自衛隊好きの主婦ですが、何か?

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空自航空ショーに中止要求 埼玉県鴻巣市~続報~

2018年09月18日 06時15分00秒 | 航空自衛隊
先日、こちらの記事をアップさせていただきましたが、今日はその続報です。

鴻巣商工会青年部の皆さんが主催するこうのす花火大会で、入間基地のT-4練習機の展示飛行を行おうとしたら、赤い方々から文句が出たあれです。


まずはこちらの「燃えよ!商工会青年部!! こうのす花火大会 公式ページ」のT-4練習機の展示飛行についてをご覧ください。



鴻巣商工会青年部の皆さん、ご英断だと思います。
ありがとうございます!

今からとても楽しみですね。





そんな素晴らしいニュースの陰で、こんな記事が産経新聞に載っていました。

埼玉・鴻巣モールの自衛隊イベント中止 本当は開催できた
2018.9.14 産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/180914/lif1809140029-n1.html

 埼玉県鴻巣市の「エルミこうのすショッピングモール」で8月下旬に予定され、共産党が反対していた自衛隊埼玉地方協力本部主催のイベントが中止になった問題をめぐり、自衛隊が「モールから要請を受けて中止を決めた」としながらも、モール側は「自衛隊に中止要請はしていない」と主張していることが14日、分かった。両者が産経新聞の取材に応じた。両者のいずれかが中止を求めなければイベントは開催されていたことから、同本部では改めて同じモールでイベントを実施できるかどうか検討を進めている。
 自衛隊埼玉地方協力本部さいたま地域事務所によると、イベント名は「夏休み特別企画!自衛隊と警察ふれあいフェスタ 2018」。同本部は8月20、21の両日、埼玉県警との合同採用説明会や軽装甲機動車の展示のほか、イベント時に使う子供用迷彩服の試着体験を予定していた。
 同事務所の担当者は8月15日、モールの運営会社「グンゼ開発株式会社」の担当者から連絡を受けた際、「モール側から『イベントを止めてほしい』と要請があった」としている。このため、同本部の山野正志本部長がイベント中止の方針を決定。その後、同事務所の担当者がモール側や埼玉県警に中止の意向を伝え、了承されたという。このため、同事務所では「中止の要請がモール側からなければ、イベントは実施していた」としている。
 ところが、モール側の担当者によると、同日の自衛隊側とのやりとりについて「『止めてほしい』という依頼が鴻巣市の共産党市議からあった事実を自衛隊に伝えたが、施設として中止を要請していない」と否定。
 鴻巣市の共産党市議によると、子供用迷彩服の試着体験のイベントが市民に不安を与えるとして、共産党鴻巣市委員会が8月15日にモール側に中止を求めた。中止を求めたのは同委のほか、共産党鴻巣市議団、新日本婦人の会鴻巣支部、平和遺族会鴻巣支部などだった。
 モールを所有する第三セクター「エルミ鴻巣」に約3億円を出資している市は、イベント中止の適否について「管理・運営を行っている企業が企画したもので、イベントの中止に至るまで市は一切関与していない。コメントは差し控える」としている。



ん?
これってどういうことですか?

自衛隊埼玉地方協力本部さいたま地域事務所:「モールから要請を受けて中止を決めた」

エルミこうのすショッピングモール:「『止めてほしい』という依頼が鴻巣市の共産党市議からあった事実を自衛隊に伝えたが、施設として中止を要請していない」

これは、言った言わないで収集つかなくなる系のやつですね。


私が勝手に想像しますと、

~エルミこうのすショッピングモールでの打ち合わせ~
エルミこうのすショッピングモール担当者:「共産党から『止めてほしい』という依頼が来てるんですよ、どうしたら良いんでしょう」
自衛隊埼玉地方協力本部さいたま地域事務所担当者:「わかりました。本部長と相談してきます。」

~自衛隊埼玉地方協力本部~
自衛隊埼玉地方協力本部さいたま地域事務所担当者:「本部長、共産党がエルミこうのすにイベントを『止めてほしい』と言ってきているそうです。」
自衛隊埼玉地方協力本部本部長:「そうか、じゃあ止めるしかないな」

こんな感じだったのではないでしょうか。

だから、エルミ側は「自衛隊に中止要請はしていない」と言っているし、
自衛隊側は「モールから要請を受けて中止を決めた」と言っている。

胸を張るべき気高き仕事~自衛隊高級幹部会同より~の中でも書きましたが、安倍総理が訓示で
「心無い批判にさらされたこともあったと思います。
悔しい思いをしたこともあったかもしれない。」

