ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

郵政民営化スタート

2007-10-22 16:21:11 | Weblog
郵政が国を離れて一人歩きを始めた。
まだ国が株を全て所有しているのだろうから完全民営化とはいえない。
しかし民間企業への第一歩を踏み出したことは確かだ。
JRやNTTのようにうまく軌道に乗せて新しいビジネスモデルを創造して欲しい。

今日お米を“ゆうパック”で子供のところへ送った。
新しい制服を着た人が集荷に来て、電子端末を操作してデータを打込み、明日
着きます、といいながら領収書をプリントアウトした。
以前の人とは違って、安心出来るように思った。
肝腎の料金も、今までのところより500円程安くなった。
お米だと袋のままで送れるのでケース代も助かる。
そして同じところへ送ると、ニ度目からは50円引きになる。

クロネコに持って行くと受付の女の人がテキパキと対応してくれて気持が良かった。
民間は国営と違って動きが違っていた。
今日の集荷の人は遜色のない身のこなしだったが何処まで進歩していけるかが課題だ。
民間会社は潰れることもある、と全社員が何時自覚出来るのだろう。
其の時が本当の民営化の出発点だ。

私は日本郵政株式会社社長の西川善文さんの書いた“挑戦-日本郵政が目指すもの”という本を読んだ。
読後感としては、27万人ものマンモス企業がぬるま湯につかって、いい湯だな、とやっているところへ、厳しい最前線で戦争をしていた司令官が突然踏み込んで来て、冷水を頭からぶっかけた、のではと思った。
それにしてもリーダーが変われば会社も変わる。

民営化するまでは、総裁が地方の若手と意見交換をしたことなど一度もなかったのではなかろう。恐らく総裁は神様と同じで雲の上に鎮座していたのだろう。
全てのことが徳川時代さながらに上意下達で、下の者はご指示通りに、はいごもっとも、と流れに身を任せていれば、給料は降って来るか、湧いて来たのだろう。

しかしこれからはそのようには行かないだろう。

全国津々浦々にある郵便局を網羅して今までにない細やかな、其の地域にあった金融やもの流通や物販、そして地域に根ざした安心出来る郵便局の情報網で特に高齢者ヘの販売流通を核にした社会貢献のモデルをつくり出して欲しい。