陽気ゆさん見たいゆえから

 










          中山みき様を  たずねて

何にても  謀反根を早く切りたい

2024-02-09 14:27:58 | 宗教
 なにゝてもたすけ一ちよであるからに むほんねへをはやくきりたい

 三号は、後部の始めに
   日々に神の心の急き込みは 自由自在を早く見せたい
   真実にたすけ一条であるからに 何も怖みは更にないぞや

と歌い、114で月日は「助け一条の心」を持ち、親心のままにその意図を示す。
   何にてもたすけ一条であるからに 謀反の根を早く切りたい ― 恐れから解放され、人々が自由に生きるための時間の重要性を示す ― 「みかぐらうた」「二下り目」も同じように「謀反の根を切ろう」と歌っている。そこで、おふでさきとみかぐらうたのテーマを共有する歌を重ね合わせて、月日の神意をより深く理解してみたいと思う。

  いまゝでの事ハなんにもゆてくれな 廿六日にはじめかけるで    三 113
  これからハせかいの心いさめかけ にほんをさめるもよふするぞや    114
  このよふをはじめた神のしんばしら はやくつけたい神の一ぢよ     118
 とんゝゝとんと正月をどりはじめハ やれおもしろい
 「早くつけたい神の一条」 ― 私たち自身の内に宿る神の存在を指す。そのため、自分の環境を変えたいと思うなら、まずは自分自身を変えねばならない ― 二十六日にはじめかけるで ― 自分の内に神を感じ、神に凭れて流れに心を委ねることで、全てが変わる。これが、世界を変える力の源となる。

  よふぼくも一寸の事でハないほどに をふくよふきがほしい事から    130
  いかなるのぢうよじざいのこのためし ほかなるとこでさらにせんぞや  133
  いまゝでもためしとゆうてといたれど もふこのたびハためしをさめや  134
 ふしぎなふしんかゝれバ やれにぎわしや
 「ためし」は、おふでさき十五号50、51の歌で、「おつとめの実行」と明記してある。
  ためしおさめや ― 陽気づくめ、一人残らずの人が喜ぶ真の世界だすけは、おつとめこそがその切り札 ― 他なる所でさらにせんぞや

  これまでハよろづせかいハ上のまゝ もふこれからハもんくかハるぞ   122
  たんたんとなに事にてもこのよふわ 神のからだやしやんしてみよ    135
  めへめへのみのうちよりのかりものを しらずにいてハなにもわからん  137
 みにつく
 よなほり

  「世界は上のまま」 ― 安心を得るために、外部に支え、援助を求める。
  「神の借りもの」 ― 月日との一体感から得られる安心感があり、その力を自らの内に求める。
 「世直し」と「世直り」は違う。「世直し」は、世の中を自分の外に見る。「世直し」はまず自分がいて、『俺はこうして世直しをするんだ』という思い。
 一方、「世直り」は自分直りということ。天の仕込みがあって、自分が天来の生き方になっていく。自分が直ったら、世の中も直るという世界。それが「世直り」
 「世直し」は人間がすること。しかし、「世直り」は天がすること。世の中、何が原因で変わっていくかわからない。まず自分の「世直り」から。(中山靖雄・『すべては今のためにあったこと』)


  しやんせよやまいとゆうてさらになし 神のみちをせいけんなるぞや   138
  にちにちにせかいの心いさむなら ものゝりうけハみないさみでる    143
  なにゝてもたすけ一ちよであるからに むほんねへをはやくきりたい   144
 いづれもつきくるならば
 むほんのねをきらふ

 世直りの手振り ― 自分が一回転して元の位置に戻る動作は、自己が徹底的に変わることや全方位に変化することを象徴する。このような自己変革が、社会全体の変革の原動力となる。

 なんじふをすくひあぐれバ やまひのねをきらふ
 こゝろをさだめゐやうなら
 ところのをさまりや

 目下の世界情勢を見るとき、正しく「世界は病んでいる」 ― 国際社会は絶え間ない紛争と争いによって、世界は混乱と不安に満ちている。自然災害や環境破壊によって世界は傷ついている。そして、世界の貧困層や難民の問題が深刻化している。
  いまのみちほこりだらけであるからに ほふけをもちてそふぢふしたて  145
  あとなるハみちハひろくでごもくなし いくたりなりとつれてとふれよ  146
 「箒を持ちて掃除をしたて」 ― 国際的な協力と対話は和解と平和のために欠かせない。世界中で活発な取り組みや改革が行われ、国際連合や他の機関が紛争解決や平和構築に取り組む。また、人権や平等の推進も進む。これらの課題に取り組むため、国際社会全体が協力し努力することが必要。結果として、難題が解決し、世界が癒され、「難渋はなくなり」「世界が病む姿」から開放される ― 後なるは道は広くてごもく無し



                        中山みき様を尋ねて  陽気ゆさん磐田講


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