と仰るくらい、自衛隊の方々はこれまでも色々と言われてきたのでしょう。
今までもニュースになっていなくとも、穏便に済ませるためにと中止を決めたイベントがあったかもしれませんね。

どうしても、クレームや文句の声は大きくなりがちです。
物理的にだけでなく、マスコミ等も大きく取り上げますし。その最たるものが、沖縄の基地問題だと思います。
賛成や応援の声は、日本人の気質もあると思いますが、恥ずかしかったり誰かが言ってくれるだろうから自分が言わなくてもいいや、となりがちですよね。
でも、今回のエルミこうのすの件は新聞でも取り上げられて、エルミ側に「なぜ中止にするんだ」という声が届いたのかもしれません。

エルミ側の「『止めてほしい』という依頼が鴻巣市の共産党市議からあった」という発言を、自衛隊側が察しすぎての中止決定だったのかもしれませんし、もしかしたら保身のためにエルミが後から「施設として中止を要請していない」と言ったのかもしれません。
記事からはそこまでは分かりませんが、自衛隊埼玉地方協力本部では改めて同じモールでイベントを実施できるかどうか検討を進めているそうですから、今度こそ開催されると良いなと思います。


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空自航空ショーに中止要求 埼玉県鴻巣市

2018年08月31日 06時15分00秒 | 航空自衛隊
こんなニュースが、産経新聞に載っていました。


「子供の迷彩服試着は不安」共産党要請で自衛隊イベント中止 埼玉・鴻巣
2018.8.20産経新聞

 埼玉県鴻巣市の「エルミこうのすショッピングモール」で20、21日に予定されていた自衛隊のイベントが、日本共産党鴻巣市委員会などの要請で中止されたことが20日、分かった。
 イベントでは自衛隊の子供用迷彩服の試着体験などが行われる予定だったが、市民に不安を与えるとして同委員会が15日にショッピングモールの館長に中止を求めていた。施設側が自衛隊埼玉地方協力本部にイベントの中止を申し入れ、同本部が受け入れた。
 中止となったのは「夏休み特別企画!自衛隊と警察ふれあいフェスタ 2018」。イベントでは自衛隊や県警の合同採用説明会や軽装甲機動車の展示などが行われる予定だった。
 館長に中止を求めたのは同委員会のほか、日本共産党鴻巣市議団、新日本婦人の会鴻巣支部、平和遺族会鴻巣支部などで、同党の鴻巣市議は「商業施設で子供たちに迷彩服を試着させるのは違和感があるとの市民の声もあり、要請した」と話している。



そして、さらにこちらのニュースも。


共産市議、空自航空ショーに中止要求 「戦闘と切り離せぬ」埼玉・鴻巣 迷彩服イベントに続き
2018.8.28産経新聞

 埼玉県鴻巣(こうのす)市で10月に行われる航空自衛隊機の航空ショーについて、地元の共産党市議らが「戦闘と切り離すことはできない」として中止を求めていることが27日、分かった。主催する市商工会青年部は「中止の理由にはならない」として応じず、予定通り実施する方針。
 同市では市内のショッピングモールで今月20、21の両日、子供用迷彩服の試着体験などを予定していた自衛隊のイベントが、「商業施設にそぐわない」などとする共産党市議らの要請で中止になったばかり。「自衛隊イコール戦争」と印象づける共産党の“圧力”が目立っている。
 青年部などによると、航空ショーは10月13日の「こうのす花火大会」前に実施。航空自衛隊入間基地からジェット練習機「T-4」2機が参加する予定だ。共産党市議や新日本婦人の会鴻巣支部などは15日、花火大会を後援する市に「航空ショーは戦闘と切り離すことはできない」などと中止を申し入れ、市民団体も23日、青年部に中止を要請していた。
 青年部は「安全性は確保できている」として、実施する方針に変わりはなく、28日の青年部全体会議で確認し、市民団体側に文書で実施を伝えるという。





「航空ショーは戦闘と切り離すことはできない」
???
良く理解できないのですが、どういう理論?

