本の著者は内田義雄氏でNHKで報道関係のキャリアだった。
”戦争指揮官リンカーン”の題名に引かれて手にとった本だ。
リンカーンといえば奴隷解放をしたアメリカ大統領で、”人民の、人民による、人民のための政治”といった有名なゲティスバーグの演説ぐらいしか知らなかった。
南北戦争時の大統領だったことは分っているが、この戦争を実際に指揮していたとは全く知らなかった。
はじめて電信を使った戦争だったことも知らなかった。
大統領が電信室に入り浸っていて、情報を最初に知り、そく指示を出していたなど読んだことも聞いたこともなかった。
そしてこの内戦の死者が54万人にも及んでいたとは更なる驚きだった。
内戦であれ戦争の決着は相手の息の根を絶たなければ終わらない。
文中に「戦争を終わらせるためには、総指揮をとっているリー将軍の息の根を止めるしかない、というくだりは、百四十年後、ブッシュ大統領が9.11テロの首謀者と断定したオサマ・ビン・ラディンを「捕らえるか、殺せ」と演説した言い回しと大差ない。」とあった。
このほんを読んで政治家リンカーンの本質を見たように思った。
”戦争指揮官リンカーン”の題名に引かれて手にとった本だ。
リンカーンといえば奴隷解放をしたアメリカ大統領で、”人民の、人民による、人民のための政治”といった有名なゲティスバーグの演説ぐらいしか知らなかった。
南北戦争時の大統領だったことは分っているが、この戦争を実際に指揮していたとは全く知らなかった。
はじめて電信を使った戦争だったことも知らなかった。
大統領が電信室に入り浸っていて、情報を最初に知り、そく指示を出していたなど読んだことも聞いたこともなかった。
そしてこの内戦の死者が54万人にも及んでいたとは更なる驚きだった。
内戦であれ戦争の決着は相手の息の根を絶たなければ終わらない。
文中に「戦争を終わらせるためには、総指揮をとっているリー将軍の息の根を止めるしかない、というくだりは、百四十年後、ブッシュ大統領が9.11テロの首謀者と断定したオサマ・ビン・ラディンを「捕らえるか、殺せ」と演説した言い回しと大差ない。」とあった。
このほんを読んで政治家リンカーンの本質を見たように思った。