日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

徒歩30秒範囲のお気に入りの建具~前半~

2010年09月02日 16時45分18秒 | 暮らし
愛犬ふくの散歩をする時の楽しみが
色々なお家の建具をみることです。
古い街並みが残る尾鷲市三木里町は
建具ウォッチングが楽しめます。
今日は徒歩30秒範囲のお宅を紹介します。


▲この縦横のバランスが好き。2階の建具です。



▲白黒にすると、まるでモンドリアン(抽象画家)の描く絵のようです。
 この画像ではわかりませんが、もっと画像を単純に処理するときっと抽象画の世界でしょ う!



▲娘もこの家の前にいるとお嬢様のようです(笑)



▲直線と絶妙なカーブがステキな建具。明り取りにこんな建具を使うなんて!




▲瓦のカーブと建具の格子が美しいですね。






▲このお宅は我が家の2軒隣。ここの明りとりの建具もステキです。



▲PIE出版からでている日本の窓の本



デザイナーにのつくるモノも好きですが
どちらかというと町の職人さんのつくるデザインに目がいきます。
もっと堂々と撮影したいけど
自分の趣味の範囲なのに「ここの建具の写真とっていいですか?」とは
声をかけにくいものです(笑)



この地域の街並みは、結構ステキなものが残っているので
「建具」に絞って編集したら面白いだろうなぁ
誰もみないかもしれませんが(笑)




そうそう
建具ではありませんが
この電柱柱のタイプグラフィックとマークもステキです。


名もない人々が其々にこだわってつくったものが
普通の街並みにあるってすごいですよね。





デザイナーといえば、民芸運動を親に持つ
プロダクトデザイナーの柳宗義さんの計りもステキです。

千葉で育った私は
商店街のお肉屋さんでお肉を買っていました。
そこは必ずこの計りで軽量し、
ひき肉やしょうが焼き用のお肉等も
その場で挽いています。
3年前に千葉で帰省したときも
やはりその場で挽いていました。
千葉市の花見川商店街「松屋さん」というお肉屋です。
普通の肉屋に
有名プロダクトデザイナーの計りがあるのです。
柳さんのお父さんは「名のない職人が日常の暮らしのものをつくっていた。
暮らしの中に使われる「用の美」こそ芸術だ!
といっており「民芸運動」の中心角でした。
その息子さん(柳宗義さん)も国際的に活躍するデザイナーさんです。
柳さんのすごいところは、普通の人が普通に生活に使うデザインをしているところです。



三木里の街並みの建具といい
柳さんの計りといい電柱のタイポグラフィックといい
皆、素晴らしいですよね。



続く