個人的には約1年ぶりの参戦となった真心ライブは、ツアーファイナル東京2Daysの初日にあたる日。ニューアルバムは3回くらいしか事前に聴いてなかったのですが、真心のライブはとりあえず行けば楽しいはずだから、と自分に言い聞かせお気楽に中野へゴー。
今日の座席は11列目のかなり上手側。初めてライブをご一緒させてもらうことになった、私の学生時代の先輩・Nさんは、長年真心を聞き続けていたにも関わらずライブを観るのは今回が初だということで、それじゃあテンションあげて楽しみましょうーなどと言ってるうちに、開演時間となりました。
そしてMB'Sがご登場。おおお、なんだかやけに視界良好ですよ、特に桜井さん方面が!かねてより桜井さんのギター贔屓な私は、今日は桜井さんをめちゃくちゃ堪能しようとこの瞬間に決意。
1曲目はいきなりのAll I want to say to you。その温かくも力強いラブソングにマッチしたバンドの音とヨーキン様の声を聴くだけで、とたんにハッピーな気持ちになってくる。それから新しい夜明け→放課後ギター、と新旧曲を交互に。ああ、このバンドの音ってこんなにも気持ちよかったっけ。なんでこれを忘れていたんだろうか私。
笑顔でギターを弾く桜井さん、相変わらずのアクションとともにホールに声を響かせるヨーキン様。そんな2人にすっかり心奪われているうちに、情熱と衝動→hospitality、と曲はゆるやかに展開。で、やっと自分のテンションが落ち着いてきたかと思ったら、Dear,Summer Friend→ENDLESS SUMMER NUDEと夏の最強ソングを立て続けにやるんだからズルイです。
で、確かここで最初のがっつりMCタイムだったと思いますが。ヨーキン様が、まずはこれをいじらなきゃと言わんばかりの勢いで、桜井さんに本日の衣装の説明を促す。ここで、コーディネートの中でも最もインパクトが強く今回のツアーでヘビロテしてたらしい、オレンジっぽい色みのパッチワーク風ハーフパンツが、実はA.P.Cでお買い上げになったものだとカミングアウトされたものだから、ヨーキン様もお客も仰天&大爆笑。
MCはさらにあらぬ方向に盛り上がりを見せ。ヨーキン様が今度は「NHKでは好感度上げてるくせに!」と桜井さんにツッコミを入れたものだから、話の流れで急きょ、桜井さんが「ピタゴラスイッチ」のために書いたという曲を弾き語りで披露してくださることに。
「もりのおく」というタイトルのその曲は、番組を見たことの無かった私にとっては初聴きだったのですが。これが子供向け番組にぴったりの、本当にかわいらしくてあったかい曲。なぜか桜井さんてば、初めてライブで歌うと言いながらもがっつりフルコーラス歌ってくださったものだから、めちゃくちゃ堪能させていただきました。歌詞がワンフレーズごとに「しりとり」のようにつながる、という仕掛けも盛り込まれているのがすごい。
が、さらに桜井さんから、「この曲を作った後でこの手法の面白さを感じて、そのあとに作った『Dear,Summer Friend』でも同じようにして歌詞を書いてます。」と言われてびっくり。えええ!あの曲相当リピートして聴いてますが、そんな仕掛けが隠されてるなんてまったく気づきませんでした。毎度思うのですが、桜井さんという人は外見に反して本当に油断のできない曲者ミュージシャンだなあと。
で、長いMCのあとに披露されたのは、そんな桜井さんが今回のアルバムに持ち込んだ打ち込み曲。リズムマシーンと桜井さんのアコギのみの、至ってシンプルな態勢で、メッセージと家巣、愛無、OK!の2曲を聴かせてくれました。打ち込み曲をライブでやってるのに、違和感どころか素直に曲の良さを再認識できてしまったのは、たぶんボーカルの持つ力がすごいからだろうなあ。
打ち込みシリーズが終わった後は、まさかの桜井さんボーカルシリーズ3曲。BABY×3→明日も愛し合えるかい→あれあれ、あの、あれ。いやーいろんな意味で濃い3曲でした。桜井さん、だいぶ歌うまくなりましたねえ。でも個人的には、やっぱりBABY×3はヨーキン様の声で聴きたいっす。
桜井さんタイムのあとは、当然のごとく再び長いMCタイムが設けられ、ヨーキン様がさらに桜井さんをいじってくださいました。いちいち書くと長くなるので省略しますが、いやあもう腹筋よじれるかと思いましたね。
そしていよいよ終盤戦。JUMPでは桜井さんのスライドギターにたまらなく骨抜きにされ、ひさびさに聴く空に舞い上がれでは、ホールを突き抜けて響きそうなヨーキン様の声に身を委ね、EVERYBODY SINGIN' LOVE SONGでは、歌詞がいつも以上に胸に響いてきてうっかり涙目になってしまいました。ああ、なんてすごい音を聴かせてくれるバンド。なのに、その音を聴きながら実感してくるのは特別な刺激とかじゃなく、日常の延長線上にありそうな何とも言えず幸せな気持ち。ベタな表現で申し訳ないけども、まるでMB'Sに魔法をかけてもらったかのようなひとときでした。
そんな幸せな気持ちに満たしてもらったまま、本編ラストの曲はきみとぼく。ああ、なんて贅沢な幸せ気分のダメ押し。
アンコールでは、ようこ姐さんが鈴(スカパラ大森さんも使ってる、柄を持ってしゃんしゃん振るやつ)を手にスタンバイしていたのですが。それを見て「あれ、ようこちゃん、イタコ?」と暴言を吐いていたのがまた桜井さん。ようこ姐さんはぎろっと桜井さんをにらむと「もうコーラス歌わへんよ!?」とすごんでおられました。やはりMB'Sにおけるようこ姐さんの存在は偉大ですね。まさにステキ姉御。
で、そんな鈴の音も交えて披露されたアンコール1曲目は、ずっと遊ぼう。音源よりすごし華やかなアレンジにして、クリスマスっぽい雰囲気で聴かせてくれたのがいい感じでした。
が、そんなクリスマス気分から一転。突如桜井さんのギターが、太く鋭く耳に刺さるような唸りをあげると、そこからなだれ込むようにあのキラーチューンのイントロが。拝啓、ジョン・レノン!うわああそうかそう来たかそう来るよなあ、ああもう油断してた!
