自衛隊好きの主婦ですが、何か?

有川浩先生の小説で自衛隊に興味を持ち、只今絶賛勉強中
自衛隊好きの主婦による自衛隊応援ブログです

空自航空ショーに中止要求 埼玉県鴻巣市

2018年08月31日 06時15分00秒 | 航空自衛隊
こんなニュースが、産経新聞に載っていました。


「子供の迷彩服試着は不安」共産党要請で自衛隊イベント中止 埼玉・鴻巣
2018.8.20産経新聞

 埼玉県鴻巣市の「エルミこうのすショッピングモール」で20、21日に予定されていた自衛隊のイベントが、日本共産党鴻巣市委員会などの要請で中止されたことが20日、分かった。
 イベントでは自衛隊の子供用迷彩服の試着体験などが行われる予定だったが、市民に不安を与えるとして同委員会が15日にショッピングモールの館長に中止を求めていた。施設側が自衛隊埼玉地方協力本部にイベントの中止を申し入れ、同本部が受け入れた。
 中止となったのは「夏休み特別企画!自衛隊と警察ふれあいフェスタ 2018」。イベントでは自衛隊や県警の合同採用説明会や軽装甲機動車の展示などが行われる予定だった。
 館長に中止を求めたのは同委員会のほか、日本共産党鴻巣市議団、新日本婦人の会鴻巣支部、平和遺族会鴻巣支部などで、同党の鴻巣市議は「商業施設で子供たちに迷彩服を試着させるのは違和感があるとの市民の声もあり、要請した」と話している。



そして、さらにこちらのニュースも。


共産市議、空自航空ショーに中止要求 「戦闘と切り離せぬ」埼玉・鴻巣 迷彩服イベントに続き
2018.8.28産経新聞

 埼玉県鴻巣(こうのす)市で10月に行われる航空自衛隊機の航空ショーについて、地元の共産党市議らが「戦闘と切り離すことはできない」として中止を求めていることが27日、分かった。主催する市商工会青年部は「中止の理由にはならない」として応じず、予定通り実施する方針。
 同市では市内のショッピングモールで今月20、21の両日、子供用迷彩服の試着体験などを予定していた自衛隊のイベントが、「商業施設にそぐわない」などとする共産党市議らの要請で中止になったばかり。「自衛隊イコール戦争」と印象づける共産党の“圧力”が目立っている。
 青年部などによると、航空ショーは10月13日の「こうのす花火大会」前に実施。航空自衛隊入間基地からジェット練習機「T-4」2機が参加する予定だ。共産党市議や新日本婦人の会鴻巣支部などは15日、花火大会を後援する市に「航空ショーは戦闘と切り離すことはできない」などと中止を申し入れ、市民団体も23日、青年部に中止を要請していた。
 青年部は「安全性は確保できている」として、実施する方針に変わりはなく、28日の青年部全体会議で確認し、市民団体側に文書で実施を伝えるという。





「航空ショーは戦闘と切り離すことはできない」
???
良く理解できないのですが、どういう理論?

T‐4って、練習機だよね?
戦闘機じゃないよね。
もしかして、何か攻撃機能でも付けられるのか?と思いましたが、Wikipediaによると、

同世代の海外の練習機では、練習機といえども有事の際には武装も施せるように出来ており、実際にT-4も試作機XT-4時代に武装ポッドによる軽攻撃試験が行われた。しかし試験の結果、12.7mm重機関銃程度では改修の手間に対して現代の軍用機が相手では大した打撃力にならないことや防衛環境の違いもあり、量産機は練習用に特化されることとなった。ただしトラベルポッド、曳航標的器、集塵ポッドなどの運用は可能である。

だそうです。
トラベルポッドは貨物スペースを持たない軍用機に荷物を運搬させるために搭載するポッドのこと、
曳航標的器は機関銃やミサイルの発射訓練のためにドローン、布製吹流し、その他の標的を曳航する航空機のこと、
集塵ポッドは放射性物質等のサンプリングを行う装置です。

