自衛隊好きの主婦ですが、何か?

有川浩先生の小説で自衛隊に興味を持ち、只今絶賛勉強中
自衛隊好きの主婦による自衛隊応援ブログです

平成30年度自衛隊記念日観閲式

2018年10月20日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
10月14日、陸上自衛隊朝霞訓練場において、平成30年度自衛隊記念日観閲式が挙行されました。









今回の観閲式では、航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F-35Aが2機、初めて展示飛行を行うということで話題になっていました。




その他、米海兵隊と陸上自衛隊・水陸機動団のAAV7が合同で祝賀車両行進を行いました。




ここで、安倍総理大臣の訓示をご紹介したいと思います。


 この朝霞の地で、私自身3度目となる観閲式に臨み、士気旺盛な隊員諸君の勇姿に接することができ、大変うれしく思います。




 冒頭、この夏に相次いだ自然災害によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りします。
被災された全ての皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

 現場には、必ず、諸君たちの姿がありました。

 民家が土砂に押し潰されている。
土砂崩れの一報に、隊員たちは、倒木を乗り越え、ぬかるみに足をとられながらも、休むことなく歩き続けました。




体力の限界が近づく中、立ち尽くす御家族を前に、最後の気力を振り絞り、全員を救出した。

 さすが自衛隊。

被災者の方々にそう言っていただける能力、そして、何よりも、その志の高さを、改めて証明してくれました。

 
自衛隊の災害派遣実績は、実に4万回を超えています。

 自然災害だけではありません。

悪天候で交通手段が断たれてしまう離島において、患者の命を救うには、一刻の猶予もない。
こうした中での緊急輸送は、正に、国民の命綱です。


 

「緊急搬送要請あり。直ちに出動せよ。」

 11年前。
一人の女性の容態が急変し、危険な状態に陥っているとの一報が、那覇駐屯地に入電しました。

建村善知(たてむら よしとも)一等陸佐率いる4人のクルーは、躊躇(ちゅうちょ)なくヘリに飛び乗り、鹿児島県徳之島に向けて、漆黒の闇が広がる空へと飛び立っていきました。
 現地は、一面の濃霧が広がり、着地目標のグラウンドは、視界不良。
垂れ込めた雲が進入を阻みました。

 「あと一度、進入を試みる。」

 容態は一刻を争う状況の下で、建村一等陸佐は、これまでの4,800時間を超える飛行経験と自衛官人生の全てを傾け、着陸に挑み続けました。
地上の管制官に、近くの徳之島空港への着陸調整を依頼するなど、最後まで決して諦めませんでした。
これに応え、地上にいる隊員たちも、最善を尽くしました。
 
「ありがとう」
 
管制官への感謝の言葉が最後となりました。

4人が再び基地に戻ることはなかった。
建村一等陸佐は、かつて、部下の隊員たちに、こう語っていたそうであります。
 
「自分たちがやらなければ、誰がやる。」

 
全国25万人の隊員一人一人の、高い使命感、強い責任感によって、日本は、日本国民は、守られている。


 事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応える。

諸君の崇高なる覚悟に、改めて、心から敬意を表します。

 24時間、365日。

国民の命と平和を守るため、極度の緊張感の中、最前線で警戒監視にあたり、スクランブル発進を行う隊員たちが、今、この瞬間も日本の広大な海と空を守っています。

 我が国の平和を守り、アジア・太平洋の平和と繁栄の礎を築く。

北朝鮮に関する国連安保理決議の完全な履行を果たしていくために、米国、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドといった同志国と手を携え、瀬取り防止のための警戒監視活動に当たっています。




 自らの意思でこの困難な道に進んでくれた諸君。
ただひたすら国民のため、献身的に職務を遂行する諸君は、日本の誇りであります。

 領土・領海・領空、そして国民の生命・財産を守り抜く。
政府の最も重要な責務です。
安全保障政策の根幹は、自らが行う継続的な努力であり、立ち止まることは許されません。

 この5年余りの間に、我が国を取り巻く安全保障環境は、格段に速いスピードで不確実性を増し、厳しいものとなりました。

 今や、安全保障のパラダイムは大きく転換しつつあります。
宇宙、サイバー、電磁波といった新たな分野で競争優位を確立できなければ、これからこの国を守り抜くことはできない。

 この冬に策定する新たな防衛大綱では、これまでの延長線上ではない、数十年先の未来の礎となる、防衛力の在るべき姿を示します。

 日々刻々と変化する、国際情勢や技術の動向に目を凝らし、これまでのやり方や考え方に安住せず、それぞれの持ち場で、在るべき姿に向かって、不断の努力を重ねていってください。

