ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

2006年も紀元前も不変なのか?中国は?

2006-01-17 18:02:31 | Weblog
今 ハーバード大学名誉教授のD・S・ランデス著竹中平蔵訳の富と覇権の世界史“強国論”を読んでいる。そのなかに無限の支配力を振るった「全体主義」の帝国と云う部分がある。少し引用させてもらおう。「中国では、まだいわゆる中華帝国が建設される前でさえ、社会は監督され、規制され、そして抑圧されていた。権威というものは、善意や正しい心構え、個人の美徳によって決まるものではない。紀元前300年のころから、中国の倫理学者は、臣民の好意ではなく服従を勝ち取ることによって統治する術を説いていた。云々」このところを読んで現在も全然変わっていないと思った。確かに専制君主はいないけれど体制という君主が君臨している。どこの国でも何千年にも亘って育まれた思想や文化はDNAのように確実に繋がっているのだろう。日本にも不変のものがあるに違いない。しかし周りがみな同じだとよく分らない。それでも生まれて来てよかった国ではある。