ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

子供を守る「まもるくんのいえ」運動

2006-01-24 10:57:06 | Weblog
最近学校帰りの子供などの殺害や誘拐など悲惨な事件が頻発している。60過ぎの年代からするとチョットどうしてこのようなことが起こるのか不思議でならない。私達の子供のころは終戦直後で食べるものも着るものも住む所も充分でない、ないないずくめの時代でしたが、栄養失調で亡くなったり、治療が出来ずに死んで行く子は沢山いたと思いますが皆必死で生きていました。ガキ大将やいじめはあったけれど、それが原因で自殺を考えるようなことはなく、皆乗り越えて来た。知らず知らずに心を鍛えられて来た。しかし戦後はあらゆることのタガを外すことが自由であり、革新であり、民主主義だ、と緩めてはいけない日本伝統の精神風土まで壊してしまった。一番大きな誤りは学校教育での何でも平等主義だと思う。弱い子が強くなり、強い子は弱くなるように強制された。しかし社会は、守られた学校社会と違って、弱肉強食の世界だ。社会に一歩踏み出すと、守られてばかりいた人たちは、ある人は恐れをなして親の庇護を求めニートになったり、自分より弱い子供達への虐待に走ったりする。一方強制的に押さえ付けられていた人は、より反抗的になって社会からはみ出したり、思いやりを忘れた指導者になったりしている。子供時代に競争をさせて、反骨心や人を守る優しさ、そして傷つけた時の心の痛みなどを味わわせておけば幅の広い人になるのではないでしょうか。

愛媛県では街のあちこちに「まもるくんのいえ」のプレートが貼られています。子供達の緊急避難場所です。子供の登下校の道沿いは勿論色々な場所が指定されています。市役所の車、郵便屋さん、銀行の車などあらゆる媒体を利用して子供達の見守りをしている。安全が続くことを願っている。