 私は、自衛隊の最高指揮官として、諸君と共に、国民の命と平和な暮らしを守り抜き、次の世代に引き継いでいく。
そのために全力を尽くす覚悟です。

 我が国の平和は、一国で守りきれるものではありません。
積極的平和主義の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄に、日本ならではのやり方で、これまで以上に貢献していく決意であります。

 マグニチュード7.4の大地震と津波の被害を受けたインドネシアでは、C-130輸送機で現地に駆け付けた49名の隊員たちが、今も、被災された方々の命をつなぐ活動を行っています。




 ソマリア沖・アデン湾では、国際社会の平和と繁栄のため、他国の部隊と力を合わせ、全力で、シーレーンの安全確保に当たっています。




 灼(しゃく)熱のケニアでは、アフリカ各国のPKO派遣部隊の訓練に汗を流す隊員たちがいます。

 シエラレオネから参加した女性もいます。

今は、アフリカの他の国々の国づくりの支援に積極的なこの国も、少し前までは、同じ国民同士が戦う激しい内戦が続いていました。
その最前線にあって、彼女は銃を取る他なかった。
兵士として戦いに参加してきました。

 ケニアにやってきた彼女は、自衛隊の指導の下、まず、文字の読み書きから始めました。
様々なことを学ぶ中で、クレーンの重機操作も上達しました。

いよいよ母国へと戻るその日、彼女はこう語ったそうであります。

 「平和に貢献できることが、本当にうれしい。」




 彼女を始め参加者たちが、日本から学んだ技術を基に、道路や橋を築く。
やがて、通りには多くの人が行き交い、子供たちの笑顔があふれるでしょう。

 自衛隊がアフリカの大地に植えた平和の苗は、やがて大輪の花を咲かせるに違いありません。
彼らは、アフリカの平和な未来を背負って(しょって)立ち、共に、世界の平和と繁栄を守ってくれるはずです。

 その大きな誇りを胸に、諸君には、国際社会の平和と安定に向けて、これからも、一層、力を尽くしてほしい。
大いに、期待しています。

 今や、国民の9割は、敬意をもって、自衛隊を認めています。
60年を超える歩みの中で、自衛隊の存在は、かつては、厳しい目で見られた時もありました。
それでも、歯を食いしばり、ただひたすらに、その職務を全うしてきた。
 正に、諸君自身の手で、信頼を勝ち得たのであります。

 次は、政治がその役割をしっかり果たしていかなければならない。

 全ての自衛隊員が、強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。
これは、今を生きる政治家の責任であります。私はその責任をしっかり果たしていく決意です。

 御家族の皆様。
 日々の訓練はもとより、厳しい状況の下でも、勇気を奮い立たせ、高い使命感を持って任務を遂行していく。
その拠(よ)り所は、御家族の皆様方にほかなりません。
 大切な伴侶やお子様、お父さん、お母さんを、隊員として送り出してくださっていることに、最高指揮官として、心から感謝申し上げます。

 隊員諸君。
 私と日本国民は、常に、自衛隊と共にある。
その誇りを胸に、自衛隊の果たすべき役割を全うしてください。

 自らの職責の重要性に思いを致し、気骨を持って、日本と世界の平和と安定のために、ますます精励されることを切に望み、私の訓示といたします。

平成30年10月14日
自衛隊最高指揮官
内閣総理大臣
安倍 晋三



訓示の中で取り上げられていた建村善知1等陸佐と3人のクルー(坂口弘一2等陸佐、岩永浩一陸曹長、藤永真司陸曹長)は、陸上自衛隊第1混成団第101飛行隊(航空自衛隊・那覇基地に駐屯)に所属されていました。
平成19年3月30日21時15分頃に鹿児島県知事から急患輸送の災害派遣要請を受け、那覇から鹿児島県徳之島の徳之島総合グラウンドへ向かいました。
しかし、視界不良のために徳之島空港へ航路を変更し向かう途中、天城岳の北部に墜落し4人は殉職されました。

当時は第1次安倍政権の時代でしたが、平成19年4月15日に航空自衛隊那覇基地内で行われた建村1佐はじめ4名の殉職隊員の葬送式に安倍総理が参加されました。
自衛隊の葬送式に総理大臣が自ら出席するのは異例なことなのだそうです。



この件をきっかけに急患輸送の問題点がいろいろと改善され、現場同士が直接やりとりをして患者や現地の天候などの情報を収集できるようになったり、急患を輸送する自衛隊機に医師か看護師が同乗するようになったりしました。

