今晩は。
さて、タイトルの3種ですが「飼育困難種」である共通点があります。
ではなぜ、飼育が難しいのでしょうか?
今回、敢えてノコヘリヤブガメを除外しました。
私なりに明確に他種との差異があるからです。
簡単に言えば、この3種は海岸線に近い場所に棲息していることが共通点です。
そして彼らの棲息地に大きな影響を与えているのが昼間の海風だと私は考えます。
ブラジルヘビクビガメは完全な夜行性ですが、これは夜間の方が凪が多いのと陸風の方が風力が弱いために、夜間の気温が比較的高いからではないかと思います。
以前にも書きましたが、ブラジルヘビクビガメの甲羅は非常に分厚く、重いです。
カルシウムの要求量が高いと思いますが、これは彼等の棲息地に海風が海水成分を運んでいて、エサや水中のカルシウムが豊富だからだと考えます。
この推論を裏付けるデータが散見されているので、近く論拠を伴う私の仮説を書こうと思います。
私の仮説が正しければ、タイトル3種の長期飼育は充分に可能となるはずです。
乞うご期待!
大変興味深いです!場所や地理的条件にもよるでしょうが、土壌や水質、気候などこれら飼育難種に共通しており、それが肝だとしたら日本語で書かれたテキストとしては画期的なのではないでしょうか?
楽しみにしております!
正直、コウホソの飼育に一筋の光明を見た思いです。
以前から、エキスパンサやロンギが飼えるのに、オブが飼えないのは、棲息地の水質ではないかと考えてはいました。
地下水学会がオーストラリア各地の河川の水質調査をした調査結果を読み、なんとスワン川の水質の特異性についてかなりの紙面を割いていました。相当に特異な水質です。おそらく雨量の少ないオーストラリア西部のカメは全て飼育難易度が高いはずです。
クビカシゲ、マルナガともに飼育する機会はありませんが、あってもコウホソ級に困難な飼育になるでしょう。
まぁ、私としてはずっと悩んできた案件だけに仮説が立てられただけでも快挙なんですが。
でも、この仮説、もしも正しければ、ブラジルヘビクビ同様、またもや飼育のノウハウの無料公開になりますが…
詳細は近くブログ掲載しますのでお楽しみに!
しかし、カメの飼育の奥深さに改めて酔いしれています。