ゆらゆら生活

2012年に始まったゆらゆらとした生活の中、絵を描くことの魅力に。

カミングアウトその後

2013-10-02 | 日常
カミングアウトした人に、体調について、どのくらい正直に話をするかはその時々迷うところである。

すれ違いざまに"元気そうじゃない!"と言われた時には、完全に固まってしまった。そんな時は、勿論、本当のことをを答えたりはしない。相手も明らかに何かを聞こうとしているわけではないと思う。もっとも、このタイプの人に、何かを聞こうとされてもそれはもっと困ることだ。

"ちょっとちょっと、◯◯さん、次の検査明後日なんだって~明日はもう来なくていいわよ!"と、いきなり離れたところから大声で言われた時には、ありえない!と思い、凹むを通り越した。自己防衛本能なのか彼女を客観視し、品のいいマダムだと思っていたけれどもわからないものだなあ、と。

心優しい友人には、旅行など何かの計画を立てるにあたって、必要に迫られて本当の体調を伝えることがある。今のところ、これが一番理想的だと感じている。心優しい友人には全て話してしまいたい気持ちはあるけれども、逆の立場を考えるとちょっと重いかと思ってしまう。

カミングアウトにあたって気がついたこととして、何人かの医療現場に近い友人にとても救われたことがある。医学的知識のもと、冷静に受け止めてくれるからだ。
ある時ごく自然な流れで、"途方にくれた時には、助けを求めるわね"と言うことができた。少し話したことのある彼女のご主人が緩和ケアにも携わる医師であることを知っていたものの、その言葉を自然にだせたのは、受けて止めてくれる空気感をもつ彼女のおかげだと思う。かなり重いひとことなのに、私の心はとても軽くなった。実際に何かをお願いすることのある無しにかかわらず、私にとって、大きなお守りのような言葉となっている。

今日一日が素敵な日でありますように

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