久し振りに町一番の文房具屋さんへパーカーのインクを買いにいった。
出されたインクはカートリッジだった。
ビン入りのパーカーのクインクのブルーブラックと指定した。
引き出しから取り出したビンのラベルが少し浮き上がって丸まり、
売れずにいた時間の長さを感じさせた。
今は殆どの万年筆のインクはカートリッジ式になってしまっているのだろう。
スポイド式は時代遅れの遺物のようになってしまったのだろうか。
中学生時代に万年筆が流行っていてみんな1~2本は持っていた。
金額は忘れてしまったが、子供が買うのだから安もん(安物)だった。
万年筆を勉強で文字を書くのに特段使った訳でもないのだけれど持っていた。
その頃の万年筆はもうないけれど、高校へ入学した記念に父がくれた
パーカー万年筆は今も使っている。
写真の一番前の万年筆がそれだ。
一番後ろがモンブラン、真中がプラチナで父のお下がりだ。
40年も50年も使っている。
夫々に個性があって、指先に感じる感触、書き味が違って面白い。
パーカーはおおらかで走るような・・モンブランは端正な・・
プラチナは細く、堅いような気がする。
どうしようもない生来の悪筆の自分が万年筆を云々するのはどうかと思うのだけれど
毎日解らない単語を字引で引いてスペルを書いて、意味を書いている。
ぼけ防止にはモッテコイの作業だと思っている。
字は一向に上達しないけれど・・・・・