最後はめいっぱい集中して、ヨーキン様の声とMB'Sの音を堪能。中でもジョンレノンと言ったらやはり、桜井さんのラストのソロが個人的には一番の見せ場なわけで。そのプレイに釘付けになりつつ、ああ私はやっぱり、笑顔満面なくせにアレンジャー的なアプローチでニクいフレーズを弾きまくるこのギタリスト氏が、相当ツボらしいと再認識したのでした。
ラストは衰えを知ることの無い、ヨーキン様の10点満点大ジャンプで締め。うわーん、まだまだもっともっと聴いていたいよう。
そんな感じで。なんだか本当に幸せな夢を見てたかのようなライブで、実際のところすごく余韻は残っているのに具体的によく思い出せない部分も多々あって、不思議な感じだったりするのですが。とにかく、今の真心の持つプラスのパワーをものすごく実感させられたライブだった気がします。特に自分にとって、このタイミングでこのライブを観られたことはとても幸運だったかもしれません。これでいろいろがんばれそうな、そんな気にさせてもらいました。MB'Sのみなさまに、心から感謝。
それじゃ、次は4月にAXで、桜が乱れ咲く姿にお目にかかれるのを心から楽しみにしていますのでー!
今日の座席は11列目のかなり上手側。初めてライブをご一緒させてもらうことになった、私の学生時代の先輩・Nさんは、長年真心を聞き続けていたにも関わらずライブを観るのは今回が初だということで、それじゃあテンションあげて楽しみましょうーなどと言ってるうちに、開演時間となりました。
そしてMB'Sがご登場。おおお、なんだかやけに視界良好ですよ、特に桜井さん方面が!かねてより桜井さんのギター贔屓な私は、今日は桜井さんをめちゃくちゃ堪能しようとこの瞬間に決意。
1曲目はいきなりのAll I want to say to you。その温かくも力強いラブソングにマッチしたバンドの音とヨーキン様の声を聴くだけで、とたんにハッピーな気持ちになってくる。それから新しい夜明け→放課後ギター、と新旧曲を交互に。ああ、このバンドの音ってこんなにも気持ちよかったっけ。なんでこれを忘れていたんだろうか私。
笑顔でギターを弾く桜井さん、相変わらずのアクションとともにホールに声を響かせるヨーキン様。そんな2人にすっかり心奪われているうちに、情熱と衝動→hospitality、と曲はゆるやかに展開。で、やっと自分のテンションが落ち着いてきたかと思ったら、Dear,Summer Friend→ENDLESS SUMMER NUDEと夏の最強ソングを立て続けにやるんだからズルイです。
で、確かここで最初のがっつりMCタイムだったと思いますが。ヨーキン様が、まずはこれをいじらなきゃと言わんばかりの勢いで、桜井さんに本日の衣装の説明を促す。ここで、コーディネートの中でも最もインパクトが強く今回のツアーでヘビロテしてたらしい、オレンジっぽい色みのパッチワーク風ハーフパンツが、実はA.P.Cでお買い上げになったものだとカミングアウトされたものだから、ヨーキン様もお客も仰天&大爆笑。
MCはさらにあらぬ方向に盛り上がりを見せ。ヨーキン様が今度は「NHKでは好感度上げてるくせに!」と桜井さんにツッコミを入れたものだから、話の流れで急きょ、桜井さんが「ピタゴラスイッチ」のために書いたという曲を弾き語りで披露してくださることに。
「もりのおく」というタイトルのその曲は、番組を見たことの無かった私にとっては初聴きだったのですが。これが子供向け番組にぴったりの、本当にかわいらしくてあったかい曲。なぜか桜井さんてば、初めてライブで歌うと言いながらもがっつりフルコーラス歌ってくださったものだから、めちゃくちゃ堪能させていただきました。歌詞がワンフレーズごとに「しりとり」のようにつながる、という仕掛けも盛り込まれているのがすごい。
が、さらに桜井さんから、「この曲を作った後でこの手法の面白さを感じて、そのあとに作った『Dear,Summer Friend』でも同じようにして歌詞を書いてます。」と言われてびっくり。えええ!あの曲相当リピートして聴いてますが、そんな仕掛けが隠されてるなんてまったく気づきませんでした。毎度思うのですが、桜井さんという人は外見に反して本当に油断のできない曲者ミュージシャンだなあと。
