太陽のあたる場所

2009-02-14 | Music
春一番の吹き荒れた早朝。晴天に恵まれた。
コートではやや汗ばむほどの陽気。しばし冬を忘れる。
15時、外苑前。
先月と同じ店で友人と待ち合わせ、お茶。
語り合い、共感し合い、楽しいひとときはあっという間に過ぎてしまう。

南青山MANDALAにて、Monthly CHABO Vol.8「太陽のあたる場所」を観る。
いつものしもてサイドに着席。ほぼ死角なし。
4年ぶりに観るチェロ、翠川敬基さんとのセッション。
音の湖。
チャボさんを叱ることの出来る(笑)稀な存在、翠川さん。
彼の生み出す音の広がりが、チャボさんの歌とともに「湖」を思い起こさせた。
時にベース、時にギターであるかのように。
酔いどれでもかまわない。
なんて豊かな音だろう。
「セントルイス・ブルース」久しぶりに聴いた気がした。
ステージ中盤、チャボさんのリーディングは、言葉が活きる、
その過程を見せてくれたかのようだった。
「庭」歌唱とは異なる魅力。
記憶の彼方にあった「サンタドレスのテラス」、頬を伝う涙を拭うことも忘れ、その世界に入り込んだ。

  今まで生きてきたいろいろなことが
  今から生きていくいろいろなことに
  きっと何か意味を持つことができる

リトル・スティービーのカバー「太陽のあたる場所」
スプリングスティーンのカバー「Hungry Heart」も嬉しかった。
先月に引き続き、古井戸時代の楽曲を披露してくれたことも。
どこか軽快な気分にさせてくれる「デート・ソング」
しみじみと想いのこもった「四季の詩」
大好きな「ガルシアの風」
…穏やかな時間
けれど、チャボさんが自分の居場所で闘っていることも私達ファンは知っている。

明日こそはチャボさんにチョコレートを渡せるだろうか。



Monthly CHABO Vol.8
「太陽のあたる場所」
2009.2.14(SAT)@南青山MANDALA
仲井戸CHABO麗市(Vo,G)翠川敬基(Cello)
(整理番号24番)