ウィークエンド・シャッフル 筒井康隆著 1985年 ★★★★☆
うっ…コワイ。。。。
まずそれが一番最初の感想。なんというか、空恐ろしくてゾゾゾーっとする感じ。
政府と科学技術と世論。暴走して偏ったらそうなるかもしれない、という。
日本が無茶な戦争に挑んでいた狂気の時代を思わせる言論の自由のなさも垣間見えます。
その合間合間に、一般常識と呼ばれるものを揶揄したようなお茶目?な作品も。
とにかく大胆!!そして発想が斬新!!ものすごい短編集です。
グロイ描写も多いので苦手な方は心して臨んでください。
今までの小説の常識を覆したような突飛な作品に興味がある人、
近未来的SF的要素が好きな人におすすめです。