で、長いMCのあとに披露されたのは、そんな桜井さんが今回のアルバムに持ち込んだ打ち込み曲。リズムマシーンと桜井さんのアコギのみの、至ってシンプルな態勢で、メッセージと家巣、愛無、OK!の2曲を聴かせてくれました。打ち込み曲をライブでやってるのに、違和感どころか素直に曲の良さを再認識できてしまったのは、たぶんボーカルの持つ力がすごいからだろうなあ。
打ち込みシリーズが終わった後は、まさかの桜井さんボーカルシリーズ3曲。BABY×3→明日も愛し合えるかい→あれあれ、あの、あれ。いやーいろんな意味で濃い3曲でした。桜井さん、だいぶ歌うまくなりましたねえ。でも個人的には、やっぱりBABY×3はヨーキン様の声で聴きたいっす。
桜井さんタイムのあとは、当然のごとく再び長いMCタイムが設けられ、ヨーキン様がさらに桜井さんをいじってくださいました。いちいち書くと長くなるので省略しますが、いやあもう腹筋よじれるかと思いましたね。
そしていよいよ終盤戦。JUMPでは桜井さんのスライドギターにたまらなく骨抜きにされ、ひさびさに聴く空に舞い上がれでは、ホールを突き抜けて響きそうなヨーキン様の声に身を委ね、EVERYBODY SINGIN' LOVE SONGでは、歌詞がいつも以上に胸に響いてきてうっかり涙目になってしまいました。ああ、なんてすごい音を聴かせてくれるバンド。なのに、その音を聴きながら実感してくるのは特別な刺激とかじゃなく、日常の延長線上にありそうな何とも言えず幸せな気持ち。ベタな表現で申し訳ないけども、まるでMB'Sに魔法をかけてもらったかのようなひとときでした。
そんな幸せな気持ちに満たしてもらったまま、本編ラストの曲はきみとぼく。ああ、なんて贅沢な幸せ気分のダメ押し。
アンコールでは、ようこ姐さんが鈴(スカパラ大森さんも使ってる、柄を持ってしゃんしゃん振るやつ)を手にスタンバイしていたのですが。それを見て「あれ、ようこちゃん、イタコ?」と暴言を吐いていたのがまた桜井さん。ようこ姐さんはぎろっと桜井さんをにらむと「もうコーラス歌わへんよ!?」とすごんでおられました。やはりMB'Sにおけるようこ姐さんの存在は偉大ですね。まさにステキ姉御。
で、そんな鈴の音も交えて披露されたアンコール1曲目は、ずっと遊ぼう。音源よりすごし華やかなアレンジにして、クリスマスっぽい雰囲気で聴かせてくれたのがいい感じでした。
が、そんなクリスマス気分から一転。突如桜井さんのギターが、太く鋭く耳に刺さるような唸りをあげると、そこからなだれ込むようにあのキラーチューンのイントロが。拝啓、ジョン・レノン!うわああそうかそう来たかそう来るよなあ、ああもう油断してた!
最後はめいっぱい集中して、ヨーキン様の声とMB'Sの音を堪能。中でもジョンレノンと言ったらやはり、桜井さんのラストのソロが個人的には一番の見せ場なわけで。そのプレイに釘付けになりつつ、ああ私はやっぱり、笑顔満面なくせにアレンジャー的なアプローチでニクいフレーズを弾きまくるこのギタリスト氏が、相当ツボらしいと再認識したのでした。
ラストは衰えを知ることの無い、ヨーキン様の10点満点大ジャンプで締め。うわーん、まだまだもっともっと聴いていたいよう。
そんな感じで。なんだか本当に幸せな夢を見てたかのようなライブで、実際のところすごく余韻は残っているのに具体的によく思い出せない部分も多々あって、不思議な感じだったりするのですが。とにかく、今の真心の持つプラスのパワーをものすごく実感させられたライブだった気がします。特に自分にとって、このタイミングでこのライブを観られたことはとても幸運だったかもしれません。これでいろいろがんばれそうな、そんな気にさせてもらいました。MB'Sのみなさまに、心から感謝。
それじゃ、次は4月にAXで、桜が乱れ咲く姿にお目にかかれるのを心から楽しみにしていますのでー!