自衛隊好きの主婦ですが、何か?

有川浩先生の小説で自衛隊に興味を持ち、只今絶賛勉強中
自衛隊好きの主婦による自衛隊応援ブログです

自衛隊こんなこともやってます~軍楽隊育成~その15 護衛艦さざなみ編

2018年09月30日 06時15分00秒 | 海上自衛隊
こちらは、自衛隊こんなこともやってます~軍楽隊育成~の続きの記事です。
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14
は、こちら↑から


9月19日から22日の4日間、海上自衛隊の護衛艦さざなみがパプアニューギニア(PNG)の首都ポートモレスビーに寄港しました。
寄港中は、PNG国防軍司令官代理が来艦されたほか、艦上レセプションや地元の方々への一般公開などの親善行事を通じて、PNG国防軍との相互理解の増進、信頼関係の強化を図ることができたそうです。
(画像は海上自衛隊、陸上自衛隊Facebookより)

入港歓迎のダンス


花束を贈呈されるさざなみ艦長・石川将司2等海佐


同じく花束を贈呈される専任伍長の奥ですごく嬉しそうな石川艦長(笑)


PNG国防軍士官がさざなみに乗艦


儀じょう隊を巡閲中のPNG国防軍司令官代理


艦長席に座るPNG国防軍司令官代理員 
何が見えるんでしょうね。後ろの笑顔の2佐さんは艦長でしょうか?


レセプションでの鏡割り
左からさざなみ艦長、PNG国防軍司令官代理、 PNG 最高裁判所長官、PNG総督、日本国特命全権大使


レセプションにてお餅をふるまうさざなみ乗員


さざなみ一般公開でのヘリコプター甲板の様子


現地の高校生もさざなみ太郎で記念撮影


現地高校生と記念撮影して嬉しそうな機関長



で、これが何でパプアニューギニア国防軍軍楽隊に関係あるのかと申しますと、PNG軍楽隊がさざなみのレセプションで歓迎演奏を行ったんですよ!
場所の広さの都合上でしょうか、今回はフルメンバーではなく選抜された軍楽隊員による演奏でした。



PNG軍楽隊の指揮者・イアンバ士官候補生の合図で演奏が開始されます。
ん?イアンバ?どこかで聞いたことがある名前のような・・・と思ったら、その9で登場したパプアンファイブの中の一人でした。
さすが来日メンバーに選ばれるだけあって、指揮者として活躍しているんですね。



演奏曲目は「日本国歌」「巡閲」「ふるさと」の3曲だったそうです。
「巡閲」は観閲式などでの巡閲中に演奏されるあの曲かな?




PNG軍楽隊による演奏は、海上自衛隊に対する歓迎ムードが演出されて、日パプアニューギニア両軍の信頼関係の強化に寄与したとのことです。



護衛艦さざなみはパプアニューギニア訪問の後、9月25日~27日までソロモン諸島における戦没者遺骨収集事業への協力で、ガダルカナル島のホニアラを訪問しました。
ホニアラでは副首相への表敬や、慰霊碑への献花、遺骨引き渡し式が行われました。













さざなみはご遺骨を艦内に安置し、日本へと向かいます。




海外で戦没されて、まだ帰国を果たせていないご遺骨が約112万柱あるのだそうです。
ご遺族の方々も高齢になられていますし、一日も早く多くのご遺骨が帰国できますようお祈りいたします。



北海道胆振東部地震・災害派遣 続報-5

2018年09月28日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
北海道で震度7を観測した地震から3週間が経過しました。
9月27日10時現在、北海道庁の発表によりますと、厚真町で6戸が停電し、厚真町・安平町・札幌市の332戸で断水が続いています。
また、636名の方々が避難所で生活をされています。


自衛隊は9月27日8時現在、約1,000名の自衛官の方々が被災地で災害派遣任務にあたられています。


9月25日、即応予備自衛官は任務を終了し編成を解かれました。
今回の北海道胆振東部地震では255名の即応予備自衛官の方々が任務に当たられました。
ありがとうございました!










厚真町とむかわ町では、第7後方支援連隊(東千歳駐屯地)と第71戦車連隊(北千歳駐屯地)等の部隊が給食支援を行っています。










厚真町と安平町では、第11普通科連隊(東千歳駐屯地)、第7施設大隊(東千歳駐屯地)、第73戦車連隊(南恵庭駐屯地)等の部隊が給水支援を行っています。


(日高町では断水復旧に伴い給水活動を終了しました。)










厚真町、安平町、むかわ町では、第7後方支援連隊(東千歳駐屯地)、第2後方支援連隊(旭川駐屯地)等の部隊が入浴支援を行っています。


















被災地で活動されている、また、後方任務にあたられている全ての自衛官の皆さん、本当にありがとうございます!!

