ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

恐ろしい話

2006-06-29 16:51:08 | Weblog
笑い話みたいで、とても恐ろしい話です。
夜の葬儀場の通夜の帰りの薄暗い駐車場で、運転席に座った老婦人がキーを差し込もうと盛んにハンドルの付け根で手を回すのですが一向にキーの穴に入りません。ご主人がライターをつけて明るくしても上手く入りません。それを近くでどうしたのだろうと見ていたが見かねて「どうしたのですか?」と声をかけると「キーがうまく入りません。すみませんがチョット入れてくれません。」と声が返ってきた。それじゃあと、覗き込んで、さっと差し込み「これでいいですか?」「はい有難うございました」と返事があった。私は怪訝に思ったので「おたくが運転されるのですか」と尋ねると「はいそうです」と答えて、頭をチョコットと下げるとエンジンをかけて駐車場を出て行きました。それを見送りながら、これは現代の怪談ではないかと思って、鳥肌が立つ感じがしました。向こうからあの老婦人が走って来たらどうしよう。お〜〜〜こわあ〜〜〜

生きてるって・・

2006-06-19 22:26:06 | Weblog
若い頃の手術で輸血をうけた姉が亡くなった。
C型肝炎からの癌の発症が原因だった。
長い間のインターフェロンの治療を経て3年前に余命後3ヶ月と宣告された。
それでも次々と開発される新しい治療法に助けられて、入退院を繰り返しながらも3年間普通に近い生活をすることが出来た。
しかし2ヶ月前に始まった癌の異変は、2ヶ月程で、全身を食い尽くしてしまった。激しい痛みを押さえる強い鎮鎮痛剤の朦朧とする意識の中で、「おかあさん、死にたくない」と消え入る声で言い、また「家に帰りたい」とつぶやき、最後に「ありがとう」と看取った兄に別れの言葉を残して逝ってしまった。
再び優しい笑顔も、言葉も聞くことはない。
痛みから解放されて、よかったたんだ、と思いながらも、少しでも長く生きていて欲しかった。

心の中に生きていても、もう語りかけてくれることはない。生きているって・・・


癌との戦いは戦争だ!

2006-06-06 15:41:44 | Weblog
国を挙げて癌制圧に挑戦して欲しい。身近に癌を病んでいる人がいるといたたまれない。少しづつ細胞を蝕まれて行く様子をみていると体が震える程辛い。突然やって来る不慮の死や本当に年老いての死とは違って、確実な治療法があれば救われる、と思うと居ても立ってもおれない。私たちの体については人知では計り知れないものがあるのかも知れません。しかし国家プロジェクトとして、戦争をするくらいの人とお金を投入して、あらゆる方向から研究をして欲しい。明日では遅すぎるのです。1兆円かかっても2兆円かかっても、安いものだと思う。道路や橋も必要かも知れませんが、癌から人を救い出すことが、それ以上に急務だと思う。道は今造らなくてもいいけれど命は今助けなければなりません。何故出来ないのでしょうか。

消えゆく命を見つめ続けるのは辛い。

何とか癌細胞の転移や増殖を押さえる「?」を探り当てて欲しい。

春の海をかっ飛ばす

2006-06-02 20:47:45 | Weblog
曇って霞がかかった瀬戸内で高速船を楽しんだ。と云っても仕事です。
2隻の高速船が18ノット(33km/時)ぐらいのスピードで並走しながら走って、
高速船が波を蹴立てて進む写真を撮るのです。一方側からの撮影がすむと途中で海の真中で高速船どうしを椄舷して、乗り換えて、方向転換して又スピードを上げて走る高速船を撮影するのです。仕事と云えば仕事ですが、船首の甲板で風をぐんぐん切って進む爽快さは仕事ではなく、楽しい大人の遊びみたいでした。快晴だったら世界一の“しまなみ海道”の3連吊り橋をバックにしていい写真が撮れたかもしれません。
しかし、にわかカメラマンですからそれは分りませんが。