日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

福井県武生市 看板ウォッチング

2010年06月07日 21時38分31秒 | お仕事
はじめに・・・・・・
学生時代のOBでもあり、小川社の仕事をはじめるとき大変お世話になった 
イラストレーター及び絵本作家の沢田としきさんさんが他界された報道が毎日新聞に掲載されていました。沢田としきさんの活動・・・・・・・・・






2週間前に小川社の新商品予定 越前和紙の取材に福井県武生市へ行きました。

和紙の話は次回にし
今回は武生市の看板ウォッチング。
さすがお殿様の町。街並みがとても赴きがあって美しかったです。
散歩しながら
「一枚板を使っている、看板や家」を撮りました

a href="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/97/adb25ae82590eaebc8efb26a1897d076.jpg">
▲蔵構えの店がとても多い街でした。なんの店?多分音楽関係バーだと思いますが
ドアのとってがユニークな形。

▲看板と外壁のバランスがいいですよね。



▲ドアのアップです。とってがマチスの絵みたいで印象的






▲こういう奥まった店構え、好きです。



▲鋳物のドアです。喫茶店でした。


武生は和紙と鋳物が有名で、鋳物が使われている建物がたくさんありました。



▲多分、看板はケヤキだと思う。食堂の看板です。この看板シンプルですよね。



▲看板のUP。書体もきれいです。



▲娘と2人ではいった中華屋さん。値段も普通で食べやすい味でした。
 格子とこの看板が妙に目につきました。板の耳をそのまま切らずに看板にしています。



▲ビックリ。シルバー人材センターまで一枚板の看板です。



そうこの街は一枚板の看板が普通に使われているのです。
書体もタイポのようなものは無く、ほとんど「書」




▲ギャラリー。



▲街並みを歩いていくと、幼稚園まで洋館風。両親の町山口県も寺が幼稚園を経営しており寺の大きな樹木と幼稚園が一緒に存在する、ここもそんな感じ。時間の流れが違う幼稚園でした。



▲普通だけど好きです。枠だけ無垢材。中は照明が入っており、稽古場の名前がすぐわかる
夜でもいいだろうな。この看板



▲越前能面教室の看板。こういう風に板を縦に使い、書を書くタイプの使い方多かったです。右上の書体がステキ。




▲酒屋さん。地酒を中心に扱い、量り売りもするそうです。
昔の酒屋さんの匂いしました。



▲遠くから看板がみえて、足を伸ばしたら 餅屋さんでした。店をみたくて豆餅を4つも買いました。娘とベンチに座って食べました。閉店まじかだったので、一個おまけしてくれました。


▲いいでしょ。この図案。



▲絵本作家 いわさきちひろさんが生まれた家。
残念ながら閉まっていました。



全体的に板の使い方が「和」
気取りが無く、普通に使われていました。
板に書かれた「書」は達筆なものばかりでした。



なんというのか
街を歩いていると

「洗心」

という気持ちになるのです。




市兵衛さんの漉く奉上和紙も
和紙を全く知らない私でも
和紙をみただけで
「洗心」
な心境になります。


自分までが「素」に引き連れていくれるような
柔らかくて優しい光を持つ
純粋な和紙なのです。
いったいなんなんだろう 
この力強さは・・・・・・





また、武生市街並みレポート第2弾
ご報告しますね。

4歳の娘を2時間も散歩につき合わってもらいました。
結ちゃんありがとう。
この散歩の後
駅前遊園地でトランポリンに1時間付き合いました。
筋肉痛です。