ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

“脳は眠らない”を読む

2017-10-31 22:52:30 | Weblog
夢を生み出す脳の仕組みについての研究者と研究の成果と変遷が門外漢にも面白く読めた。
夢と言えばフロイドの理論が正しいとみなされていたが時代が進むにつれて脳の働きの場所や動きの状態を記録する機器の進歩で夢を見た時の様子が目に見えるようになってきてフロイドの説もただしいと言えなくなってしまった。また脳は夢の中、睡眠中に溜め込んでいる情報の書き換え、情報の更新を繰り返して常に最新の状態を維持していて、その作業の過程で夢を見るらしい。ああニューロンの発火など、、、脳と身体で自分が出来上がっているのはわかるけど、突き詰めていくと細胞を構成している分子に行き着くのだろうが、それにもかかわらず思い悩む自分いる。脳は不思議で超自然の産物に思える。

前川前文部事務次官の座右の銘「面従腹背」

2017-10-14 20:32:15 | Weblog
1996年に小学館から出版された遠藤周作の「戦国夜話」を読んだ。
12話ある話の5話に「水の人、小西行長」の話があって行長が面従腹背の生き方をして秀吉の切支丹禁止令で棄教したにも関わらず陰で切支丹を助ける二重生活をしたことが書かれていた。そして第二次大戦中の自由主義者の面従腹背の生きざまは決然と主義を掲げて生き抜けない日本人の一つのパターンだとあった。確かに戦国を生き抜く行長や戦時中の弾圧に屈した文化人が時の権力に対して面従腹背の態度をとったことは命に関わる懸念のある時代だったから仕方がないと思う。でも如何だろう、現在の日本で面従腹背の生き方をしなければ命を奪われると言った心配はない。正しいと思う事を正面切って正々堂々と主張することこそ国家公務員のトップのあるべき姿のはずだ。 面従腹背は上司に対する忖度そのものではないのか。公務員の最高権力者の座右の銘が「面従腹背」だったのは驚きだった。そして前川発言が正義になっているのも不思議でならない。安倍首相の脇の甘さも大いに責められるべきである。政治家や公務員は国民に対する責任を確りと果たしてもらいたい。

久坂部 羊の「院長選挙」を読む

2017-10-13 19:46:38 | Weblog
新聞で“院長選挙”と言う題名の本の広告に引きつけられて読みたいと思ったが、後期高齢者の小遣いでは飛びついて買うには躊躇があった。そこで図書館に購入依頼をすると検討して、購入可能であれば通知してくれることになった。2週間後に図書を返却しに行って尋ねると島嶼部の図書館にあったものを取り寄せてくれていた。早速借り出して読んだ。お堅い本かと思っていたら、パロディだった。面白かったのであっと言う間に読み終えた。フィクションに違いないのだが、大学病院での院長選挙はきっと教授間や専門分野間の確執があって、デフォルメされたこの物語のような展開が少なからずあるのだろうと思った。
それよりも一番驚いた事は病院関係者が思い思いにぶちまける本音の言葉に驚かされたが教授達は専門分野には密かに真剣に取り組んでいる、と言った職員の言葉があって安心した。今病院で治療をしている自分にとってはちょっと怖い思いがして、読んだことを後悔している、、が治療は真剣に取り組んでくれていると思っている。

BLACk FLAGS「イスラム国」台頭の軌跡 を読む

2017-10-10 10:52:01 | Weblog
いつも中東の紛争地帯のニュースを観ていて思うのはイスラムの宗派の争いが根底にあるのかな、と思うのだが、最近のイスラム国を見ているとどうもそればかりではないように思える。残虐なテロの様子を世界にネットで送り出して世界中を震撼させ、同調者を集めて領土を広げ、イスラム国の独立宣言をして傍若無人な非道の繰り返しはイスラム教徒の離反や全世界の非難を引き起こしている。
それにしても現在の世界の混乱の坩堝の中には必ずアメリカがいる。世界一の軍事力や情報収集能力を以ってしても世界を思うようには動かせない。果たして世界に平和が訪れることがあるのだろうか?
この本で映画や小説の世界の事のように思っていた事が現実に起こっていたのだと実感して恐怖を覚えた。それと同時に神は何処にいて、いつ現われるのか、、、???と、、、、思った。

松茸入りのホイル焼き?

2017-10-08 09:42:20 | Weblog
15人程で始まった月に一度の同級生との飲み会は40年を越えて続いているが今は10人に減ってしまった。
若い頃は誰が最初に亡くなるか?誰が最後になるか?などと言いながら楽しんでいた会も段々と年を重ねるにつれて元気だった人が亡くなる現実に淋しさがいや増して来て、別れ際に「来月も又元気で会おう」と言い合うようになっている。今も一人癌と向き合っている。それでも仲間は「髪が増えていたぞ、まだまだ大丈夫だ」と軽口を叩き合って、出席していない彼がいつもと変わらずそこにいるように思っている。今回は産地不明の松茸のホイル焼きと土瓶蒸しが出て一応秋の味覚を堪能できたと思いたかったが、、、まあそれはそれとして会合を楽しめた夜だった。

ポケモンショック(光過敏性発作)

2017-10-05 07:41:44 | Weblog
朝偶々点けたテレビでポケモンの紹介番組をしていた。
小学二年生の孫が六年前に夏休みを1ヶ月祖父さん祖母さんと過ごした時テレビは孫に占領されてポケモンを食い入るように見ていたのを思い出した。
ところが番組が変わって突然爆発の画像の残像が現れて消えない。目をつぶっても見えていて不安になって目薬をさしてみたが駄目で外へ出て遠くを眺めてみたり空を見上げても消えなかった。
少ししてポケモンショックのことを思い出して我慢していると残像がいつのまにか消えていった。
ホッとした。そう言えば高齢者の自動車検定を受けた時残像がなかなか消えなかった検査があったのを思い出した。高齢者は身体のちょっとした変調にも敏感になってしまう。

秋だ!老人も外へ!

2017-10-04 19:55:55 | Weblog
毎日工場地帯の外周部が海浜公園になっている岸壁と突堤へ行く。
将棋、お喋り、釣り、ウォーキング、サイクリングなどを高齢者がしている。
時間帯にもよるが顔ぶれは殆ど同じだ。
後期高齢者の自分も仲間である。
今日はだんだんとお天気がよくなたので三時間過ぎから公園へ出かけた。

軽四の魚屋さん

2017-10-03 10:23:14 | Weblog
魚好きの我が家は週に2回ほどやって来る軽四の魚屋さんと仲良しになっている。
別棟のひいばあさんの家に来出してから数えると30年は越えている。
「奥さんいる!」と威勢のいい声が聞こえるとお財布を握って、奥さんはそそくさと出て行く。
年金暮らしだから贅沢はできないのを知っていて年寄りの身の丈に合った値段で新鮮な地物を持って来てくれる。
時々シャケや鯛のアラを綺麗に造ってサービスでくれたりする。
売ればいいのにと言うと、この頃はあら炊きをして食べる人はあまりいないと嘆いていた。
喜寿を迎えて毎日奥さんの手づくり料理を食べられる幸せを噛み締めている。