攻撃能力は全くないですね。




あっ、そんなことどうでも良くて、この方たちは自衛隊の存在自体がお嫌いなんでしたっけ。
それならば、災害時や有事の際にも自衛隊に助けを求めず、自力でどうにかするというくらいの一貫性をお持ち頂きたいなと思います。


鴻巣市、そんなに共産党の勢力の強い地域なのでしょうか?
と、思って調べてみました。
鴻巣市議会は定数26、そのうち共産党の議員は2人で、割合は7.6%。

衆・参議院合わせた国会議員の定数は707、そのうちの共産党の議員数は26名で、割合は3.6%でした。
ちなみに私の住んでいるところは4.4%でした。

鴻巣市の割合の高さはなかなかすごいですね。

鴻巣市商工会青年部の皆さん、負けずに頑張ってください!



次期政府専用機 千歳に到着

2018年08月29日 06時15分00秒 | 航空自衛隊
去る2018年8月17日、次期政府専用機が北海道・千歳基地に到着しました。

新政府専用機、北海道・千歳市の航空自衛隊千歳基地に到着
産経新聞2018.8.17

 首相や皇室の海外訪問などに使用する新しい政府専用機が17日朝、運用拠点となる航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)に到着した。新専用機はボーイング777-300ERで、運用試験や乗務員の訓練などを行う。





 現行機はジャンボ機の愛称で知られるボーイング747で平成5年に運行、今年度に引退の予定になっている。政府は故障など不測の事態に備え、予備機を含む2機を導入予定。うち1機が機体の調整や内装作業などを終え、スイス・バーゼルから16日、飛び立った。
 17日午前7時50分ごろ、主翼と尾翼に日の丸が描かれ、側面には赤い曲線があしらわれている新専用機は、新千歳空港の滑走路に着陸。自走で航空自衛隊千歳基地の格納庫に向かった。
 残り1機は12月に配備される予定。



いや~、カッコイイですね!
白地に日の丸が映えてます。
以前の直線ラインも良かったですが、曲線のラインも素敵ですね。

こちらの新型機は、今後、所要の整備や運航訓練等を経て、平成31年度から現有の政府専用機に代わって運用を開始する予定だそうです。
ボーイング777-300ERは、片道約13時間かかる米国東海岸へノンストップで飛べることや、貴賓室や執務室など要人輸送に必要な装備を設けられること、国内の航空会社が長期的に整備できることなどの理由から選ばれたのだそうです。

航空自衛隊が自前で整備をしているのかと思ったら、整備や教育はANAに委託しているとのこと、ちょっと意外でした。


ところで、現行の政府専用機は間もなく退役となります。
退役後はどうなるのでしょうか?

来年3月退役の政府専用機、空自が活用案募集 スクラップ、保存、民間機に再生?
産経新聞2018.8.18

 政府専用機の代替わりに伴い、現行機は来年3月に退役を迎える。通例なら退役後の自衛隊機はスクラップにされる運命だが、日本初の政府専用機としての歴史的・資料的価値があり、長く日本の「顔」として活躍した功労者でもある。航空自衛隊は機体の保存の可能性も含め、民間から活用のアイデア募集を始めた。



 現行機は、「ジャンボ」の愛称で知られる米ボーイングの「B747-400」。政府が平成3年に2機を約360億円で取得、空自千歳基地を拠点に平成の日本外交を支えてきた。総飛行時間は7月末で2機とも約1万6千時間に達している。
 国内で同型機を運用する航空会社がなくなり、整備委託が難しくなったため、政府は26年に後継機としてB777を選定した。現行機は30年度いっぱいで引退の運びとなった。
 空自は8月に入り、現行機の処分法について民間から提案募集を開始し、8日の説明会には15程度の企業・団体が参加した。24日に募集を締め切り、今年度内に方針を決めるという。
 自衛隊機は空自浜松広報館(静岡県浜松市)などで保存・展示されている例がある。ただ、なにぶん専用機は巨体だ。運用部隊の地元・北海道千歳市も保存の可能性を探ったが、清掃などに年間1億円超のコストが必要なことで断念した。
 空自は、改装して民間機として再生する選択肢も視野に入れる。「幅広い可能性について提案を募りたい」(広報)としている。(千葉倫之)


