仏教における縁起(えんぎ、サンスクリット:pratiitya-samutpaada、パーリ語:paTicca-samuppaada)
は、仏教の根幹をなす思想の一つで、世界の一切は直接にも間接にも何らかのかたちで
それぞれ関わり合って生滅変化しているという考え方を指す。縁起の語は「因縁生起」
(いんねんしょうき)の略で、「因」は原因、「縁」は条件のことである。
経典によれば、釈迦は縁起について、 . . . 本文を読む
「世間の人たちにはあれほど親切で饒舌なのに、家に帰って来ると、ちっともしゃべらない。
なんでこんなに思いやりがないの」と言われてしまった経験がある。自分の希望どおりでない
時には、だれしもつい愚痴が出る。
「愚痴をこぼす」「他人の愚痴を聞いてあげる」などと言われる「愚痴」とは、こぼすことに
よって状況が好転する見込みもないのに、くどくどと嘆くことを意味する。聞かせる相手に
とっては迷惑な話なの . . . 本文を読む
仏教の三毒は、貪・瞋・痴(とん・じん・ち)
です。
貪・・・むさぼる、ものに執着する。「妬む」ではない。
瞋・・・怒って腹を立てる。
痴・・・本能や欲望のままに動いてしまい正しい行動が取れないこと。
理屈から入るのではなく、自分自身の身体感覚に意識を向け、深い呼吸とともに、
まず心身をリラックスすることが非常に重要である。 . . . 本文を読む
鎮魂行
少林寺拳法では,基本練習と術科(技)の間,あるいは練習を終えてから,場合によっては
練習を始める前に,適宜,片蓮華の座禅を組み,呼吸を整え,以下の教えを声に出して唱え,
己の魂を鎮め,心を正します。
<聖句>
己れこそ己れの寄るべ、
己れを措きて誰に寄るべぞ、
良く整えし己れこそ、
まこと得がたき寄るべなり。
自ら悪をなさば自ら汚れ、
自ら悪をなさざれば自らが浄し、
浄きも浄からざ . . . 本文を読む
第二の矢を受けず
このところ様々なレベルの虐待やいじめ・殺人など、心痛む事件が多い。心のちょっとした
波立ちが、悪感情を増幅させて悲惨な事態をひきおこしてしまうようだ。
仏教、とりわけ禅は「心を調(ととの)えよ」との教えである。たしかに、上手に心を調え
られたならば事件にまでは発展しなかった、と思われるケースも少なくない。
お釈迦さまは、実に多様なかたちで繰り返し、心を調えることを教えら . . . 本文を読む
◎人生・仕事の結果 = 考え方×熱意×能力
「能力」とは、才能や知能といった「先天的な資質」を表し、「熱意」とは、情熱や努力する心
といった「後天的な努力」を表す。「考え方」とは、哲学や思想、倫理観といった生きる姿勢、
それらをすべて包含した「人格」を表す。最も大事なものが考え方であり、能力と熱意は0点から
100点までの点数があるのに対し、考え方は-100点から100点までが存在する。
◎動 . . . 本文を読む
孟子の言葉
「自ら反(かえり)みて 縮(なお)くんば、
千万人と雖(いえど)も吾(われ)往(ゆ)かん」
何か志をたててことを起こそうとするときには、いろいろな
批判や反対などがつきものです。
中には私利私欲のためだとか、自分だけの立身出世ためだとか、
売名行為だとか言われてしまうものです。
でもそのとき、自分の中で今から行おうとしていることを
もう一度考えてみてください。
よ . . . 本文を読む
風吹不動天辺月 雪壓難摧澗底松 (普燈録)
風吹けども動ぜず、天辺の月
雪壓(お)せども摧(くだ)け難し、澗底(かんてい)の松
風が吹くと地上の草木はすぐにざわざわと揺れ騒ぐ。天空の雲も風に煽られ形を
変えて流れ去る。
だが天上の月だけはどんな風が吹こうと動ずることなく、何処
吹く風とばかり無心にして輝く。
また、雪が降り積もれば、多くの草木はしおれたり、おしつ . . . 本文を読む
7月20日から、夏の「土用」に突入です。
「土用」の時季は1年に4回、
春夏秋冬の季節の変わり目にあります。
夏の土用は、夏に関係の深い臓器「心臓」から、土用の臓器「脾臓」に負荷や
メンテナンスが移り変わる季節です。
この時季、とにかく暑い!ですが、夏バテを乗りきろうと、やたらにものを
食べるのはNGです。そのように胃腸の負担も構わずに食べ続けていると、
脾臓に負担がかかって、全身を重く感じた . . . 本文を読む
水無月です
お天気はいまいちなこの季節ですが,
気づけば5月のあの憂鬱な気分がなくなってはいませんか
実はこれ,この雨のおかげなのです。
むしむしと湿度の高かった大気が実際に雨となって落ちてくるので,
空気がさっぱりし始めたんですね
空気さっぱりで気分もスッキリというわけなのです
そしてこの時季,栄養を含んだ雨をたっぷりあびて
植物はすくすくと成長します
人間のからだも同じで,成長期の . . . 本文を読む
陽気な春風に誘われて
春もののお洋服に身を包んでお外へおでかけ
と、思ったのに
長い冬を越した身体は下半身がパンパン・・
急いで運動を始めなくちゃ~
なんて思われる方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、身体の水はけが悪くて
むくんだ結果であることが多いのです
むくみのもとは、おへの裏側あたり、
腰椎の3番にあります。
ここに緊張がかかっていると
膀胱に水を集められず、
たまった水分を排泄 . . . 本文を読む
弥生です。
3月も半ばを迎えて
だいぶ温かい日が増えてきました。
春は肝臓が活発に動く時期。
普段の「脂肪やアルコール分解」や
「筋肉の疲労物質の処理」作業に加え、
肝臓内に溜まった不要な老廃物を捨てる
1年に1度の大掃除までしています。
そして肝臓は身体の毛細血管と関係が深いため、
肝臓に影響されて粘膜の毛細血管も同じように活発になり
炎症を起こしやすくなります。
そうすると、粘膜に付着した花 . . . 本文を読む
春高楼の花の宴 巡る盃 影さして
千代の松が枝 分け出でし 昔の光今いづこ
秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて
植うる剣に 照り沿ひし 昔の光 今いづこ
今荒城の夜半の月 変わらぬ光 誰がためぞ
垣に残るは ただ葛 松に歌ふは ただ嵐
天上影は変はらねど 栄枯は移る世の姿
映さんとてか 今も尚 ああ荒城の 夜半の月
. . . 本文を読む
3月6日~3月20日
おなじみ,虫たちが地中からはい上がってくる節気です。
こうなると増えるのが花粉症。
まず,花粉症は「うまいことひけない風邪」と同じようなこと。
からだの新陳代謝が赤ちゃんのようにスムーズにいっていれば,
一時熱がかっと出て,すうっとひいて終われることなのに,
さらに,ちょっと昨年末を思い出してみましょう。
あのときわいわいみんなで食べたり飲んだりしたあんなものやこんな . . . 本文を読む
2月19日~3月5日
雪解け水を現す「雨水」の名前。
最近は,年末よりも寒いような気もしますし,
しかし晴れると温かく,春が近づいていることを感じる気もします。
寒暖の差が大きい最近,多いご症状は,肩の痛み。
寒さで首をすくめたりすることで,肩が凝ったりなどは
確かに冬の症状としてよくあります。
特に,立春を過ぎてからというもの,からだは雪解けを始め,
きゅうっと固くなった頭蓋骨や全身が . . . 本文を読む