まずはこちら。
日本政府がパプアニューギニア軍楽隊楽器を支援(外務省ホームページ)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/hanashi/page23_001158.html
画像は外務省ホームページより
外務省のODA政府開発援助のホームページより、平成28年7月のニューストピックから。
「パプアニューギニアで2016年6月に、日本の支援によるパプアニューギニア軍楽隊楽器整備計画の署名式が行われ、現地メディアが報じました。
日本政府は、パプアニューギニア軍楽隊が2018年開催予定のAPEC(アジア大洋経済協力会議)に向けて準備するための資金援助を実施しました。
同楽隊が32人編成の楽団になるよう楽器調達を行いますが、楽器を供与するとともに、近い将来、日本人専門家が同軍楽隊員に対し、技術訓練を行うことになっています。」
この「日本人専門家」って誰だと思います?
答えの前に、パプアニューギニアってどこだか分かりますか?
私は恥ずかしながら、あの辺?程度の認識しかありませんでした。
ざっくり言うと、オーストラリアの上の大きな島の右半分ですね(^_^;)
2月26日にパプアニューギニアでマグニチュード7.5の巨大地震が発生し、67名の方が亡くなり、被災者も14万人に上ったそうです。
地震の被害の大きな地域が、首都ポートモレスビーから離れているからか、日本ではあまり報道されてはいませんが、非常事態宣言も出されたそうで、3月2日にはJICAを通じて日本からも緊急援助物資が送られました。
これ以上、被害が広がらないことを祈っています。
地震の被害が心配なパプアニューギニアですが、今年、APECのホスト国になっています。
太平洋島嶼国では初めての開催なのだそうです。
11月には首都ポートモレスビーで、関係各国の首脳会議が開かれることになっています。
APECの式典では、吹奏楽の楽隊による演奏が不可欠ですが、パプアニューギニアにはその音楽隊がなかったのだそう。
そこで、吹奏楽のパプアニューギニア国防軍軍楽隊を新編し、APECで演奏することに。
そして話は一番最初の「日本政府がパプアニューギニア軍楽隊楽器を支援」に戻る訳です。
ODAの資料によると、パプアニューギニアは
「多部族国家であり各部族が豊かな独自の文化を有し伝統的な舞踊や民族音楽等には慣れ親しんでいるが、音楽教育や吹奏楽器等の演奏については、インターナショナルスクールなど一部の学校等で行われているのみであり、一般国民が音楽に触れる機会は必ずしも十分に提供されているとは言えない。」のだそうです。
そして、
「2018年に、『独立後最も重要』なイベントと位置付けるAPEC閣僚・首脳会議等をホストする予定であるが、こうした外交儀礼等の場面で演奏を担うパプアニューギニア軍楽隊においては、吹奏楽団の編成及び楽隊員の演奏能力の向上が喫緊の課題となっている。」と。
この資料、ちなみに2016年8月に出されたものなんですが、
「編成もこれからなのに、2年後には国際デビューかーい!」
というツッコミが聞こえてきそうですね。
日本テレビの所さんの笑ってコラえて!で、「吹奏楽の旅」と題して、高校の吹奏楽部に密着していたのをご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、あれを見てると、2年あれば余裕でしょ⁉なんて思ってません?
あの高校生たち、中には高校に入学してから楽器を始めた子もいましたが、大多数が小学生の時から吹奏楽をやってて、高校1年生でキャリア5年以上なんて人がゴロゴロいるんですからね。
そう考えると、何だか無謀なことをしようとしているような気がしてきませんか?