展示費用に年間1億円ですか!
そんなにかかるんですね。
でも、スクラップになってしまうのは悲しいです。
どうにか、保存・展示や民間機に再生できる道があると良いですね。


自衛隊の災害派遣について考えてみる その3

2018年08月27日 06時15分00秒 | 陸・海・空自衛隊

自衛隊に災害派遣を要請するには、三つの要件があります。


1.公共性(公共の秩序を維持するため、人命または財産を社会的に保護しなければならない必要性があること)

2.緊急性(差し迫った必要性があること)

3.非代替性(自衛隊の部隊が派遣される以外に他の適切な手段がないこと)




このすべてを満たした時に、都道府県知事、海上保安庁長官、管区海上保安本部長、空港事務所長が自衛隊に災害派遣を要請することができます。
また、災害派遣中に自治体や警察・消防などで対応できるようになれば、自衛隊には撤収要請を出します。

自衛隊の災害派遣について考えてみる その1の中でも書きましたが、「引き続き自衛隊にはがれき撤去に協力して欲しい。」と発言した立憲民主党の衆議院議員・高井たかし氏は、自衛隊の本来の任務は国防であり災害派遣には要件があることをご存知なかったのか、それとも知っていてそう発言されたのか。
ご存知だったのならば、自衛隊のことを人件費無料で利用できる便利屋だとでも思っておられるのでしょうか。

2年前の熊本地震の時にも、同じようなことがありました。
まずは、当時の産経新聞の記事をご覧ください。

自衛隊が災害ごみの搬出開始 29日も続行
産経新聞2016.4.28
http://www.sankei.com/affairs/news/160428/afr1604280026-n1.html

自衛隊は28日、熊本を中心とする地震で発生した災害ごみの搬出作業を熊本市で始めた。大量のごみの収集が追いつかず、市内の一部では道路にがれきがあふれる状態になっており、市や環境省が協力を求めていた。
 初日は約90人体制。熊本市南区では午前9時すぎ、民間業者が可燃ごみを収集車に入れる作業を手伝った後、家電製品などの災害ごみを7台の自衛隊車両に積み込み、処分場に向けて搬出した。29日以降も場所を変えて継続する。
市によると、がれきや割れたガラス、壊れた家財道具などの災害ごみが大量に発生。一部地域では、収集場から道路にあふれたごみが通行の支障になっていた。地震で損傷し稼働できない焼却施設もあり、災害ごみの処理が課題になっている。






 

この記事に対し、ヒゲの隊長こと佐藤正久参議院議員は、当時ツイッターでこのようにつぶやかれていました。




ツイッターの短文投稿という特性ゆえ、自衛隊の本来の任務が国防であるということをご存知ない方がこのつぶやきを読んだら、自衛隊や佐藤正久参議院議員のことを傲慢だと誤解しかねませんが、佐藤議員の言いたいことをとても良く補完してくれている記事がありましたので、こちらもどうぞご覧ください。


自衛隊の災害ゴミ片づけに『違和感』
エコノミックニュース2016年5月2日
https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20160502/Economic_61309.html

自民党の佐藤正久元防衛大臣政務官は「自衛隊による災害ゴミ片づけ」に「正直言って違和感」とツイッターにあげた。自衛隊を出動派遣させる『緊急性』『非代替性』の視点を提起している。