御嶽山噴火から4年

2018年09月26日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
死者58名、行方不明者5名という戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から、明日で4年となります。
噴火後、火口から半径1キロ以内で続いていた立ち入り規制が、今日から解除されると先日ニュースにもなっていました。

また、先日フジテレビで放送された「カメラがとらえた救出の瞬間~自衛隊・救助部隊知られざる戦い~」の中でも、御嶽山での災害派遣活動が取り上げられていましたので、ご覧になった方も多いかと思います。
自衛隊のことがゴールデンタイムに3時間も放送されるという、とても素晴らしい番組だったのですが、ちょっと残念なことも。
それは、災害派遣に従事した一部の部隊だけにスポットライトを当てて、他の部隊には全く触れていなかったことです。
テレビ番組の構成上、仕方ないのかもしれませんが、本当はもっと多くの部隊の自衛官の方々が、命懸けで活動されていました。

まずはこちらの陸上自衛隊広報チャンネルの動画をご覧ください。
(ご遺体の搬送場面もありますので、ご注意の上視聴いただきますようお願い致します。)

御嶽山における噴火に係る災害派遣20日間の活動



当時のことを少し振り返ってみたいと思います。

平成26年9月27日(土)11時52分に噴火が発生、14時31分には長野県知事から陸上自衛隊第13普通科連隊長に対して災害派遣要請がありました。






翌28日早朝から救助活動が始まります。
第12ヘリコプター隊(相馬原、北宇都宮駐屯地)がホイスト及び接地で23名を救助、第13普通科連隊(松本駐屯地)と第12偵察隊(相馬原駐屯地)の約170名が徒歩で登頂し、心肺停止の方4名を搬送しました。






その後、10月16日までの20日間で、延べ56名の心肺停止の方を発見、搬送しました。


























有毒ガスの噴出が続き再噴火の危険もある中、降雨によって積もった火山灰が泥濘となり行く手を阻み、更には泥濘化した火山灰が凍ってしまい捜索を妨げても、延べ7,150名の自衛官の方々は懸命に活動されました。

陸上自衛隊
相馬原駐屯地(群馬県):第12ヘリコプター隊、第12偵察隊、第12化学防護隊
新町駐屯地(群馬県):第12後方支援隊、第12施設隊
北宇都宮駐屯地(栃木県):第12ヘリコプター隊
宇都宮駐屯地(栃木県):第12特科隊
松本駐屯地(長野県):第13普通科連隊
高田駐屯地(新潟県):第2普通科連隊
新発田駐屯地(新潟県):第30普通科連隊
霞ヶ浦駐屯地(茨城県):関東補給処
駒門駐屯地(静岡県):東部方面混成団
富士駐屯地(静岡県):富士教導団
滝ヶ原駐屯地(静岡県):富士教導団
朝霞駐屯地(東京都):東部方面後方支援隊、東部方面通信群、東部方面衛生隊、東部方面警務隊
練馬駐屯地(東京都):第1後方支援連隊、第1特殊武器防護隊
立川駐屯地(東京都):東部方面航空隊、地理情報隊
木更津駐屯地(千葉県):第1ヘリコプター団
大宮駐屯地(埼玉県):中央特殊武器防護隊

航空自衛隊
百里基地(茨城県):偵察航空隊
浜松基地(静岡県):浜松救難隊
入間基地(埼玉県):入間ヘリコプター空輸隊
小牧基地(愛知県):救難教育隊、航空救難団整備群

御嶽山の噴火による災害派遣活動で、フジテレビの「カメラがとらえた救出の瞬間~自衛隊・救助部隊知られざる戦い~」の中では2つの部隊しか取り上げられていませんでしたが、実際にはこんなに多くの部隊の方々が活動されました。(漏れがありましたらご指摘ください。)
本当にありがとうございます。

10月16日18時15分、長野県知事より撤収要請を受け、自衛隊の20日間に及ぶ災害派遣活動は終了しました。

翌17日、自衛隊の宿泊場所となっていた長野県木曽郡王滝村立王滝小中学校の子どもたちが、歌で感謝の気持ちを伝えてくれたそうです。




お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。



自衛隊こんなこともやってます~軍楽隊育成~その14

2018年09月24日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
こちらは、自衛隊こんなこともやってます~軍楽隊育成~の続きの記事です。
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
は、こちら↑から