かくして、パプアニューギニア軍楽隊世界デビュー大作戦(私が勝手に命名)が始動する訳です。
で、「近い将来、日本人専門家が同軍楽隊員に対し、技術訓練を行うことになっています。」の、日本人専門家とは誰か?というところまで、やっと話が進んできましたよ。
というところで、次回に続く。
自衛隊こんなこともやってます~軍楽隊育成~その2
日本政府がパプアニューギニア軍楽隊楽器を支援(外務省ホームページ)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/hanashi/page23_001158.html
画像は外務省ホームページより
外務省のODA政府開発援助のホームページより、平成28年7月のニューストピックから。
「パプアニューギニアで2016年6月に、日本の支援によるパプアニューギニア軍楽隊楽器整備計画の署名式が行われ、現地メディアが報じました。
日本政府は、パプアニューギニア軍楽隊が2018年開催予定のAPEC(アジア大洋経済協力会議)に向けて準備するための資金援助を実施しました。
同楽隊が32人編成の楽団になるよう楽器調達を行いますが、楽器を供与するとともに、近い将来、日本人専門家が同軍楽隊員に対し、技術訓練を行うことになっています。」
この「日本人専門家」って誰だと思います?
答えの前に、パプアニューギニアってどこだか分かりますか?
私は恥ずかしながら、あの辺?程度の認識しかありませんでした。
ざっくり言うと、オーストラリアの上の大きな島の右半分ですね(^_^;)
2月26日にパプアニューギニアでマグニチュード7.5の巨大地震が発生し、67名の方が亡くなり、被災者も14万人に上ったそうです。
地震の被害の大きな地域が、首都ポートモレスビーから離れているからか、日本ではあまり報道されてはいませんが、非常事態宣言も出されたそうで、3月2日にはJICAを通じて日本からも緊急援助物資が送られました。
これ以上、被害が広がらないことを祈っています。
地震の被害が心配なパプアニューギニアですが、今年、APECのホスト国になっています。
太平洋島嶼国では初めての開催なのだそうです。
11月には首都ポートモレスビーで、関係各国の首脳会議が開かれることになっています。
APECの式典では、吹奏楽の楽隊による演奏が不可欠ですが、パプアニューギニアにはその音楽隊がなかったのだそう。
そこで、吹奏楽のパプアニューギニア国防軍軍楽隊を新編し、APECで演奏することに。
そして話は一番最初の「日本政府がパプアニューギニア軍楽隊楽器を支援」に戻る訳です。
ODAの資料によると、パプアニューギニアは
「多部族国家であり各部族が豊かな独自の文化を有し伝統的な舞踊や民族音楽等には慣れ親しんでいるが、音楽教育や吹奏楽器等の演奏については、インターナショナルスクールなど一部の学校等で行われているのみであり、一般国民が音楽に触れる機会は必ずしも十分に提供されているとは言えない。」のだそうです。
そして、
「2018年に、『独立後最も重要』なイベントと位置付けるAPEC閣僚・首脳会議等をホストする予定であるが、こうした外交儀礼等の場面で演奏を担うパプアニューギニア軍楽隊においては、吹奏楽団の編成及び楽隊員の演奏能力の向上が喫緊の課題となっている。」と。
この資料、ちなみに2016年8月に出されたものなんですが、
「編成もこれからなのに、2年後には国際デビューかーい!」
というツッコミが聞こえてきそうですね。
日本テレビの所さんの笑ってコラえて!で、「吹奏楽の旅」と題して、高校の吹奏楽部に密着していたのをご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、あれを見てると、2年あれば余裕でしょ⁉なんて思ってません?
あの高校生たち、中には高校に入学してから楽器を始めた子もいましたが、大多数が小学生の時から吹奏楽をやってて、高校1年生でキャリア5年以上なんて人がゴロゴロいるんですからね。
そう考えると、何だか無謀なことをしようとしているような気がしてきませんか?
かくして、パプアニューギニア軍楽隊世界デビュー大作戦(私が勝手に命名)が始動する訳です。
で、「近い将来、日本人専門家が同軍楽隊員に対し、技術訓練を行うことになっています。」の、日本人専門家とは誰か?というところまで、やっと話が進んできましたよ。
というところで、次回に続く。
自衛隊こんなこともやってます~軍楽隊育成~その2
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