 佐藤元政務官は、自衛隊は「北朝鮮警戒、東シナ海警戒監視、サミット警戒も実施中」で、災害ゴミの片づけが「自衛隊じゃないとできないのか」という思いを書き込んだ。

 佐藤元政務官は「自衛隊による災害ゴミ撤去、一方で、ボランティアを断っているとの報道もある」とし「自衛隊の災害派遣は、公共性、緊急性、非代替性の原則もある。佐藤も熊本市役所を訪問した」としたうえで、ゴミ撤去のための業者が確保できた場合や近隣市町村の支援が得られれば「予定の一週間と言わず、自衛隊ではなく民間に任せるべきだと思う」と自衛隊がすべき任務として、ゴミ撤去作業に、まさに「違和感」を綴ったもの。

 佐藤元政務官は「自衛隊の災害派遣中も、北朝鮮や中国の挑発行為も止まらない。実際に(北朝鮮による)潜水艦からのミサイル発射や(中国の)領海侵犯も発生」しており「ミサイル破壊措置や核実験警戒も、日本海や東シナ海での警戒監視も継続中だ。アデン湾海賊対処や南スーダンPKOも継続中」と発信している。(編集担当:森高龍二)



いかがですか?
佐藤正久議員、さすが元・中の人です。
いつかは防衛大臣になっていただきたいものです。
佐藤議員が2013年に書かれたブログ、「国民と自衛隊のつながりについて」
https://ameblo.jp/satomasahisa/entry-11572976742.html
こちらも是非是非お読みください。



ほとんど報道されてはいませんが、日本領空に接近した他国の軍用機などに対する航空自衛隊の戦闘機のスクランブル回数は、平成28年度は1,168回、平成29年度は904回でした。
ということは1日に複数回、スクランブル発進しているということになります。
また、海上自衛隊も哨戒機などで日本の海を常に守ってくれています。
そして、有事に備えるために、陸・海・空自衛隊の隊員の方々は日々訓練に励まれているのです。

日本の平和は、憲法9条があるから守られている訳ではありません。
決して表舞台には出なくとも、こうして昼夜を問わず日本の国防のために活動してくださっているたくさんの自衛官の方々がいらっしゃるから、私たちは毎日を安心して生活することができているのです。
一人でも多くの国民の方々に、自衛隊の本来の任務は国防であり、自衛隊の活動のおかげで平和な日本があるという認識が広まってくれると良いなと思います。

国防という重要な任務がありながら、災害などが起これば助けに駆けつけてくれる、それが日本が誇るべき組織、自衛隊なのです。


航空自衛隊に初の女性戦闘機パイロット誕生!

2018年08月25日 06時15分00秒 | 航空自衛隊
2015年、防衛省は航空自衛隊の戦闘機への女性自衛官の配置制限を解除しました。

それから3年、ついに女性イーグルドライバーが誕生しました!


女性初の戦闘機パイロットが誕生…空自新田原基地で修了式「思い続けた夢がかなった」
産経新聞2018.8.23 17:29

https://www.sankei.com/west/news/180823/wst1808230075-n1.html

宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地で23日、F15戦闘機パイロットの養成課程の修了式があり、空自初の女性戦闘機パイロットとなる松島美紗2等空尉(26)ら6人が修了した。松島2尉は24日に第5航空団(新田原基地)に配属される。



空自によると、部隊での訓練を続け、早ければ半年から1年ぐらいで、領空侵犯の恐れがある航空機への緊急発進(スクランブル)に必要な資格を取得し、実任務に当たることになる。
 松島2尉は修了式後、報道陣の取材に「思い続けた夢がかなった。男性と変わらないよう、一日も早く、一人前のパイロットになりたい」と笑顔で抱負を語った。
 横浜市出身の松島2尉は、平成26(2014)年3月に防衛大を卒業し、空自に入隊。28年10月に操縦士資格を取得、戦闘機パイロットになるための訓練を続けてきた。
 空自飛行教育航空隊の植森治隊司令は「教育の中身は男性と何も変わらなかった。今後も困難な道を切り開き、彼女に続く戦闘機パイロットの目標になってほしい」と期待を寄せた。

