イマジネーション

世の中にはイメージ通りのものとイメージと違うものがある。


一連の治療の中で一番思ってたのと違ったのは【手術の始まり方】。


ぼくのイメージでは、主治医の先生はじめ、他の先生方や看護師さんに囲まれて「じゃあ手術を始めます。」と言われ麻酔がかけられ「5秒数えてください。」と言われて、「1、2、3・・・」と眠ってしまうものだと思ってた。


なので1回目の手術のときは、「ちゃんと先生に『よろしくおねがいします。』と言ってから眠ろうと思ってた。


しかし、実際は手術台に寝てまだ先生も現れてないと言うのに、酸素マスクが口に当てられた途端眠くなってしまい、「アレ・・！？ぼく・・もう眠って・・しまいそうなんですけど・・？」と看護師さんに言うと、「ホホホ。眠ってくださいね。」と言われ、「でも・・でも・・先生にお願い・・・アレ〜〜？」と眠ってしまった。


手術とはそう言うものらしいです。


そもそも手術が始まる前の麻酔やいろんな準備に1時間ほどかかるので、その間忙しい先生が手持ちぶさたにその様子を眺めてるわけはなく、すべての準備が整ってから先生は登場するのだ。


先日の3回目の手術のときはもうそんなことは知っていたので前もって先生に「よろしくおねがいします。」と伝えてあった。そして手術台に寝たとき、手術室の看護師さんが「アラ！靴下かわいいですね。」と靴下をほめてくれたのでうれしくなり、「そうなんですよ！ネットで10足セットのを・・・アレ〜〜？」とスムーズに眠りに入った。



あの眠りに入る感じ、すきやったけどもう当分はおあずけ。