T‐4って、練習機だよね?
戦闘機じゃないよね。
もしかして、何か攻撃機能でも付けられるのか?と思いましたが、Wikipediaによると、

同世代の海外の練習機では、練習機といえども有事の際には武装も施せるように出来ており、実際にT-4も試作機XT-4時代に武装ポッドによる軽攻撃試験が行われた。しかし試験の結果、12.7mm重機関銃程度では改修の手間に対して現代の軍用機が相手では大した打撃力にならないことや防衛環境の違いもあり、量産機は練習用に特化されることとなった。ただしトラベルポッド、曳航標的器、集塵ポッドなどの運用は可能である。

だそうです。
トラベルポッドは貨物スペースを持たない軍用機に荷物を運搬させるために搭載するポッドのこと、
曳航標的器は機関銃やミサイルの発射訓練のためにドローン、布製吹流し、その他の標的を曳航する航空機のこと、
集塵ポッドは放射性物質等のサンプリングを行う装置です。

攻撃能力は全くないですね。




あっ、そんなことどうでも良くて、この方たちは自衛隊の存在自体がお嫌いなんでしたっけ。
それならば、災害時や有事の際にも自衛隊に助けを求めず、自力でどうにかするというくらいの一貫性をお持ち頂きたいなと思います。


鴻巣市、そんなに共産党の勢力の強い地域なのでしょうか?
と、思って調べてみました。
鴻巣市議会は定数26、そのうち共産党の議員は2人で、割合は7.6%。

衆・参議院合わせた国会議員の定数は707、そのうちの共産党の議員数は26名で、割合は3.6%でした。
ちなみに私の住んでいるところは4.4%でした。

鴻巣市の割合の高さはなかなかすごいですね。

鴻巣市商工会青年部の皆さん、負けずに頑張ってください!


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次期政府専用機 千歳に到着

2018年08月29日 06時15分00秒 | 航空自衛隊
去る2018年8月17日、次期政府専用機が北海道・千歳基地に到着しました。

新政府専用機、北海道・千歳市の航空自衛隊千歳基地に到着
産経新聞2018.8.17

 首相や皇室の海外訪問などに使用する新しい政府専用機が17日朝、運用拠点となる航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)に到着した。新専用機はボーイング777-300ERで、運用試験や乗務員の訓練などを行う。





 現行機はジャンボ機の愛称で知られるボーイング747で平成5年に運行、今年度に引退の予定になっている。政府は故障など不測の事態に備え、予備機を含む2機を導入予定。うち1機が機体の調整や内装作業などを終え、スイス・バーゼルから16日、飛び立った。
 17日午前7時50分ごろ、主翼と尾翼に日の丸が描かれ、側面には赤い曲線があしらわれている新専用機は、新千歳空港の滑走路に着陸。自走で航空自衛隊千歳基地の格納庫に向かった。
 残り1機は12月に配備される予定。



いや~、カッコイイですね!
白地に日の丸が映えてます。
以前の直線ラインも良かったですが、曲線のラインも素敵ですね。

こちらの新型機は、今後、所要の整備や運航訓練等を経て、平成31年度から現有の政府専用機に代わって運用を開始する予定だそうです。
ボーイング777-300ERは、片道約13時間かかる米国東海岸へノンストップで飛べることや、貴賓室や執務室など要人輸送に必要な装備を設けられること、国内の航空会社が長期的に整備できることなどの理由から選ばれたのだそうです。

航空自衛隊が自前で整備をしているのかと思ったら、整備や教育はANAに委託しているとのこと、ちょっと意外でした。


ところで、現行の政府専用機は間もなく退役となります。
退役後はどうなるのでしょうか?

来年3月退役の政府専用機、空自が活用案募集 スクラップ、保存、民間機に再生?
産経新聞2018.8.18

 政府専用機の代替わりに伴い、現行機は来年3月に退役を迎える。通例なら退役後の自衛隊機はスクラップにされる運命だが、日本初の政府専用機としての歴史的・資料的価値があり、長く日本の「顔」として活躍した功労者でもある。航空自衛隊は機体の保存の可能性も含め、民間から活用のアイデア募集を始めた。



 現行機は、「ジャンボ」の愛称で知られる米ボーイングの「B747-400」。政府が平成3年に2機を約360億円で取得、空自千歳基地を拠点に平成の日本外交を支えてきた。総飛行時間は7月末で2機とも約1万6千時間に達している。
 国内で同型機を運用する航空会社がなくなり、整備委託が難しくなったため、政府は26年に後継機としてB777を選定した。現行機は30年度いっぱいで引退の運びとなった。
 空自は8月に入り、現行機の処分法について民間から提案募集を開始し、8日の説明会には15程度の企業・団体が参加した。24日に募集を締め切り、今年度内に方針を決めるという。
 自衛隊機は空自浜松広報館(静岡県浜松市)などで保存・展示されている例がある。ただ、なにぶん専用機は巨体だ。運用部隊の地元・北海道千歳市も保存の可能性を探ったが、清掃などに年間1億円超のコストが必要なことで断念した。
 空自は、改装して民間機として再生する選択肢も視野に入れる。「幅広い可能性について提案を募りたい」(広報)としている。(千葉倫之)


展示費用に年間1億円ですか!
そんなにかかるんですね。
でも、スクラップになってしまうのは悲しいです。
どうにか、保存・展示や民間機に再生できる道があると良いですね。

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航空自衛隊に初の女性戦闘機パイロット誕生!