防衛省は女性自衛官の倍増を掲げ、実質的に全ての職域で女性を起用できるよう制限を緩和している。空自は27年11月に戦闘機と偵察機のパイロットの職域制限を廃止した。


「トップガンを見て・・・」初の女性の戦闘機パイロット(18/08/23)




自衛隊には現在、約14,000名の女性自衛官がいらっしゃいます。

安倍政権の掲げる女性推進政策は、もちろん自衛隊も無関係ではなく、ほとんどの職種で配置制限が撤廃されました。

現在も制限があるのは、
陸上自衛隊:特殊武器防護隊で放射線を扱う人員、坑道中隊
海上自衛隊:潜水艦乗員
のみとなっています。

ひと昔前は、護衛艦に女性は乗務できませんでしたが、いまでは護衛艦隊司令や艦長にも女性自衛官が登用されています。
陸上自衛隊も、普通科や戦車中隊に女性自衛官が配属されています。
また現在、女性自衛官の方で階級が一番上位なのは海自と空自の将補ですが、将の誕生もそう遠くないかもしれませんね。

これからも、ますます女性の活躍の場が増えていきそうです!

自衛隊の災害派遣について考えてみる その2

2018年08月23日 06時15分00秒 | 陸・海・空自衛隊
今日は、自衛隊の災害派遣について細かく見ていきたいと思います。

自衛隊に災害派遣が要請されるのは、大災害が起きた時だけではありません。
最近の災害派遣を新しい順に少しさかのぼってみましょう。


平成30年7月豪雨に係る自衛隊の災害派遣H30.7.6~8.18




北海道日高地方幌尻岳における行方不明者捜索等に係る災害派遣H30.8.11~8.12(登山中の男性1名が行方不明となり、警察・消防が捜索するも発見に至らず、自衛隊に災害派遣要請。 )

群馬県草津白根山付近における行方不明航空機の捜索等に係る災害派遣H30.8.10~8.11(群馬県の防災ヘリコプターが行方不明となり警察・消防が捜索するも発見に至らず、航空自衛隊に行方不明航空機の捜索に係る災害派遣要請、陸上自衛隊に捜索救助に係る災害派遣要請。 )

山形県最上郡戸沢村における給水・給食支援に係る災害派遣H30.8.6~8.8(局地的な大雨で山形県戸沢村において孤立者が発生し陸上自衛隊に給水支援と給食支援に係る災害派遣要請。 )




長野県大桑村城山における山林火災に係る災害派遣H30.8.7~8.8(山林火災が発生し消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に空中消火活動に係る災害派遣要請。)




父島周辺海域における行方不明船舶の捜索に係る災害派遣H30.7.10~7.13(漁船が行方不明となり海上保安庁が捜索するも発見に至らず、海上自衛隊に行方不明船舶の捜索に係る災害派遣要請。 )

台風7号に伴う長崎県における人員等の輸送に係る災害派遣H30.7.4(台風第7号の影響により長崎県五島市及び南松浦郡新上五島町において停電が発生し、陸上自衛隊に停電に伴う応急復旧のための人員及び資機材の輸送に係る災害派遣要請。)




北海道上川郡旭岳における行方不明者捜索に係る災害派遣H30.7.1~7.2(北海道上川郡東川町旭岳で山菜採りに出かけた男性1名が行方不明となり警察・消防等が捜索するも発見に至らず、陸上自衛隊に行方不明者捜索に係る災害派遣要請。)

宮城県蔵王山における行方不明者捜索に係る災害派遣H30.6.27~6.28(宮城県蔵王山で登山に出かけた男性1名が行方不明となり、警察・消防等が捜索するも発見に至らず、陸上自衛隊に行方不明者捜索に係る災害派遣要請。)

