TANAKA式カットソー教室ブログ

上品でエレガントな大人のためのオリジナルカットソー教室
ワンランク上を目指す貴方へ。

TANAKA式カットソーについて

吹上教室閉校後の講習は現在サクラメイトのみで行っています。代わりにYouTubeで簡単な小物作りやカットソー等、動画配信をさせて頂いています。 現在はまだ動画作りの練習段階ですが、来年にはカットソーの基礎から、きちんとした形で皆さんのお役にたてるような動画と、さらに交流も出来たらと思っています。宜しくお願い致します。

 作り方5(差動について)&カットソー生徒作品

2013年11月11日 | ロックミシンの使い方(差動について)

     いつもご覧いただきありがとうございます。

 

    今日は、袖口と裾の始末の説明をさせて頂きます。

 

   袖口は、端かがりをして折り(1~1.5㎝) 普通のミシンを掛けて始末をします。

     ミシン糸は、ニット用の糸をお勧めします。

 

   裾の始末の仕方は いろいろありますが・・

 

     1、差動を使って端かがりをして折り、ミシンで押さえる。(1.5~3㎝位)

 

     2、ストレッチテープを貼ってから端かがりをし、折ってミシンで押さえる。

 

     3、巻きロックで始末をする。

       この場合は、袖ぐりも巻きロックで始末をしても良い。

 

     4、カバーロックミシンで始末をする。

       これは既製服の様に、表側が2本 縫目があるものです。

        専用のミシン(カバーロックミシン)が必要です。

 

   今回は、1、の差動についてお話しします。

  

    差動とは・・

      ロックミシンの押えを上げて その下を覗いてみて下さい。

 

      送り歯(布を送るギザギザの金具)が、前後に二つあるのが分かると思います。

       通常は、この二つは同じ動きをします。

 

      差動を最大の2に合わせて、はずみ車を少し動かしてみると、

       前後の送り歯が、別々に動くのが分かると分かると思います。

 

      一方の送り歯が、布を送るのを押さえる為、

        布が伸びないように調整することが出来ます。

 

      

                          

   差動はミシンにより、付いている形も場所も違いますが、上記写真のような

    マーク(絵)が書いてあります。(衣縫人、糸取り物語等は右下のレバー)

 

   通常はNで、生地が伸びるときは数値を大きくし、つれる時は小さくします。

 

   ニットは横に伸びますので(縦に伸びるものもありますが)、そのまま(N)で端かがり

     をすると左下写真の様に、伸びてしまいます。

 

             

 

      真ん中は、差動の数値を少し大きくして調整したものです。

       右上は差動を最大2にしたものです。

       (ニットの厚みや張り具合で変わりますので、試し縫いをしてください。) 

    

    このように、差動調節を上手に利用して、

     ギャザーを寄せたり、いせ込んだりすることも出来ます。

 

    差動に慣れない方は、2、の様にストレッチテープをアイロンで貼ってから、

      端かがりをして折り、普通のミシンで縫ってください。

 

 

      ( 応用については、また後日記事にしたいと思っています。)

      * 次回は巻きロックについて、お話しようと思っています。

 

 

      カットソー生徒作品(上記記事の作品ではありません。)

 

   

 

       これはNさんのカットソー作品です。

       洋裁教室の生徒さんで、カットソーですが、

        型紙からご自分で作られました。

      ポケットがポイントになっています。色合いも素敵ですね。

 

 

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             ありがとうございます。       

 

        

コメント (7)
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