日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

日本の伝統色

2010年09月01日 03時55分10秒 | お仕事
先週の金曜日にコンピュータがウィルスにやられ修理にだしました。+さらに娘が夏風邪で久々39度以上の熱をだしました。



山SUN通信の原稿締め切りが近くなっているのにかなりの打撃です
遅れた分を取り戻そうと、もう朝の4時になりました。


今度から小川社が扱う
「かさねいろのお手ふきん」の頁が予想以上に時間がかかってしまいました。



▲今度扱う、かさね色のお手ふきん



▲久々に色の参考書を読み直しました。



「かさねいろ」とは?

平安時代の色遊び?というのでしょうか。

当時の貴族は政治の実務から遠ざかって奢侈(しゃし)遊楽の日々を送り、
その身を飾る衣服には貴族の信条でであった
「高貴(あて)」・「雅(みやび)」にふさわしい地質・色彩が用いられ、
袷仕立(あわせじたて)の衣では、表の裂地(きれじ)と
その大袖の裏にちらとあらわれる裏の裂地との色彩の調和にも心をくばっていたそうです。


それにしても
和色の読み方は難しい。
情緒ある美しい音の響きだけど・・・・・

▲久々この参考書も読みました。


和の色を惹き立てる、レイアウトに四苦八苦でした。
シンプルにこしたことはないですが
あくまでも商品を売るためのカタログなので
お客様へわかりやすく商品の説明もいれてとなると
イメージ優先では駄目でしょう


書体をもっていればいいけど
小川社は予算が無いので、恥ずかしながら
この10年間同じ書体です



罫線で和のリズムをつけました。
俳句でも読んでいれば、もっと静寂な
和のリズム感がでたかも。
しょうがない。こおろぎの鳴き声に耳を傾け
なんとなくのイメージで紙面全体で「和」をつくることにしました。



お客様にとって、読みやすい頁になれば嬉しいです。