大阪府北部を震源とする地震に係る災害派遣H30.6.18~6.26




北海道札幌市における行方不明者捜索に係る災害派遣H30.6.8~6.9(北海道札幌市南区定山渓に山菜採りに出かけた男性1名が行方不明となり、警察・消防等が捜索するも発見に至らず、陸上自衛隊に行方不明者捜索に係る災害派遣要請。)

沖縄県那覇市北西沖における民間ヘリコプターの捜索救助に係る災害派遣H30.6.7(民間ヘリコプターが沖縄県那覇市北西沖約40kmでメーデーコールの後レーダーから消失し、航空自衛隊に捜索救助に係る災害派遣要請。)

宮崎県沖における行方不明船舶の捜索に係る災害派遣H30.5.6(宮崎県沖において1名が乗船した船舶が行方不明となり、海上保安庁が捜索するも発見に至らず、海上自衛隊に行方不明船舶の捜索に係る災害派遣要請。)

沖縄県宮古島市伊良部島における給水支援に係る災害派遣H30.4.29~5.2(沖縄県宮古島市伊良部島において水道管の漏水のため水圧の低下及び断水が発生し、自治体のみでは対応が困難なことから、航空自衛隊に給水支援に係る災害派遣要請。)

大分県中津市における山崩れに伴う人命救助に係る災害派遣H30.4.11~4.23(大分県中津市耶馬渓町において山崩れが発生し住宅3世帯が土砂に埋まり、陸上自衛隊に対して人命救助に係る災害派遣要請。)




秋田県男鹿市における山林火災に係る災害派遣H30.4.21(秋田県男鹿市寒風山において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊第に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)

岩手県宮古市における山林火災に係る災害派遣H30.4.12~4.14(岩手県宮古市田老町において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)

宮崎県東臼杵郡美郷町における山林火災に係る災害派遣H30.4.12(宮崎県東臼杵郡美郷町において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)

島根県大田市における給水支援に係る災害派遣H30.4.9~4.11(地震の影響により島根県大田市において水道管が破裂し、断水が発生したため、陸上自衛隊に給水支援に係る災害派遣要請。)




長野県長野市における山林火災に係る災害派遣H30.4.6(長野県長野市若穂綿内近傍において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の消火活動に係る災害派遣要請。)

長野県飯田市における山林火災に係る災害派遣H30.4.2~4.3(長野県飯田市野池山近傍において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)

島根県隠岐郡隠岐の島町における山林火災に係る災害派遣H30.3.29~3.30(島根県隠岐郡隠岐の島町において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)

宮城県沖における行方不明船舶の捜索に係る災害派遣H30.3.19~3.21(宮城県沖において4名が乗船した船舶が行方不明となり、海上保安庁が捜索するも発見に至らず、海上自衛隊に航空機による行方不明船舶の捜索に係る災害派遣要請。)

北海道上川郡新得町における行方不明者捜索に係る災害派遣H30.3.9(北海道上川郡新得町サホロリゾートスキー場を訪れていた外国人男性スキー客2名が行方不明となり、警察・消防が捜索するも発見に至らず、陸上自衛隊に行方不明者捜索に係る災害派遣要請。)

青森県上北郡東北町における燃料等の回収に係る災害派遣H30.2.21~3.7(米軍三沢飛行場所属F-16戦闘機1機が離陸直後、エンジンからの出火により外装燃料タンク2本を小川原湖に投棄、当該燃料タンクから油が流出しており、海上自衛隊大湊地方総監に燃料等の回収に係る災害派遣要請。)




北海道千歳市における暴風雪に伴う人命救助に係る災害派遣H30.3.2(北海道千歳市から苫小牧市に向かう林道において、暴風雪により4名が行方不明となり、うち3名は警察により安否が確認されているが、残り1名が行方不明となっているため陸上自衛隊に人命救助に係る災害派遣要請)

