意識による気の運用を行える。

含胸抜背:気を丹田に納め、身体を端整な形に整える
⇒立腰(命門が後ろに張り出される=腎に作用する)となるので、太極拳特有の螺旋運動との相乗効果
から督脈、任脈、帯脈の通りを良くする。

手や足、指先(各々に経絡が通っていて、ツボも多い)にまで意識を行きわたらせることで、気血を全身
に廻らせる効果が生じます。