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New Age

2006-01-13 | Music
待ちに待ったツアー初日。
私は曇り空を見て、立川に出かける。
「ツアー初日を観る」―その意味合いを、往きの電車の中で考えていた。
どんな曲を、いったいどんなアレンジで
どんなプレイで、どんな構成で聴かせてくれるのか
そして元春やメンバーたちの表情やアクションや衣装は…?
まだ何も誰も知らない。この特別な高揚感は初日でしか味わえないもの。
幸運にも初日を観ることが叶った数々のツアーを振り返ってみれば、
その思い出は尽きない。
かつて新米ファンだった私も、元春のステージを見始めてから20年目に突入した。

The Hobo King Band 10周年。
記念すべきツアーのオープニングは
バンドによるインストに連続して「アンジェリーナ」だった!
懐かしいナンバーが、オリジナルに近いアレンジで
あるいは生まれ変わったアレンジで怒濤のように続いていく。
「Heart Beat」でのジェスチャーは可愛らしく、
歌詞飛びの多過ぎた「Rock & Roll Night」では別の意味でドキドキした(苦笑)
The Lazy Dog Liveで生まれ変わった「バルセロナの夜」
「Do What You Like」がうれしい。
堂島くんとのセッションでも演奏された「最後の1ピース」
やはりこのバンドでなければと思う。
「ブルーの見解」この曲を再度Hobo King Bandの演奏で聴いてみたかった。
途中演奏が長くフューチャーされた「Wild Hearts」は特別にカッコいい。
「Someday」で元春の声が出なくなった時は、祈るような気持ちで歌った。
kyOnさんのたった1曲のギタープレイにいつしか飛び跳ねている自分がいた。
赤いシャツ姿の元春は終始帽子を脱いではくれなかったが、
時々その大きなツバを持ち上げて、客席を見てくれていた。
アンコールでは佐橋くんをはじめメンバーが着ている冗談Tシャツに爆笑(笑)
3時間に迫る長いライブ、
これからさらに練られてどんなふうに変わっていくのか楽しみだ。

座席では今夜のチケットを手配してくれた友人に、なんと6年ぶりに再会した。
私達、あの頃と変わっていないよね。
さて、これがツアー初日の雑感。
さらなる個人的な想いの数々は手紙に書こうと思う。
これからもっと沢山素敵な出来事を目撃出来ますように。



佐野元春 & The Hobo King Band
TOUR2006「星の下 路の上」
2006.1.13(FRI)@アミューたちかわ大ホール
佐野元春(Vo,G)古田たかし(Ds)井上富雄(B)佐橋佳幸(G)Dr.kyOn(Key,G)山本拓夫(Sax,F)
田中まゆ果(Cho)竹内宏美(Cho)
(1階5列11番)

01 Inst~アンジェリーナ
02 ぼくは大人になった
03 Complication Shakedown
04 Strange Days
05 Heart Beat
06 99 Blues
07 Individualists
08 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
09 Rock & Roll Night
10 バルセロナの夜
11 Do What You Like
12 最後の1ピース
13 観覧車の夜
14 君の魂 大事な魂
15 Wild Hearts
16 ブルーの見解
17 悲しきRadio
18 So Young
19 Rainbow In My Soul
20 Young Bloods
21 約束の橋
22 Someday
23 New Age
Encore
24 国のための準備
25 デトロイトメドレー