2018年08月25日 06時15分00秒 | 航空自衛隊
2015年、防衛省は航空自衛隊の戦闘機への女性自衛官の配置制限を解除しました。

それから3年、ついに女性イーグルドライバーが誕生しました!


女性初の戦闘機パイロットが誕生…空自新田原基地で修了式「思い続けた夢がかなった」
産経新聞2018.8.23 17:29

https://www.sankei.com/west/news/180823/wst1808230075-n1.html

宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地で23日、F15戦闘機パイロットの養成課程の修了式があり、空自初の女性戦闘機パイロットとなる松島美紗2等空尉(26)ら6人が修了した。松島2尉は24日に第5航空団(新田原基地)に配属される。



空自によると、部隊での訓練を続け、早ければ半年から1年ぐらいで、領空侵犯の恐れがある航空機への緊急発進(スクランブル)に必要な資格を取得し、実任務に当たることになる。
 松島2尉は修了式後、報道陣の取材に「思い続けた夢がかなった。男性と変わらないよう、一日も早く、一人前のパイロットになりたい」と笑顔で抱負を語った。
 横浜市出身の松島2尉は、平成26(2014)年3月に防衛大を卒業し、空自に入隊。28年10月に操縦士資格を取得、戦闘機パイロットになるための訓練を続けてきた。
 空自飛行教育航空隊の植森治隊司令は「教育の中身は男性と何も変わらなかった。今後も困難な道を切り開き、彼女に続く戦闘機パイロットの目標になってほしい」と期待を寄せた。

防衛省は女性自衛官の倍増を掲げ、実質的に全ての職域で女性を起用できるよう制限を緩和している。空自は27年11月に戦闘機と偵察機のパイロットの職域制限を廃止した。


「トップガンを見て・・・」初の女性の戦闘機パイロット(18/08/23)




自衛隊には現在、約14,000名の女性自衛官がいらっしゃいます。

安倍政権の掲げる女性推進政策は、もちろん自衛隊も無関係ではなく、ほとんどの職種で配置制限が撤廃されました。

現在も制限があるのは、
陸上自衛隊:特殊武器防護隊で放射線を扱う人員、坑道中隊
海上自衛隊:潜水艦乗員
のみとなっています。

ひと昔前は、護衛艦に女性は乗務できませんでしたが、いまでは護衛艦隊司令や艦長にも女性自衛官が登用されています。
陸上自衛隊も、普通科や戦車中隊に女性自衛官が配属されています。
また現在、女性自衛官の方で階級が一番上位なのは海自と空自の将補ですが、将の誕生もそう遠くないかもしれませんね。

これからも、ますます女性の活躍の場が増えていきそうです!
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希望の芽よ大きく育て~自衛隊イラク復興支援~2003年12月

2018年05月05日 06時08分00秒 | 航空自衛隊
つい最近、日報問題で話題になった自衛隊のイラク派遣ですが、2003(平成15)年12月から始まりました。

今から15年近く前になります。

防衛省・自衛隊ホームページによりますと、

2003年5月、イラクにおける人道、復旧・復興支援を国連加盟国に要請する国連安保理決議第1483号が採択されるなど、イラク国内は、治安、生活インフラといった面で厳しい環境にあり、イラク国民による国家再建への努力に対し国際社会の支援が必要とされていました。

そこで我が国政府は、イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法に基づき、人道復興支援活動を中心とした対応措置に関する基本計画を閣議決定しました。



自衛隊は2003年12月から2009年2月までの間、イラク復興の主人公はイラク国民自身であるとの認識の下、常にイラク国民に敬意を表し、誠実に、現地の人々の目線に立った活動に努めて参りました。

とのことです。
(画像と青字の部分は防衛省・自衛隊ホームページより。以下も注釈が無い場合は同様。)


当時イラク特措法で揉めてたとか、そういう政治的な話は今回は無しで、純粋に、自衛隊がイラクでどれだけ頑張っていたのかっていうのを、イラクでの日報・日誌とともに振り返っていきたいなと思います。



