先週はずっと寒かった。
寒いなら寒い方がよく釣れる魚を、ということで狙いはマス。
奥多摩の上流、小菅村にある小菅トラウトガーデンに、出かけた。
パートナーは若き友人フィッシュ&フィンズのK子ちゃんと彼女の友人ムラッチである。
K子ちゃんは釣り歴もすでに10年目を迎えようとするベテランだが、フライキャスティングは練習不足のためかいまいち。一方のムラッチは全くの初心者。
でも心配ない。日本の管釣りは、飛ばさなくても釣れる釣り場である。
ムラッチにはウキをつけ、なおかつサイトフィッシング(見て釣る)ができるように派手なカラーのフライを付けて釣ってもらった。
初めてなのでわけがわからず開始したが、2時間後、釣りの魅力を感じてもらえるほどになった。
何故って?このあと温泉に行く予定だったが、釣りを止めなかったため、その時間がなくなってしまったほどなのである。
一方のK子ちゃんは、自分でまいたフライで釣りまくり、
私の「LOOP]のフライロッド
でロールキャストを練習。そのロッドの威力に驚いていた。
今、スペイキャストなどを含め、道具が進化して楽に投げられるものが増えた。フライタックルは昔ながらの原形を保ち、20年前のタックルでも、うまく投げられるのがフライキャスティングのいいとこでもあるが、車がオートマチックになったように、「楽に」使用できるものが今あるので、これから始める人はそれを利用した方がいいかも。
単に釣るだけなら、ウキつけて目の前にポチャ。でいいのだが、やはりキャスティングは面白い。
野球で言うなら内安打ばかりを狙うのではなく、外野に飛ばし、あるいはホームランを打つような気持で行う方が面白いはず。
「投げられなくても釣れりゃいい」
と言い切る人は結構いる。投げられない人に多いのだが、それはバッティングセンターで、
「バットにあたりゃいい」って言っているレベルである。
ムラッチには将来、渓流でぜひ美しいヤマメを釣って欲しいと思う。
K子ちゃんには某河川で、でっかいニジマスを釣ってもらいたい。

時にダブルストライクも。小菅トラウトガーデンにはあのテンカラの巨匠、堀江渓愚のおっちゃんもいるから行ってみるといい。釣りをしなくても結構な癒しになるはず。
おっと私も釣り自慢。イワナはいっぱい釣れて、ニジマスも冒頭の写真のようにいかついのがバシバシ。
ファイトの写真がないのは釣りをしてしまったせいである(笑)