墜落現場の徳之島・天城岳山頂には慰霊碑が建立されました。



急患輸送を依頼した徳之島徳洲会病院の職員の方々も、毎年、墜落現場と慰霊碑の清掃活動を行っているそうです。
http://www.tokunoshima-tokushukai.com/info/100.html


こちら↓の政府インターネットテレビのサイトでは、今回の観閲式のダイジェストが見られますので、よろしければご覧ください。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg17840.html


北海道胆振東部地震・災害派遣任務を終了

2018年10月16日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
2018年9月6日に北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が発生し、防衛省・自衛隊は直後から人命救助や被災者支援を行ってきました。
10月14日17時現在、北海道庁の発表によりますと4市町で371名の方々が避難生活を送られていますが、自治体での対応が可能となったため、10月14日23時、北海道知事からの撤収要請を受け、自衛隊による全ての活動が終了しました。

地震発生からの39日間で、最大時には約25,100名の自衛官の方々が被災地で活動され、
人命救助:46名
道路啓開:約7,877m
給水支援:1,186.9t
入浴支援:24,091名
給食支援:166,963食
という素晴らしい活躍をされました。


避難所への物資の輸送支援は、10月9日をもって終了しました。










自衛隊の入浴支援 は、10月5日に終了しました。
最後まで行われていた厚真町での様子です。









期間中、各地で延べ24,091名の方々が自衛隊の入浴施設を利用されました。

自衛隊による入浴支援終了後も、各町内の入浴施設へと自衛隊が輸送支援を行っていました。










最後まで続けられていた給食支援は、むかわ町では10月13日をもって、厚真町と安平町も14日をもって終了となりました。






























自衛官の方々は支援の合間を縫って、地域の清掃活動にも協力されていたそうです。











知事からの撤収要請の翌日に投稿された、陸上自衛隊・北部方面隊のFacebookです。



「これまでのご声援に感謝致します。部隊は撤収しますが、北部方面隊は、いつ、いかなる時も道民の皆様と共にあり続けます。」という言葉と、東千歳駐屯地の入り口に設置されている「我らここに励みて国やすらかなり」と書かれたポールの画像を見た時、なんだか胸がいっぱいになってしまいました。

北海道胆振東部地震の被災地で活動された、また、後方支援にあたられた全ての自衛官・自衛隊員の皆さま、本当に本当にありがとうございました!!



北海道胆振東部地震から1か月

2018年10月07日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
北海道で震度7を観測した地震から1か月が経過しました。
5日朝には震度5弱の余震とみられる地震も発生し、1か月に300回近くと活発な余震活動が続いています。

10月6日17時現在、北海道庁の発表によりますと、6市町で437名の方々が避難生活を送られています。

地震発生から1か月が経過し、自治体が行う支援が主体となってきました。
10月5日をもって、自衛隊が行う給水支援と入浴支援は終了しましたが、給食支援は行われており、10月6日9時現在、約1,000名の自衛官の方々が被災地で活動されています。


みなさま、LOってご存知ですか?
Liaison Officerの略で、日本語に訳すと連絡幹部となります。
関係自治体や機関などとの連絡、調整を行い、災害現場に派遣される部隊の活動を支えています。










災害派遣は、現場で活動する自衛官の方たちだけでなく、このように後方から支えている方や駐屯地の留守を預かる隊員の方など、たくさんの自衛官の方々によって支えられています。


むかわ町での自衛隊による支援活動は、9月29日をもって終了となりました。










安平町での自衛隊による支援も、10月4日をもって終了となりました。
















厚真町では給水支援と入浴支援は自治体による活動へとシフトし、自衛隊による支援は給食支援が行われています。
10月4・5日には、第7音楽隊による演奏会が開かれました。

















被災地で活動されている、また、後方支援に当たられている全ての自衛官の皆さん、本当にありがとうございます!!


北海道胆振東部地震・災害派遣 続報-5

2018年09月28日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
北海道で震度7を観測した地震から3週間が経過しました。
9月27日10時現在、北海道庁の発表によりますと、厚真町で6戸が停電し、厚真町・安平町・札幌市の332戸で断水が続いています。
また、636名の方々が避難所で生活をされています。


自衛隊は9月27日8時現在、約1,000名の自衛官の方々が被災地で災害派遣任務にあたられています。


9月25日、即応予備自衛官は任務を終了し編成を解かれました。
今回の北海道胆振東部地震では255名の即応予備自衛官の方々が任務に当たられました。
ありがとうございました!










