![]() | 十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) |
冲方 丁 | |
文藝春秋 |
元病院の建物は他の企業に売られたがー電気も通じている
その場所に死にたい子供達が集まる計画があった
自殺する為に・・・
三々五々 メンバーは集まってくる
彼等が揃って死ぬ予定の部屋には 彼等の数と同じベッドも用意されていた
しかし!
既に一人・・・さきがけて死んだような者がベッドに横たわっていた
その十三人目は正体不明
そこから集まったメンバーは その謎を解こうとする
すぐさま死にたい人間もいるのだが
納得いかない!と言い出した人間がいて
死にたい理由はそれぞれだが
絶対に死にたいと思っていた面々は
もう一度生きてみようという気持になる
誰が何をしたか どの順番でこの場に来ていたか
推理していくミステリとしての楽しみ方もあります
映画化もされています
最初は面白かったけど、中盤あたりから俺的にはしりつぼみしていった気が。
それでもこの作家さんの本、他にも読んでみたいなって思いました☆
途中まで 集まる人間の番号と 描写と名前と 幾度か読み返して確認しつつ・・・読み進んでいました
老成した感ある1のサトシ君がどういう大人になるのかなー自殺することなく生き続けたらーなんて思いました
解説によれば また違うタイプの作品もあるようですね
フレッシュな若手共演のなかで、新田真剣佑くんが頭ひとつ抜けている気がしましたね。
文庫本のカバーが2重になっていて 映画の出演者の顔写真がありました
映画はどういうふうにつくられただろうーなんて想像しつつ読んでおりました