我が家はただいまリホーム中、昨日までの3日間はお風呂が使えなかった。うち1日は私の通うスポーツクラブ(兼お風呂)の定休日、10年振りに銭湯へ行った。
山手線内とはいえ下町情緒たっぷりのこの界隈、徒歩10分以内に小さな銭湯が3軒ある。そのうちのひとつ、2年程前にリホームをした銭湯、前を通る度に気になっていた。
銭湯予定その日に限って職人さんの出入りが多く、夕方気が付くとかなり疲れていた。一緒に行く予定だった娘は帰宅が遅くなるというし、寒いし、挫折の葛藤はあったのだが、エイっと出かけた。
かなり古いビル内の質素な銭湯、掃除が行届いていて、落ち着く空間だった。「ご利益気分の銭湯」のコンセプト紹介に偽りはないと思う。てくてく歩いてこんなところに来れるなんて~と思いながら、烏龍茶色のお湯に浸かりとろんとした。早めの時間だったこともあり、年配の方が多くゆったりとした時間が流れていた。お孫さんとお祖母さんらしき方とのやりとりがとても微笑ましく、思わず笑顔になった。
ひとりだし、帰りに気分が悪くなっても困るので、もっとゆっくりしたい気分をなんとか振り切った。全身脱力状態、ひとり銭湯体験の達成に満足し、足をややかくかくさせながら歩いて帰った。
考えたら、本当に小さい時以来、銭湯は行った記憶がありません。どんどん数も減ってますもんね。
いろいろな意味で貴重な銭湯体験、私まで行ったような気分になれました(^_^)
何かきっかけがないと、なかなか行くことのない銭湯です。今なお残っている銭湯は、経営者の心意気が感じられるところでした。
私にとって、ひとりだったことがかえって気楽だったのかもしれません。450円でたっぷりの達成感(^^;;