厚真町とむかわ町では、第7後方支援連隊(東千歳駐屯地)と第71戦車連隊(北千歳駐屯地)等の部隊が給食支援を行っています。










厚真町と安平町では、第11普通科連隊(東千歳駐屯地)、第7施設大隊(東千歳駐屯地)、第73戦車連隊(南恵庭駐屯地)等の部隊が給水支援を行っています。


(日高町では断水復旧に伴い給水活動を終了しました。)










厚真町、安平町、むかわ町では、第7後方支援連隊(東千歳駐屯地)、第2後方支援連隊(旭川駐屯地)等の部隊が入浴支援を行っています。


















被災地で活動されている、また、後方任務にあたられている全ての自衛官の皆さん、本当にありがとうございます!!

御嶽山噴火から4年

2018年09月26日 06時15分00秒 | 陸上自衛隊
死者58名、行方不明者5名という戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から、明日で4年となります。
噴火後、火口から半径1キロ以内で続いていた立ち入り規制が、今日から解除されると先日ニュースにもなっていました。

また、先日フジテレビで放送された「カメラがとらえた救出の瞬間~自衛隊・救助部隊知られざる戦い~」の中でも、御嶽山での災害派遣活動が取り上げられていましたので、ご覧になった方も多いかと思います。
自衛隊のことがゴールデンタイムに3時間も放送されるという、とても素晴らしい番組だったのですが、ちょっと残念なことも。
それは、災害派遣に従事した一部の部隊だけにスポットライトを当てて、他の部隊には全く触れていなかったことです。
テレビ番組の構成上、仕方ないのかもしれませんが、本当はもっと多くの部隊の自衛官の方々が、命懸けで活動されていました。

まずはこちらの陸上自衛隊広報チャンネルの動画をご覧ください。
(ご遺体の搬送場面もありますので、ご注意の上視聴いただきますようお願い致します。)

御嶽山における噴火に係る災害派遣20日間の活動



当時のことを少し振り返ってみたいと思います。

平成26年9月27日(土)11時52分に噴火が発生、14時31分には長野県知事から陸上自衛隊第13普通科連隊長に対して災害派遣要請がありました。






翌28日早朝から救助活動が始まります。
第12ヘリコプター隊(相馬原、北宇都宮駐屯地)がホイスト及び接地で23名を救助、第13普通科連隊(松本駐屯地)と第12偵察隊(相馬原駐屯地)の約170名が徒歩で登頂し、心肺停止の方4名を搬送しました。






その後、10月16日までの20日間で、延べ56名の心肺停止の方を発見、搬送しました。


























有毒ガスの噴出が続き再噴火の危険もある中、降雨によって積もった火山灰が泥濘となり行く手を阻み、更には泥濘化した火山灰が凍ってしまい捜索を妨げても、延べ7,150名の自衛官の方々は懸命に活動されました。

陸上自衛隊
相馬原駐屯地(群馬県):第12ヘリコプター隊、第12偵察隊、第12化学防護隊
新町駐屯地(群馬県):第12後方支援隊、第12施設隊
北宇都宮駐屯地(栃木県):第12ヘリコプター隊
宇都宮駐屯地(栃木県):第12特科隊
松本駐屯地(長野県):第13普通科連隊
高田駐屯地(新潟県):第2普通科連隊
新発田駐屯地(新潟県):第30普通科連隊
霞ヶ浦駐屯地(茨城県):関東補給処
駒門駐屯地(静岡県):東部方面混成団
富士駐屯地(静岡県):富士教導団
滝ヶ原駐屯地(静岡県):富士教導団
朝霞駐屯地(東京都):東部方面後方支援隊、東部方面通信群、東部方面衛生隊、東部方面警務隊
練馬駐屯地(東京都):第1後方支援連隊、第1特殊武器防護隊
立川駐屯地(東京都):東部方面航空隊、地理情報隊
木更津駐屯地(千葉県):第1ヘリコプター団
大宮駐屯地(埼玉県):中央特殊武器防護隊

航空自衛隊
百里基地(茨城県):偵察航空隊
浜松基地(静岡県):浜松救難隊
入間基地(埼玉県):入間ヘリコプター空輸隊
小牧基地(愛知県):救難教育隊、航空救難団整備群

御嶽山の噴火による災害派遣活動で、フジテレビの「カメラがとらえた救出の瞬間~自衛隊・救助部隊知られざる戦い~」の中では2つの部隊しか取り上げられていませんでしたが、実際にはこんなに多くの部隊の方々が活動されました。(漏れがありましたらご指摘ください。)
本当にありがとうございます。

10月16日18時15分、長野県知事より撤収要請を受け、自衛隊の20日間に及ぶ災害派遣活動は終了しました。

翌17日、自衛隊の宿泊場所となっていた長野県木曽郡王滝村立王滝小中学校の子どもたちが、歌で感謝の気持ちを伝えてくれたそうです。




お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。