Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

YOKOHAMA MUSIC STYLE ”SPARK OF SENSE”@横浜BLITZ

2006-10-04 23:39:23 | LIVE
今回のライブは、F.A.D YOKOHAMAオープン10周年を記念した、BLITZ10days(!)という派手なお祭りの中の1日。毎日ライブのタイトルとテーマが決まってて、今日のタイトルは「SPARK OF SENSE」。主催者コメント曰く、「文学的でそして感覚的に表現するアーティストが出演。圧倒的な存在感と瞬時にして引き込まれるライブパフォーマンスは必見!」だそうだ。そう言われるとそうなのかしらやはり。

今日は開演時間が18時とやたら早くて。仕事を定時で切り上げてダッシュで電車に飛び乗り、18時40分ごろに会場に到着すると、どうやらトップバッターだったらしいFUZZY CONTROLのライブが終わったばかりの様子で、バンドTシャツを着た人たちが楽しそうにロビーに出てきてました。ああ良かった、これでバインがまさかのトップバッターだったらどうしようかと心配してました。

で、今日もTさんと合流すると、ビールを片手にフロアの中へゴー。そして、仰天。な、なんだこれ。すーっごいガラガラなんですけど!せいぜい3分の2くらいしか埋まってなかったんじゃないでしょうか。豪華対バンだと思って気合入れて来たのに、何かの間違いじゃないのかこれ。

そんな状況に半笑いを浮かべているうちに、ステージには2番手のバインがご登場です。ここでお客さんが一気に前に詰めると、周囲はますます空きスペースだらけに。おかげで、ビール片手だった我々も2番目のバーまで前進する余裕がありました。おまけに女子率が高かったから視界も良好(ちなみに私は身長162センチ)。ゆるい、ゆるすぎる・・・(笑)。

バインの1曲目は今日も、いけすかない。この夏何度も聴かせてもらったこの大好きナンバーも、今回は珍しく下手側で観てたせいで、いつもよりベースがよく響いて新鮮に聴こえました。こないだのduoの時と同じ黒っぽいシャツを着た田中氏は、冒頭からテンション高め。アウトロの西川さんソロ前では、いつも以上に力を入れて「そんじゃあ今日も行って見ようか、今日の、アニキー!」とシャウトしてました。ここの西川さんソロ、いつも以上に冴えてましたねー。いやあ1曲目から骨抜きにされました。

最初のMCは、珍しく1曲目終わりのタイミングで。ここでフロアを見渡しながら、妙に苦笑する田中氏。ああやっぱり、ステージ上から見るとフロアのスカスカ具合が良くわかるんだろうなー(笑)。

次がReverbで、3曲目がスレドニ・ヴァシュター。スレドニはやっぱり好きだなー。早く音源でめいっぱい聴きたいなあ。

でもって4曲目が豚の皿。あー、まだやるかこれを(苦笑)。しかしせっかくなので、普段めったに観ることのない金やんや亀ちゃんの仕事っぷりを、この曲でしっかり堪能させてもらいました。さすがに相当やり慣れてるであろう曲だけに、とても見ごたえのあるプレイでしたよー。あと、どうでもいい事ですが、豚の皿ってどんなライブでも「照明は絶対赤」ってイメージがあるんですけど。赤じゃないこともありましたっけ、どうでしょう。

FLYは今までライブで聴いた中で、いちばんいい感じだったような。大脳機能日は、正直まだちょっとしっくりきません。でも間奏で田中氏がスキャットしてるところは、楽しそうで好きです。

終盤ちょうどビールの酔いもまわってきた頃にミスフライハイというのは、かなーりいい感じでした。今日は間奏での田中ギターソロのやたら楽しげな感じも、ばっちり見えましたよ。逆に見えづらかった西川さんのほうは、その代わりいつもと違う感じのカッコいいソロを弾いてたので、結局毎度のごとくめちゃくちゃテンション上がってしまいました。いやあ、たまには下手もいいもんですね。

「ラストー!」と田中が叫んで、締めの1曲はその未来。うん、やっぱりこの手のイベントなら、Everymanで壮大に締めくくるよりも、こんな風にアッパーに終わらせるほうが個人的には好きです。しかも今日は4組中2番手だし、何たってスカスカだし。フロアの熱を冷まさないセットリストで良かったなあと思いました。

バインが終わると、途中で来られたOさんとも合流。でもって、次はモーサムかなーと予想しつつ、調子に乗って普段なら飲まない2杯目のアルコールに手を出してしまいました。いやあ、あまりにゆるすぎる空気が楽しくてつい。

フロアに戻ると、セットチェンジを終えたステージは3ピース仕様に。なので、ああじゃあやっぱりモーサムだなあと勝手に思い込んで次のライブを待っていたら、何とびっくり、登場されたのはタイジ様じゃあありませんか。「タイジオールスターズ」ってバンド名だから、もっと大所帯かと勝手に思い込んでたらこの展開。

しかし、ちょうどぐだぐだに酔っぱらっていた自分にとって、ここでのタイジ様はまさにグッドタイミング。余裕ありすぎなフロアも幸いし、あの音に身をゆだねてとても気持ちよく踊らせてもらいました。1曲1曲がかなり長めだったんですが(40分弱のライブで4曲のみ)、逆にそれが心地よかったくらい。いやあ、やっぱりタイジ様のギターはカッコいいですねえ。

バイン田中氏は、3曲目にゲストでご登場。ギターを持って、何かのカバー(知ってる曲だったけど洋楽疎くてよくわからない)を1曲、タイジ様とハモりで楽しそうに披露してくれました。この時の田中がかぶってた帽子が、ぶっちゃけ微妙だったんですけど・・・ええと、あれはカバーしたミュージシャンを意識してるとかそういう事なんでしょうか。いや、そうだと言ってほしい(←何)。

ラストは田中氏と入れ替わりに、今度一緒にライブをやるという「マグノリア」のギター&ボーカルのひとたちと1曲。かなりオトナタイムなひとときでございました。

そして最後にモーサム。かなり後ろのほうで観たので、あまりお三方をよく観られたわけではなかったのだけど。とりあえず3人が黒シャツでおそろい状態だったのに、まずウケました。そして藤田さんのマイク、なんで普通のコーラスマイクじゃなくてヘッドセットなんですか(笑)。

久々にまともに観たモーサムは、やはり相変わらずの爆音で。最初のほうこそ耳に余裕があったのでそのカッコよさを堪能しましたが、正直途中からは、酔いのせいもあってなんだか良くわからないまま身を任せてました。でもロッキンルーラはやっぱり、間違いなくステキすぎます。百々さんは個性的なサングラスも似合ってました。でも途中でサングラスをぶん投げてからの、その男前ぶりもしっかり見てみたかったー。

最注目のタケイさんは、ファッションこそ普通っぽい感じでしたが、途中でステキなダンスが見られたのでいいです。つーか私、完全にモーサムの楽しみ方を間違っていないか。すみません、モーサムファンの皆様。

そんな感じで、今回は良くも悪くもあの空気のゆるさに尽きる!というライブでした。BLITZのような良いハコで、あんな余裕でバインを観たのも初だし、あれだけ濃いメンツのライブなのに、アンコール無しで3時間半で終わったのもすごい。いつもだったらさすがにどうかと思いますが、たまにはこんなライブもいいなあと思いましたよー。

コメント (4)
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