福井県福井市における除雪支援に係る災害派遣H30.2.15~2.18(記録的な大雪により、福井県内において100箇所以上の排雪場を開設するも、更なる排雪場が必要な状況であることから、陸上自衛隊に除雪支援に係る災害派遣要請。)

福井県における大雪に係る災害派遣H30.2.6~2.10(福井県あわら市において、大雪の影響により国道8号線で多数の車が立ち往生が発生し、陸上自衛隊に人命救助等に係る災害派遣要請。さらに福井市、越前市及び吉田郡永平寺町において除雪支援等の追加要請。)




兵庫県加古川市における山林火災に係る災害派遣H30.2.5~2.6(兵庫県加古川市志方町において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)

山形県上山市(蔵王温泉スキー場)における遭難者捜索に係る災害派遣H30.2.5~2.6(山形県上山市蔵王温泉スキー場を訪れていた2名が遭難したと警察に連絡があり、2名とは連絡がとれているが、警察・消防のみでは捜索が困難なことから、陸上自衛隊に遭難者捜索に係る災害派遣要請。)

石川県輪島市における給水支援に係る災害派遣H30.1.30~2.2(石川県輪島市において、凍結した水道管の破裂により断水が発生したため、陸上自衛隊に給水支援に係る災害派遣要請。)




新潟県佐渡市における給水支援に係る災害派遣H30.1.29~2.2(新潟県佐渡市において、凍結した水道管の破裂により水圧の低下及び断水が発生したため、陸上自衛隊に給水支援に係る災害派遣要請。)




蔵王山における残留者の捜索に係る災害派遣H30.1.30(蔵王山において小規模な噴火の可能性があるとして、噴火警戒レベルをレベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引上げたため、陸上自衛隊に残留者の捜索に係る災害派遣要請。)

草津白根山における噴火に伴う人命救助等に係る災害派遣H30.1.23(群馬県の草津白根山で噴火が発生し、群馬県吾妻郡草津町のスキー場において噴石により負傷者等が発生したため、陸上自衛隊に人命救助等に係る災害派遣要請。)




香川県さぬき市における鳥インフルエンザに係る災害派遣H30.1.11~1.12(香川県さぬき市の農場において高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたため、速やかに鶏を殺処分するなどの防疫措置を行う必要があることから、陸上自衛隊第に鶏の殺処分等に係る災害派遣要請。)




群馬県甘楽郡南牧村における山林火災に係る災害派遣H30.1.10~1.11(群馬県甘楽郡南牧村において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)

東京都西多摩郡奥多摩町における山林火災に係る災害派遣H30.1.4(東京都西多摩郡奥多摩町棚沢エビ小屋山において山林火災が発生し、消防が消火活動を実施するも鎮火に至らず、陸上自衛隊に山林火災の空中消火活動に係る災害派遣要請。)



平成30年に入ってからの災害派遣を書き出してみました。
地震・水害・火山の噴火などの災害だけでなく、山火事の消火や断水での給水支援、登山や山菜取りで行方不明になった人の捜索が多い印象ですね。
その他、遭難した船舶や航空機の捜索、鳥インフルエンザの対処などもありました。

過去には口蹄疫の対処や座礁した船舶等から流出した重油の処理、地下鉄サリン事件でも自衛隊が派遣されました。



本当に多岐にわたっていますよね。

その他、災害派遣で一番多いのは、実は救急患者の輸送なんです。
都道府県知事からの要請を受けて、医療施設が不足している離島などの救急患者を本土に運ぶのも、自衛隊の災害派遣任務のひとつなんです。



平成29年度の災害派遣件数は501件で、そのうち急患輸送が401件でした。
平成24年から28年の5年間での災害派遣件数の平均は530件で、派遣内容の内訳はだいたい同じ割合で急患輸送が全体の約8割を占めています。


では、災害派遣は誰がどんな状況で頼んでも、自衛隊が来てくれるのでしょうか?
次回は災害派遣の要件について見ていきたいと思います。