続報来ました~。

今回のパプアニューギニア国防軍軍楽隊の能力構築支援事業は、平成30年7月15日~8月31日の1か月半、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーに陸上自衛隊中央音楽隊の隊員の方5名が派遣されて行われました。
派遣された自衛官さん、いつもと同じメンバーの方たちなのでしょうか?
今回はお盆もパプアニューギニアで過ごされたのですね。
お仕事とはいえ、本当に大変だと思います。

ところで今回はちょっと気になることが。
前回の能力構築支援は、平成30年1月17日~3月7日まで行われたのですが、その時のパプアニューギニア国防軍軍楽隊員の人数は47名と書かれていました。
それが今回は41名になっているんですよ。
どうしちゃったのでしょうか。


今回の能力構築支援事業、防衛省・自衛隊ホームページによりますと、

 軍楽隊の演奏に必要な知識・技能の更なる向上に向け、パプアニューギニア(PNG)での長期間に亘る音楽教育(約1か月半)を行い、
楽器奏法(個別・合奏)



行進演奏



等を指導しました。
 今回の音楽指導を通じ、PNG軍楽隊は中級程度の合奏が可能な技術レベルに到達しています。
 いよいよ11月にはPNGでAPECが開催されます。そして、PNG軍楽隊の準備も整いつつあります。

とのことです。

防衛省のYouTubeのチャンネルに動画もアップされていましたのでこちらもご覧ください。

【能力構築支援事業】パプアニューギニア(軍楽隊育成:2018年7月15日~8月31日)



いかがですか?
どんどん上達していってますよね。

遡ること3か月ほどの2018年6月15日には、パプアニューギニア国防軍軍楽隊によるファーストコンサートが行われたそうです。
指揮はもちろん水科克夫 元航空中央音楽隊隊長です。
そして、水科元隊長がアップされたらしき動画をYouTubeで発見しました!
是非ご覧ください。

Wan Kantri - One Country



水科元隊長、お元気そうで何よりです。
先日はコメントありがとうございましたm(_ _)m
言葉も文化も気候も食べ物も、何もかも違うパプアニューギニアで、軍楽隊育成のために孤軍奮闘されているのは、想像以上に大変だと思います。
だって、陸上自衛隊中央音楽隊の隊員の方も来てはくれますが、いない間の方が圧倒的に長いんですもの。
それに、11月に行われるAPECの閣僚・首脳会議までに間に合わせないといけないというプレッシャーも相当なものかと。
楽器経験もない人を、1年半でAPECの閣僚・首脳会議で演奏できるようにするって、すごい大仕事ですよね。
でも、さすが水科元隊長!
本番まで2か月を切りましたが、この分ならデビューは成功間違いなしでしょう!

APECの閣僚会議は11月15日、首脳会議は11月17~18日に行われます。
今からとても楽しみです!

続報が入りましたら、またお伝えしますね。

今夜フジテレビ系列で自衛隊の番組が放送されます!

2018年09月22日 10時00分00秒 | 陸・海・空自衛隊
2018年9月22日㈯19:00~22:00、フジテレビ系列で自衛隊の番組が放送されます。

【公式】未公開映像!カメラがとらえた救出の瞬間~自衛隊・救助部隊知られざる戦い~



1000時間の自衛隊映像を入手、災害に立ち向かう知られざる闘い
2018/09/22 06:00:00 マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20180922-696262/
フジテレビでは、自衛隊の撮影した未公開映像を特集する特番『災害レスキューSP未公開映像! カメラがとらえた救出の瞬間~“最後の砦”自衛隊・救助部隊の知られざる闘い~』を、きょう22日(19:00~22:00)に放送する。
同局では、自衛隊員が撮影した1,000時間にも及ぶ映像を入手。番組では、命を懸けて実際の救助にあたった隊員陸海空の各部隊へ赴き 関係者延べ100人を1年かけて取材し、その新証言と独自取材をもとに再現ドラマを交えて展開する。
今回紹介されるのは、北海道小樽市の石狩湾新港で停泊していた巨大貨物船が沈没した際の荒波での決死の救出劇、御嶽山噴火での過酷な闘い、沖縄の市街地で発見された不発弾処理の現場、東日本大震災で被災しながら救助にあたった隊員が撮った記録映像の一部始終など。
「すべては他を生かすために」を合言葉に救助に向かう隊員たちの勇気、揺るぎないプライド、そして彼らと要救助者の間にあった極限のドラマ、救えなかった命との向き合いなどを、実際の映像を中心に描いていく。



救助部隊っていうざっくりしたタイトルがちょっと気にならなくもないですが、自衛隊をこうして取り上げてもらえるのはすごく嬉しいですね。
是非ご覧ください!