![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/86/26464d2016be9916693c92edf54e9f4b.jpg)
この本の中で、宇野千代先生がおっしゃった、
帯は「細帯」になっていきます
は、残念ながら、2014年現在、なかなかそうも…ですが、
それがいいとか悪いとかいうことはなく、趣味の問題だしね。
とりあえず、懲りずに行ってみよう!です。
先日入手した赤い阿波しじらは、細帯に合わせるつもりなんですが、
いきなり裁断する勇気はなく、お買い得で購入した
綿麻混の洋服地で試作中です。
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冬場に試したウールは、何回か洗っても張りが強くて身体に添わず、
阿波しじらで同寸にするのはためらわれたので、着てみた時の
不具合も参考にしつつ、寸法を加減してみています。
盛夏に街着として着る浴衣についても、宇野先生は
「袖丈は1尺かせいぜい1尺2寸5分くらいまで」がよいとのことだったので、
1尺のつもりで見積もったんですが、縫い代少し余裕出たので、1尺1寸に。
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ふふふふふ。
袖丈短くして丸みを大きくすると、かわいいですね。
こういう格子の場合、柄合わせが悩みどころです。
背縫いやおくみ縫い、袖付けで1枚の布のように見えるように合わせるか、
全て半ずらしにするか…。
そういうことを考えていると、仕立て仕事をしていた頃に、
「麻の葉模様を苦労して柄合わせしたら、着物通のお客様に
『せっかくの気軽な小紋なのに、訪問着みたいに柄合わせするなんて
野暮なことしないでちょうだい』と言われて、わざわざずらせて
仕立て直した」
なんて話を聞いたことを思い出します。
いやほんと、一筋縄でいかない好みの世界…。
あ、私のこの試作品で、柄合わせに統一性が無いのは、単に用尺に
余裕がなかったからです。
袖付け八寸にして三寸幅帯。
「その軽くて快適なこと、そして形の美しいこと、どうぞ皆さんも、
だまされたと思って、まず最初に、あなたの夏のお普段着の浴衣を一枚、
この八寸の袖付けの着物にして、帯は三寸幅の細帯を結んでみて下さい。
あとはただ、あなたの新しい感覚が、その決定をするだけですから」
しかし今から試作して、この夏に阿波しじらは日の目を見るのかしら…
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宇野千代さんの着物の本は未読ですが、ちょうど男物の着物の身八つ口を開けようと放ったらかしにしてあったので、袖付け8寸にしてみました。
3寸の帯はないから普通の帯を締めることになるんだけど、対丈にしか着れないので帯低めで丁度いい感じです。
ありがとうございます~。
宇野千代さんの本も読んでみます。
また、更新楽しみにしております。わくわく。
「宇野千代きもの手帖」、楽しいですよ~。
「お洒落をすること」についての考え方も素敵ですが、
普段着は揚げも縫っちゃって腰紐も縫い付けておけば、
洋服より早く着られます、なんてこだわりの無いところも嬉しい♪
お勧めです (^o^)