yuuの夢物語

夢の数々をここに語り綴りたい

小説 泣き声 1

2008-02-05 22:46:43 | 創作の小部屋


今日倉敷は比較的暖かだった・・・。その証拠に洗濯物が乾いたということだが・・・。
ここ二三日新しいパソコンと戦っていたが・・・。XPになれているのでビスタの機能がつかみにくいということである・・・。少々お疲れ気味で眠いが・・・。InternetExplorerも6から7へ変わっていてはじめは使い辛い・・・来月から7へのダウンロードが皆様へ通知されることになるらしいが・・・。今この日記もビスタで書いているが・・・扱いにくいのである・・・。やはりなれたXPの方が快適に書くことができるが・・・。

家人は朝早くからグランドゴルフへ・・・。昨夜からその準備に余念がなかったが・・・。よほど楽しく入れ込んでいるらしいことはみていてよくわかる・・・。今まで外に出ることもなかった家人は人と出会い話すことが楽しくてしょうがないということか・・・。
午後2時頃帰ってきてホールインワンが出なかったことを悔しそうに口にしていたが・・・。初めてまだ半年にもなっていないのに何年もやっているようにいう家人をみていて頬がゆるんだが・・・。まあ楽しければいい・・・人の中に入り出会うことが大切か・・・。


  泣き声

 子供が出来るという未知の世界を育子は不安と好奇と期待で受けとめていた。
「何だか不思議・・・」
 と言いながら生き生きとしていた。
 悪阻もそんなにひどくはなく無事通り過ぎた。その頃から育子の腹の辺りが微かに膨らんできたように見えた。
 驚いたことに原稿はすべて一回で、書直を受ける事がなくなった。
「食欲もこんなにあるし、生命力も旺盛になったわ。それに一日一日が充実しているから恐いものはないの」
 細い食だった育子が化けの皮を剥いだように食卓の上の物をすべて平らげるようになった。
 たしかに、最近の育子は溌剌として見えた。母になるという自信が漲っていた。
 隣の騒音にも慣れ、寧ろその音が快い響きで心に届くようになっていた。聞こえてこなかったら何だか不安になるのだった。
「この二三日どうしたんだろう」
「お二人で温泉旅行ですって・・・」
「ほほう、雪景色を見ながら湯に浸かり歌っているのかな。それにしてもお隣さんは福の神であったということだな」
「ね、引っ越さなくてよかったでしょう」
「ああ、まあな・・・」
 そのように二人は会話をしているが、何だか淋しいものがあった。とめどなく演歌のリズムが刻まれ拍子外れの歌声が届かないことに切ないものを感じていた。

 
    
    

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皆様御元気で・・・ご自愛を・・・ありがとうございました・・・。

恵 香乙著 「奏でる時に」
あいつは加奈子を抱いた。この日から加奈子は自分で作った水槽の中で孤独な魚と化した。

山口小夜著 「ワンダフル ワールド」文庫本化決定します・・・。
1982年、まだ美しかった横浜―風変わりなおんぼろ塾で、あたしたちは出会った。ロケット花火で不良どもに戦いを挑み、路地裏を全力疾走で駆け抜ける!それぞれが悩みや秘密を抱えながらも、あの頃、世界は輝いていた。大人へと押しあげられてしまったすべての人へ捧げる、あなたも知っている“あの頃”の物語。

山口小夜著「青木学院物語」「ワンダフル ワールド」の文庫本・・・。

作者のブログです・・・出版したあとも精力的に書き進めています・・・一度覗いてみてはと・・・。
恵 香乙さん

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