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自衛隊こんなこともやってます~軍楽隊育成~その9

2018年03月14日 06時33分00秒 | 陸上自衛隊
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は、こちら↑から

前回の能力構築支援は、陸上自衛隊中央音楽隊の5名の方々がパプアニューギニアへ赴き、2ヶ月に渡って指導されました。

それから2ヶ月後の平成29年5月13日、今度はパプアニューギニア国防軍軍楽隊の隊員5名が、日本へとやって来ました。
期間は7月8日までの約2ヶ月間と、平成28年10月~11月に行われた招へい事業と同様、みっちり音楽漬けとなるのでしょうか?

4月・5月は、創立記念行事などがたくさんあり、音楽隊の出番も多く、この時期に音楽隊員がパプアニューギニアに行くのは、さすがにむずかしいのでしょう。
きっと現地では、水科元隊長が奮闘されていることと思います。

さて、自衛隊ホームページによりますと、今回の招へい事業は、
「パプアニューギニア軍楽隊の隊員に対し、演奏指導、音楽理論指導及び音感教育を行い、軍楽隊として楽器演奏に必要な知識・技能の更なる向上を図りました。
 彼らは、新編されるパプアニューギニア軍楽隊において、中心的・指導的な役割を果たすことが期待されています。」
ということです。

実は、今回の招へい事業、フジテレビのみんなのニュースが密着取材をして、平成29年10月2日に特集として放送していたようです。
動画を検索したのですが、残念ながら私は見つけられませんでした。
もし見つけた方は是非ご一報ください!

動画は探せませんでしたが、価格コムのテレビ紹介情報のホームページに、特集の内容を文字起こししたものがありましたので、防衛省・自衛隊のホームページの画像とともにご紹介します。


『パプアニューギニアは来年、APECの議長国を務めるが、パプアニューギニアには軍楽隊がないため、特訓を受けるために5人の兵士たちが来日した。
リーダーはチューバ担当・ワヌ、フルート担当はスアン、サックス担当はイアンバ、トランペット担当はピナボ、トロンボーン担当はメアコロ。

右からサックス担当イアンバ
トランペット担当ピナボ
チューバ担当 リーダーのワヌ
トロンボーン担当 メアコロ
一人おいて
フルート担当 スアン

朝霞駐屯地に到着した5人はこれから猛特訓し、帰国前に演奏を披露することが使命。
さっそく、音楽エリート集団・中央音楽隊の演奏を見学した5人だが、パプアニューギニアでは音楽の授業がないため楽譜を読める人はほとんどいない。

画像は音楽理論指導を受けるサックス担当イアンバ

メアコロは幼い娘を持つ父でもあるが、来日前の練習を見てみると音が小さく、かすれたり割れたりと音程にも難があるようだった。
日本での特訓に入り、ピナボときらきら星を演奏するのだが、まるでついていけなかった。
一方、スアンはスマホに没頭してしまう場面も。
発表会まであと1か月と10日、着実に成長していくメンバーだったが、メアコロはなかなか上達していないようで基礎からの猛特訓に突入した。

画像は音感訓練を受けるチューバ担当リーダーのワヌ

彼らにとって一番の息抜きとなるのが食事。この日は駐屯地内の食堂でカレーを食べていた。
今回が初来日のメアコロはお箸も初体験。
慣れない生活の中、祖国への恋しさも募ってきている様子だが、たくさん勉強をして国の名前をトップに上げる使命を感じていると話した。

息抜きのために5人が訪れたのは東京・浅草。
浴衣姿の女性と記念撮影をするなど、すっかり上機嫌の様子だった。
おみくじの結果は5人中3人が“凶”と出たが、実は浅草寺は凶が出やすいことで有名。
そうとは知らない5人は悲運を笑うしかなかった。
果たして“凶”の呪縛を振り払うことはできるのかーー

2ヵ月間の研修が終了し、いよいよ演奏発表会の日を迎えた。
多くの自衛隊員が見守る中、まずはソロで特訓の成果を披露。
ワヌ、ピナボ、イアンバに続き、スアンの演奏には見守る教官からも思わず笑顔。

パプアニューギニアから音楽修業にきた5人の兵士。
トロンボーン担当メアコロはなかなか上達の兆しを見せていなかったが、2ヶ月の特訓の成果を披露する発表会で見事上達ぶりをみせた。
実はメアコロ、中央音楽隊のコンサートを見学した際にスマートフォンでその演奏をそっと撮影。
自らの演奏に活かすなど、勉強熱心な一面も見せていたのだ。


画像は成果発表会での演奏の様子。後で見守る自衛官さんの笑顔が素敵です!


地道な努力を続けてきたのはメアコロだけではない。
メンバー全員、APECという大舞台に向け、遠く離れた日本で腕を磨いてきた。
そんな5人が揃って披露したのは日本の伝統曲「ふるさと」だった。
中央音楽隊の吉村暢気3等陸曹は「今のペースで行けばAPECにも間に合うのではないか。バンドの中心的な存在になって軍楽隊を牽引できるような存在になって欲しい」と語った。
ついに迎えた帰国の日、手応えを感じて母国へと帰っていくパプアン5。APECまであと1年余り、5人の挑戦は続く。』


5人にとって、母国から遠く離れた日本での2ヶ月間は、苦労も多かっただろうと思います。
でも、充実した日々だったのではないでしょうか。
APEC本番まであと1年と少し(ブログ中の時系列で。APECの首脳会議は平成30年11月予定です)。

次回は陸上自衛隊中央音楽隊の隊員が再びパプアニューギニアへ!
まだまだ続きます。

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