MASの搭乗員日誌

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Ki84 塗装

2024-08-13 08:10:38 | 軍需工廠

Ki84作製のつづきです。

 

塗装作業に入ります。

風防を不注意で落としてしまい経年劣化で脆くなっていた箇所が欠けてしまいました。

わずかな部分ですみましたがとりあえずポリエステル パテで修復しました。

後部の窓枠が一本足りないのでアルミテープで成形しました。

このあとにガラス面をマスキングし胴体に接着しました。

 

下面塗装

主翼のアルミテープ面にはミッチャクロンを吹き付け塗装の食いつきをよくしておき、ここは特に何の疑問も無くタミヤ エアモデルスプレー AS-18 明灰緑色(日本陸軍)を全面に吹きかけました。

 

さて下面はともかく上面の色が難しい。疾風の作例を見るとまず無塗装ジュラルミンと塗装アリで別れ、その塗装アリの場合に上面色が複数あります。

よく模型化されている第47戦隊 45号機ですがこの一機でも一般的な濃緑色や黄緑、黄土色、カーキ、オリーブドラブと様々・・・いったいどれが正解?

とりあえず日本陸軍では昭和19年の8~9月頃から以降に生産された航空機の上面は黄緑七号色に塗装し引き渡す!となったそうです。

その黄緑七号色なるものの解釈が色々な資料や主観によって人それぞれ思うような色調になっているようです。

現存する実機の塗膜片にしろ当時の色見本にしろ経年変化があるだろうし当時実物に携わっていた方々の記憶も変化するだろうし現在では知るすべがない・・・正解は想像で補完するしかなく一人一人の心にあるものだと思います。

そんなわけで私なりに色々な資料を見たり調べておおまかなイメージでコレくらいではないか!と落ち着きました。

左がタミヤ AS-17 濃緑色(日本陸軍)です。以前アルファモデル 疾風はこれで塗装していました。

右がAS-17 濃緑色の上にAS-6 オリーブドラブを軽く吹いたものです。色々と試した中でこの組み合わせが一番私が持つイメージに近かったのでコレに決めました。

あと、どの資料だったか失念しその言及探してもを見つけられなかったのですが当時、中国大陸の米軍 P51と同じ色で塗装し敵に勘違いをさせろってのも発想もあったようで・・・本当なのかどうなのか! そうだとしたら面白いですが日本の陸海軍は共に情報伝達がずさんだったようなので連絡が行きわたらずに味方からの誤射が増えそう・・・。とにかく米軍の塗装を意識していたのならオリーブドラブっぽくもあったのかと・・・これも自分の決定への補完材料ですね。

 

上面塗装

決まったところでAS-17 濃緑色で上面を塗装してからAS-6 オリーブドラブを下色が生きるよう吹き付けました。

 

本土防空隊 白帯

疾風に本土防空隊の白帯の組み合わせって良いですね!

白帯はまずタミヤ TS-101 ベースホワイトを吹き、乾燥したところでTS-27 マットホワイトを吹きました。

通常アルミ地肌ホワイト等の明るい色を吹きかけてもなかなか下地色が消えないのですがコレは一発で効きました。

 

日の丸

キットに日の丸のステッカーが付属していたのですが配置してみたところ小さい。

また、胴体には日の丸が塗装されているのですが・・・これはサイズ感はほぼあっているのに残念ながら位置が高い。

 

消します。

せっかくある日の丸ですが位置が違えば意味がないので消去です。

 

主翼 日の丸

赤のカッティングシートを貼りました。

補助翼にまでかかるこのサイズ!白い四角の中央にある感じがスッキリします。

 

胴体 日の丸

塗装してあったものよりわずかに大きいサイズ、正面にして見ると下の方に位置します。

 

プロペラ

海外から予備を含めて2枚到着しました。盆休み前に到着するかやきもきしていましたが間に合いました。

アマゾンやヤフーストアに楽天ストアでやたら高額で販売していましたが卑しい者からは買いたくない!

転売ヤー根絶!って事で他にあったらいいものと合わせてFMSから直接購入しました。

全体はタミヤ AS-17 濃緑色で塗装し、黄色ラインを加えました。

 

塗装作業完了

あとは各部調整と仕上げ作業って事になります。

 

つづく・・・。