goo blog サービス終了のお知らせ 

夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

葉室麟著「嵯峨野花譜」 (文春文庫)

2020-04-24 22:30:54 | 本と雑誌



未生流二代目が自分に似ているーと鍛える少年僧の胤舜
彼の父は幕府の要職につく為に 多くの犠牲も生んだ

胤舜は母からも離れ 僧になった
彼には一つの才がある

花をいけること

「忘れ花」
「利休の椿」
「花くらべ」
「闇の花」
「花筐」
「西行桜」
「祇王の舞」
「朝顔草紙」
「芙蓉の夕」
「花のいのち」

人として人の心のありようをいける

胤舜を手放さなくてはならなかった母の事情

花をいけることで人を知る

これは胤舜の成長物語


解説は作家の澤田瞳子さん