2003(平成15)年12月26日、航空自衛隊の先遣隊がイラクに向けて出発しました。

それに先立ち、12月24日には愛知県の小牧基地において、編成完結式と隊旗授与式が、当時の内閣総理大臣・小泉純一郎氏もご列席のもと執り行われました。


ちっちゃくて分かりにくいけど、当時の石破茂防衛庁長官よりイラク復興支援派遣輸送航空隊の隊旗が授与されました。


小泉元首相から空自隊員へ、激励の訓示。
(画像は首相官邸ホームページより)

小泉元首相の訓示を、全文掲載しておきます。

本日、諸君のイラク復興支援に赴く編成完結式、隊旗授与式にあたり一言御挨拶申し上げます。
 
諸君は、これからイラクに赴いて、イラク人のための、イラク人の政府をつくるために、イラク国民をはじめ、世界各国は今、懸命な努力を続けている。
いわゆるイラク復興支援のために皆さんがこれから今までの能力を発揮するために国民の代表としてイラクに赴かれます。
 
日本は戦後多くの国の援助を受けて今日まで発展して参りました。
お陰様で今やアメリカについで世界第二位の経済力を持てるように発展することができました。
援助をされる側から、多くの国民の努力によって、また国際社会の協力によって、援助をすることができる立場に立ったわけであります。
今や、日本の発展と繁栄は、世界の平和の安定があってこそ成し遂げられるものであります。
自国のことのみに専念していいわけじゃありません。
他国の平和のために、復興のために力を貸していこう。
そこに日本の発展もあるんだと思っております。

諸君は、今イラク人が苦しみながらも自分達の安定した民主的な政権をつくろうとしている。
その中にあって、確かにイラクは決して安全とは言えない。
危険が伴う、困難な任務であるということを承知しながら、自ら決意して、この任務を立派に達成すると、決意を固めて、使命感に燃えて、これからイラクに赴かれようとしておられると思います。
この皆さんの決意を知り、姿を見て、最も誇らしく感じているのは、御家族の皆さんだと思います。
私は、強い使命感と自らの任務を立派に通そうと、日々厳しい訓練に耐えてきた、そして日本とは違う、気候も違う、言葉も違う、習慣も違う、厳しい状況を想定しながら、厳しい訓練に耐えてきた諸君の努力と、これからイラクに赴こうとする使命感に思いを致して、心から敬意を表したいと思います。

今後いろいろな困難に遭遇しても、日頃の訓練によって鍛えられた平常心と、そして勇気と自信をもって立派に諸君が任務を果たされることを私は確信しております。
御家族とともに、多くの国民とともに諸君がイラクにおいて立派に任務を果たされ無事帰国されることを心から祈念し、激励の言葉に代えます。




訓示を読まれて、どのような感想を持ちましたか?

平成15年当時の内閣府が行った自衛隊・防衛問題に関する世論調査の結果では、自衛隊に対する印象が良いと答えた方の割合は
80.3%(「良い印象を持っている」27.0%+「悪い印象は持っていない」53.3%)
でした。
東日本大震災が起こるまでは毎年80%ほどで推移していましたが、震災後は10ポイントほど上がり、今年発表された同調査でも「良い印象を持っている」とする方の割合が
89.8%(「良い印象を持っている」36.7%+「どちらかといえば良い印象を持っている」53.0%)
でしたので、なんとなく今よりも自衛隊に対し厳しい見方をする人が多かった当時の世相を反映している訓示だな、というのと、小泉元首相の人柄といいますか、安倍総理とはまた違った自衛隊に対する思いがあるのだろうなと、私は感じました。


航空自衛隊・イラク復興支援派遣輸送航空隊の先遣隊の20名ほどが、12月26日に成田空港から民間機で活動拠点となるクウェートや米空軍の司令部があるカタールに向けて出発しました。
年末までに順次、計48名が派遣され、1月下旬に派遣予定のC-130H輸送機の受け入れ準備や、現地の軍人との話し合い、派遣部隊の宿泊施設の建設、食糧や資材の調達についての現地業者との交渉、現地スタッフの採用など、本隊の受け入れに向けて着実に準備を進めていったそうです。

 

年末に日本を発ち、言葉も文化も宗教も気候も何もかも違う中東で、お正月も家族と離ればなれですよ!
もう1週間、派遣を延ばせなかったのかな~なんて、素人(私)は考えてしまいますが、派遣された自衛官の方々はそんなこと考えもせずに、本隊到着までの短い準備期間を、懸命に任務に邁進されたのだろうと思います。




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